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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会
プログラム

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セッション表

表内のセッション名はそのセッション情報にリンクしています.

2006年10月21日(土) [会場: 岡山理科大学]

会場名部屋午前 前半
(部門, 時間, 座長)
午前 後半
(部門, 時間, 座長)
午後 前半
(部門, 時間, 座長)
午後 後半
(部門, 時間, 座長)


第1会場 25号館
5階
22551室
16. 計測 I
9:10 - 10:28
高橋 伸夫 (岡山理大)
16. 計測 II
10:40 - 11:45
下舞 豊志 (島根大)
16. 計測 III
13:00 - 14:05
占部 逸正 (福山大)
16. 計測 IV
14:20 - 15:38
古賀 隆治 (岡山大)
特別講演

25号館 8階 ホール
16:15 - 17:15
東 恒人 (岡山理大)
懇親会

リーセントカルチャーホテル
18:30 - 20:30

第2会場 25号館
5階
22552室
18. 信号処理 I
9:20 - 10:25
古川 輝雄 (広島工大)
18. 信号処理 II
10:40 - 11:58
中西 功 (鳥取大)
18/9. 信号処理 III/弾性振動・音響・オーディオ
13:00 - 14:18
中本 昌由 (広島大)
28. その他
14:40 - 15:45
山井 成良 (岡山大)
第3会場 25号館
5階
22553室
21. コンピュータネットワーク I
9:20 - 10:25
冨里 繁 (岡山大)
21. コンピュータネットワーク II
10:40 - 11:58
長坂 康史 (広島工大)
21. コンピュータネットワーク III
13:00 - 14:05
重安 哲也 (広島国際大)
17. 制御
14:20 - 16:04
クルモフ バレリー (岡山理大)
第4会場 25号館
5階
22554室
22. パターン認識・画像処理 I
9:20 - 10:25
太田 寛志 (岡山理大)
22. パターン認識・画像処理 II
10:40 - 11:58
小林 富士男 (福山大)
22. パターン認識・画像処理 III
13:00 - 14:18
橋本 禮治 (岡山理大)
22. パターン認識・画像処理 IV
14:30 - 15:48
薮木 登 (津山高専)
第5会場 25号館
5階
22555室
22. パターン認識・画像処理 V
9:20 - 10:25
尾崎 亮 (岡山理大)
22. パターン認識・画像処理 VI
10:40 - 11:58
尾関 孝史 (福山大)
22. パターン認識・画像処理 VII
13:00 - 14:05
小西 亮介 (鳥取大)
19. 情報数理
14:20 - 15:51
大江 貴司 (岡山理大)
第6会場 25号館
4階
22541室
23. ファジィ・AI・GA I
9:20 - 10:25
片山 謙吾 (岡山理大)
23. ファジィ・AI・GA II
10:40 - 11:58
上田 祐彰 (広島市立大)
23. ファジィ・AI・GA III
13:00 - 14:05
宮原 哲浩 (広島市立大)
20. 計算機工学
14:20 - 15:12
籠谷 裕人 (岡山大)
第7会場 25号館
4階
22542室
24. ニューラルネット I
9:00 - 10:31
中島 弘之 (近大)
24. ニューラルネット II
10:40 - 12:11
奈良 重俊 (岡山大)
27. 教育・研究
13:00 - 14:44
宮地 功 (岡山理大)

第8会場 25号館
4階
22543室
25. 情報処理 I
9:20 - 10:25
北川 文夫 (岡山理大)
25. 情報処理 II
10:40 - 11:58
加藤 隆 (岡山県立大)
25. 情報処理 III
13:00 - 14:18
谷口 秀夫 (岡山大)
25. 情報処理 IV
14:30 - 15:48
甲本 卓也 (岡山大)
第9会場 25号館
4階
22544室
25. 情報処理 V
9:10 - 10:28
上嶋 明 (岡山理大)
25. 情報処理 VI
10:40 - 11:58
岩本 宙造 (広島大)
1. 基礎理論 I
13:00 - 14:05
森川 良孝 (岡山大)
1. 基礎理論 II
14:20 - 15:38
林坂 弘一郎 (広島大)
第10会場 25号館
3階
22531室
26. 計算機応用 I
9:00 - 10:18
島田 英之 (岡山理大)
26. 計算機応用 II
10:30 - 12:01
横田 一正 (岡山県立大)
26. 計算機応用 III
13:00 - 14:18
大西 荘一 (岡山理大)
26. 計算機応用 IV
14:30 - 16:01
田岡 智志 (広島大)
第11会場 21号館
1階
22111室
13. 電子回路 I
9:00 - 10:31
田丸 啓吉 (岡山理大)
13. 電子回路 II
10:40 - 12:11
沖根 光夫 (広島工大)
12. 光・量子エレクトロニクス I
13:00 - 14:31
香川 直己 (福山大)
12. 光・量子エレクトロニクス II
14:40 - 15:58
松原 正則 (岡山理大)
第12会場 21号館
1階
22112室
2. プラズマ・放電・高電圧 I
9:50 - 10:55
崎山 智司 (山口大)
2. プラズマ・放電・高電圧 II
11:10 - 12:02
内藤 裕志 (山口大)
2. プラズマ・放電・高電圧 III
13:00 - 14:05
山崎 勉 (呉高専)
2. プラズマ・放電・高電圧 IV
14:20 - 15:51
植月 唯夫 (津山高専)
第13会場 21号館
1階
22113室
3. 電気・電子材料 I
9:10 - 10:28
秋山 宜生 (岡山理大)
3. 電気・電子材料 II
10:40 - 11:58
福間 眞澄 (松江高専)
3. 電気・電子材料 III
13:00 - 14:05
原田 直幸 (山口大)
3. 電気・電子材料 IV
14:20 - 15:25
伊藤 國雄 (津山高専)
第14会場 21号館
1階
22114室
4. 電気機器・電気応用 I
9:00 - 10:31
安藤 詔生 (福山大)
4. 電気機器・電気応用 II
10:40 - 11:58
栗延 俊太郎 (福山大)
4. 電気機器・電気応用 III
13:00 - 14:18
舩曳 繁之 (島根大)
4. 電気機器・電気応用 IV
14:30 - 15:48
村瀬 暁 (岡山大)
第15会場 21号館
1階
22115室
6. 照明・視覚
9:40 - 10:32
玉野 和保 (広島工大)
5. パワーエレクトロニクス I
10:50 - 11:55
平木 英治 (山口大)
5. パワーエレクトロニクス II
13:00 - 14:05
渡辺 修治 (松江高専)
5. パワーエレクトロニクス III
14:20 - 15:25
飯田 隆彦 (岡山理大)
第16会場 21号館
2階
22124室
7. 電力系統 I
9:20 - 10:25
造賀 芳文 (広島大)
7. 電力系統 II
10:40 - 11:45
永田 武 (広島工大)
7. 電力系統 III
13:00 - 14:05
歌谷 昌弘 (広島国際学院大)
8. 発送配電・新エネルギー
14:20 - 15:25
杉原 弘章 (中国電力)
第17会場 21号館
2階
22125室

10. 通信システム I
10:30 - 11:48
稲井 寛 (岡山県立大)
10. 通信システム II
13:00 - 14:18
棚田 嘉博 (山口大)
10. 通信システム III
14:30 - 15:48
横平 徳美 (岡山大)
第18会場 21号館
2階
22126室
11. アンテナ・電磁波 I
9:20 - 10:25
大久保 賢祐 (岡山県立大)
11. アンテナ・電磁波 II
10:40 - 11:45
久保 洋 (山口大)
11. アンテナ・電磁波 III
13:00 - 14:18
佐薙 稔 (岡山大)
11/14. アンテナ・電磁波 IV/テレビジョン
14:30 - 15:48
武田 文雄 (岡山理大)
第19会場 21号館
2階
22121室

15. 医療電子・生体工学 I
10:50 - 11:55
山本 秀樹 (岡山大)
15. 医療電子・生体工学 II
13:00 - 14:05
松野 浩嗣 (山口大)
15. 医療電子・生体工学 III
14:20 - 15:25
米澤 良治 (広島工大)



論文一覧

(「*」印は講演予定者を表す)

2006年10月21日(土)

部門: 16. 計測 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:10 - 10:28
部屋: 25号館 5階 22551室 (→地図)
座長: 高橋 伸夫 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)

16-1 (時間: 9:10 - 9:23)
題名LSI電源系インピーダンスにおける内部回路動作状態依存性の実験的検証
著者*大島 裕一郎 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 大崎 瑛弘, 中村 克己 (岡山大学大学院自然科学研究科), 五百旗頭 健吾, 豊田 啓孝, 古賀 隆治 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 和田 修己 (京都大学大学院工学研究科)
Pagep. 1
KeywordLSI電源系インピーダンス, LECCS-coreモデル
AbstractLSI内部回路動作状態による内部インピーダンスの変化を実験的に検証した。LSIには内部プログラムの動作状態が複数あり、内部インピーダンスはLSI内部回路動作状態によって変化するといわれている。複数のLSI内部回路動作状態において内部インピーダンスを測定した結果、LSI内部回路動作状態によって内部インピーダンスは変化した。電源非供給時は低周波でのCが大きく、リセット状態は共振のQが小さくR成分が大きかった。周波数による変化を見ると、100MHz以上の高周波では動作周波数によるインピーダンス変化が小さかったのに対し、低周波域では変化が大きかった。

16-2 (時間: 9:23 - 9:36)
題名多電源LECCS-coreモデルの等価内部電流源間位相差がモデル精度に与える影響の検証
著者*周 媛媛, 中村 克己 (岡山大学大学院自然研究科), 五百旗頭 健吾, 豊田 啓孝, 古賀 隆治 (岡山大学工学部), 和田 修己 (京都大学大学院工学研究科)
Pagep. 2
Keyword多電源ピンLSI, LECCSモデル, EMC
Abstract岡山大学のEMCグループは、多電源ピンLSIの電源系に発生する高周波電流を予測するLECCS-coreモデルを提案している。またそのモデルパラメータであるインピーダンスおよび等価内部電流源を、Sパラメータ測定および電流測定をもとに決定する手法を提案している。 本報告では、特に等価内部電流源について議論する。 多電源ピンLSIのLECCS-coreモデルでは、各電源端子電流は複数の内部電流源の重ね合わせで表現される。 この重ね合わせにおいて、電流源間の位相差を考慮した場合と考慮しなかった場合とで、電源端子電流の精度に有意な差異が発生するかどうかを検討する。 本報告では、DUTとして3種類の電源を有するマイクロコントローラH8/3694F(ルネサステクノロジ)を使用する。

16-3 (時間: 9:36 - 9:49)
題名電磁鋼板の厚さ方向圧縮力が磁気特性に及ぼす影響の検討
著者*財前 善彰, 松岡 克典, 宮城 大輔, 高橋 則雄 (岡山大学)
Pagep. 3
Keyword圧縮応力, 磁気特性

16-4 (時間: 9:49 - 10:02)
題名WBFC法を用いたオペアンプのコモンモード雑音耐性の検討
著者香川 直己, *岩原 範英 (福山大学 工学部)
Pagep. 4
KeywordWBFC, コモンモード雑音, オペアンプ, 雑音耐性
Abstract電子回路基板や半導体のコモンモード雑音耐性の測定法としてWBFC(Workbench Faraday Cage)法がある1).これは,金属筐体を利用して試験対象にコモンモード電圧を加えその耐性を評価するものである.今回,WBFCによるコモンモード雑音耐性測定におけるICのオフセット電圧の違いによるコモンモードノイズに対する耐性について実験を行い直流分から検討したので報告する。

16-5 (時間: 10:02 - 10:15)
題名レーザ吸収分光分析法による長時間測定可能なガスフラックス計測システムの開発
著者香川 直己, *周藤 正樹 (福山大学 工学部)
Pagep. 5
Keywordガスフラックス, 吸収分光, シンチレーション, レーザ, 長時間測定
Abstract我々は、開放大気を対象とした吸収分光分析法(LAS)と、レーザ光線の大気揺らぎによるシンチレーションを利用した風向風速計測法を同時運用した一次元空間の水蒸気フラックス計測を行っている。この測定は渦相関法を応用したものである。実時間測定におけるガス濃度の変動、風速変動を捉えことが可能であり、定性的ではあるが相関が認められた。しかしながら、システムの制約上、連続長時間測定することが不可能であった。そこで、現在開発中の長時間連続測定可能な測定系について述べる。

16-6 (時間: 10:15 - 10:28)
題名キネマティックGPSの長基線長における2周波型測位精度について
著者奧田 邦晴, *永井 裕, 川崎 潤二, 酒出 昌寿 (水産大学校)
Pagepp. 6 - 7
KeywordキネマティックGPS, 長基線長, 年間測位精度, 2周波処理, 電離層遅延
Abstract キネマティックGPSの高い測位精度を維持するための基準局からの基線の長さは、普通10kmまでと言われている。これは電離層を電波が通過するときの伝搬遅延が基準局と利用者局とで異なることによるところが大きい。そのため、長い基線長の時には、2周波を利用して電離層遅延量を測定すれば、測位精度を向上することができるとされている。今回、長い基線長における1周波処理と2周波処理の測位結果を1年間を通して解析し、季節、昼間、夜間における測位精度を定量的に示すことができたので報告する。


部門: 16. 計測 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:45
部屋: 25号館 5階 22551室 (→地図)
座長: 下舞 豊志 (島根大学 総合理工学部 電子制御システム工学科)

16-7 (時間: 10:40 - 10:53)
題名MCNPXによる環境中性子の水環境の影響評価
著者*梶田 義人, 勝部 秀一, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学工学部電子電気工学科)
Pagep. 8
Keyword環境中性子

16-8 (時間: 10:53 - 11:06)
題名液体シンチレータによる高エネルギー宇宙線中性子スペクトルの測定
著者*顧 旭東, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学/工学部)
Pagep. 9
Keyword液体シンチレータ, 中性子, 高エネルギー
Abstract液体シンチレータを使用して、波形弁別法により中性子を測定して来た。波高分布からエネルギースペクトルを得るために、SCINFULモンテカルロコードにより応答関数が作成されているが最大62MeVまでのエネルギーしか計算できないため、高エネルギー宇宙線中性子のエネルギースペクトルを得ることはできなかった。本研究では、SCINFULによる計算結果を外挿し、高エネルギーの中性子に対する応答関数を作成、高エネルギーまで中性子のエネルギースペクトルを評価した。

16-9 (時間: 11:06 - 11:19)
題名平板型プラスチック検出器を用いた宇宙線荷電粒子の方角別方向測定
著者*高橋 直輝, 近村 大輔, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学工学部電子電気工学科)
Pagep. 10
Keyword方向測定, 環境測定, 宇宙線荷電粒子, 東西効果, 平板型シンチレーター
Abstract地上で観測される宇宙放射線には、μ粒子・電子などの荷電粒子と光子・中性子などの非荷電粒子がある。荷電粒子はフレミングの法則に従って進路が曲げられる。また大気を通過する間の大気による吸収のため、方位および天頂角によって強度が異なる。粒子の方向分布に偏りがある場合、単位面積あたりの粒子数と検出器の面積の積が測定される粒子数なので平板型検出器を傾けて使用すれば粒子の方向分布を得ることができる。本研究では宇宙線の東西効果を研究するために平板型検出器を使用し、その方位・角度別の宇宙線荷電粒子の波高分布からその偏りの特徴を検討した。

16-10 (時間: 11:19 - 11:32)
題名モンテカルロ法による平板型プラスチック検出器の応答関数の作成
著者*近村 大輔, 高橋 直輝, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学 工学部 電子・電気工学科)
Pagep. 11
KeywordEGS4, モンテカルロ法, 宇宙線荷電粒子, 方向情報
Abstract地上で観測される宇宙放射線には、μ粒子・電子などの荷電粒子と光子・中性子などの非荷電粒子がある。荷電粒子成分は地球磁場によって曲げられるため、検出器を向ける方角によって測定結果に偏りが生じる。方向情報を評価するためには波高分布から方向情報を得るための応答関数が必要である。本研究では測定結果から方向分布を評価するために、天頂角度0度〜90度方向からμ粒子及び電子が入射した時の波高分布の特徴を調べ、応答行列を作成した。

16-11 (時間: 11:32 - 11:45)
題名応答関数の誤差が中性子エネルギースペクトルに与える影響
著者*勝部 秀一, 梶田 義人, 佐川 宏幸, 占部 逸正 (福山大学 工学部 電子電気工学科)
Pagep. 12
Keyword応答関数, エネルギースペクトル, 逆行列, 遂次近似
Abstract福山大学でボナーボール型検出器を用いて環境中性子のエネルギースペクトルを測定している。検出器の感度を応答関数として、測定して得られたカウント数からエネルギースペクトルを求めるが、エネルギースペクトルには統計誤差などに起因する誤差が含まれる可能性がある。本研究ではアジャストメントした環境中性子のエネルギースペクトルの誤差を評価するために、応答関数に含まれる誤差が中性子エネルギースペクトルに与える影響を逆行列と遂次近似法により評価した。


部門: 16. 計測 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 25号館 5階 22551室 (→地図)
座長: 占部 逸正 (福山大学 電子・電気工学科)

16-12 (時間: 13:00 - 13:13)
題名衛星データを用いた松江・出雲地域の土地被覆分類:Landsat TM有効バンドの検討
著者*野々原 伸吾 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 13
Keywordリモートセンシング, 土地被覆分類, Landsat, 画像解析
Abstractリモートセンシングで最も一般的な解析は,衛星画像を用いた土地被覆分類である.本研究では,Landsat TMデータを用いて出雲・松江地域の土地被覆分類図を作成し,この地域における環境経年変化解析を行う.そこで,高い精度の土地被覆分類図を作成するため有効バンド選定に着目し,有効バンド選定が分類精度に与える影響について検討を行った.まず,各カテゴリーにおけるDNのバンド間相関を求め有効バンドを選定した.そして,有効バンドを用いない場合と用いた場合の分類結果から目視判読による分類精度評価を行った結果,有効バンド選定は分類精度に大きく影響することがわかった.

16-13 (時間: 13:13 - 13:26)
題名差減衰法と減衰補正Z-R法による降雨強度推定の精度比較
著者*浅井 孝 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 14
Keyword二周波降雨レーダ, 降雨強度推定, 差減衰, 表面参照法
Abstract降雨レーダでは,通常レーダ反射因子Z からZ-R関係を用い降雨強度が推定される.しかしZ-R関係は雨滴粒径分布により大きく変化するため,一般にZ-R関係を用いる方法(Z-R法)はあまりよい推定とは言えない.本研究では,ディスドロメータで測定された雨滴粒径分布を用いて,仮想的な降雨プロファイルを構成し,衛星搭載2周波レーダの観測シミュレーションを行う.2周波降雨レーダにおいて最も基本的な差減衰を用いた降雨強度推定の精度を,表面参照法を用いたZ-R法の推定精度と比較しながら評価する. 差減衰法を用いて推定された降雨強度とディスドロメータにより導出された降雨強度の相関は比較的良いことがわかった.

16-14 (時間: 13:26 - 13:39)
題名衛星搭載レーダ観測における降雨非一様性の影響評価:熱帯域降雨についての検討
著者*太田 隆史 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 15
Keyword降雨観測, Xバンドレーダ, 季節内変動, 熱帯域
Abstract 熱帯域の降雨は地球上の降雨の約2/3を占めており,地球の気象活動に多大な影響を与える.海洋や密林の多い熱帯域では,地上からの観測が困難である.そのため,衛星搭載レーダを用いた宇宙からの観測が必要不可欠である.現在では熱帯降雨観測衛星TRMMに搭載された降雨レーダ(PR)によって地球規模での降雨観測が行われている.しかし,降雨非一様性の影響によりレーダによって推定される降雨強度と実際の降雨強度に誤差が生じてしまう.  今回,インドネシアに設置されたXバンドレーダによって得られる観測値を用い,赤道大気の季節内変動に伴う降雨構造の変化と衛星搭載降雨レーダによる降雨強度推定への影響を示した.

16-15 (時間: 13:39 - 13:52)
題名ラジオメータによる水蒸気密度推定に与える雨・雲の影響
著者*竹安 晋太郎 (島根大学 大学院 総合理工学研究科 電子制御システム工学専攻 遠隔計測研究室), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学 総合理工学部)
Pagep. 16
Keywordラジオメータ, 輝度温度, 降雨判定

16-16 (時間: 13:52 - 14:05)
題名バイスタティックライダによる水雲粒子径測定原理の検証
著者*小林 隆, 五百旗頭 健吾 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 杉本 伸夫 (国立環境研究所), 豊田 啓孝, 古賀 隆治 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科)
Pagep. 17
Keywordバイスタティックライダ, 水雲, 粒子径, ミー散乱理論
Abstractバイスタティックライダを用いた水雲の雲底付近における粒子径を測定する手法が提案されており、著者はその測定原理を検証する。提案された原理はミー散乱理論を利用している。平行と垂直の偏光成分PrとPlをそれぞれ独立に受信することの出来る受信器2台を2つの散乱面が直行するように設置し、送信光の偏光を散乱面に対して平行及び垂直に調整して各受信信号の比Pr/Plを求める。次に偏光を両散乱面に対し45度にして同じくPr/Plを求め、その2つの結果が等しくなるかを実験により検証する。構成した送受信系の精度を検証した結果、両受信器でのPr/Plは同じ傾向を示したが、値は一致していなかった。そこで、PMT感度較正の精度を再確認したうえで、検証実験を行う。


部門: 16. 計測 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:38
部屋: 25号館 5階 22551室 (→地図)
座長: 古賀 隆治 (岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻)

16-17 (時間: 14:20 - 14:33)
題名A Simplified Estimation Method for Environmental Noises Based on Independent Component Analysis
著者*Yasuo Mitani, Kazuhiro Tsutsumoto (Fukuyama University), Noboru Nakasako (Kinki University)
Pagepp. 18 - 19
KeywordIndependent Component Analysis, Environmental Noise, Mixture of Several Noise Sources
AbstractPaying attention to the actual environmental noise, it is very often that an objective noise fluctuation is often contaminated by the other noise sources. That is, in the actual acoustic measurement, the acoustic signal is measured by a sound level meter under the mixture of several noise sources. On the other hand, the estimation of the probability distribution function of environmental noise is essential in the field of noise evaluation and/or regulation problems, since almost all indices such as Leq and Lx can be evaluated through this probability distribution. In this paper, we propose a probabilistic estimation method for the objective noise using Independent Component Analysis (ICA). Finally, the effectiveness of the proposed method has been experimentally confirmed by applying it to actual noise data.

16-18 (時間: 14:33 - 14:46)
題名振幅制限を受けた非ガウス形観測データに基づくピーク値分布推定法
著者*谷田 眞 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 南原 英生 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagepp. 20 - 21
Keyword振幅制限, 非ガウス, ピーク値分布
Abstract不規則変動波形に関する各種の統計量は、一般に実測データに基づいて算出される。しかし、実際の計測状況では、原波形の上部や下部が振幅制限を受けてデータ記録され、元の波形に関する統計情報を正確に算出することが困難となる場合がある。このような見地から、いままでに振幅制限を受けた観測波形に基づいて、振幅制限の影響を軽減した各種の統計量を推定する手法について研究してきた。本報告では、特に、振幅制限を受けて高レベル情報が損失した観測波形から、元の波形のピーク値分布を推定する方法について考察する。具体的には、振幅分布の展開係数のみに基づいた、ピーク値分布の展開表現を新たに導出し、この分布を基にピーク値分布の推定を行う。さらに、導出したピーク値分布評価式からピーク値の平均値を推定する。

16-19 (時間: 14:46 - 14:59)
題名自律移動支援システムの開発
著者*武内 保憲 (中国電力), 河野 公則, 河野 実則 (アール・シー・エス)
Pagep. 22
Keyword歩行者ITS, ZigBee, 2.4GHz, 位置標定
Abstract今回,ZigBeeを用いた基地局および受信機を試作し,標定精度確認のための実験を行ったところ,現在の位置を±10cm程度の精度で標定することができたので,その概要を報告する。

16-20 (時間: 14:59 - 15:12)
題名運動能力測定用パワー測定器の設計と開発
著者*玉真 昭男, 富田 寿人 (静岡理工科大学 理工学部情報システム学科)
Pagepp. 23 - 24
Keywordパワー測定器, 運動能力測定, 自転車エルゴメータ, ロータリエンコーダー, FPGA
Abstractトレーニング用自転車エルゴメータを使って、スポーツマンの運動能力を測定することを目的としたパワー測定器を開発した。スピードスケートの日本ショートトラック・ナショナルチーム・コーチ陣の要望を取り入れ、選手の体力測定に対応した機能も備えている。すでにナショナルチーム用に1号器を開発・供給しており、オリンピックレベル選手の体力測定に使われてきた。今回、体力測定だけでなくトレーニングにも使える機能を追加し、USBインタフェースを備えた2号器の開発を行った。

16-21 (時間: 15:12 - 15:25)
題名散乱波による周期的に配列された複素屈折率ターゲット形状の推定
著者*豊島 正光, 武次 潤平, 榊原 勝己, 山北 次郎 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagep. 25
Keyword周期構造, 複素屈折率, 散乱波
Abstractレーザ光による散乱パターンの測定値を計算処理することによって,周期的に配列された複素屈折率ターゲットの形状推定法について検討している.ターゲットの形状測定には微分干渉顕微鏡による干渉を用いるものや電子顕微鏡によるSEM技術などが知られているが,ターゲットが多数のパターンの繰り返しからなり,それらの平均の大きさを求めたい場合には多大な時間を要する欠点がある.本報告では,周期的に配列された複素屈折率ターゲットからの基準散乱パターンと実際の測定値との差を検出することによってターゲットの形状欠陥を瞬時に推定する方法の可能性について述べる.

16-22 (時間: 15:25 - 15:38)
題名大気イオン濃度測定器湿気除去による絶縁度向上の対策
著者*上村 武司 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 山本 勲 (岡山理科大学工学部情報工学科), 酒井 和也, 寄本 満帆 (岡山理科大学工学部), 阿座上 孝 (岡山理科大学)
Pagep. 26
Keywordイオン濃度, ゲルディエン型, 定量化
Abstract大気中のイオン濃度を連続的に計測するために、ゲルディエン型イオン濃度測定器を使用している。長期間計測していると、絶縁物の表面が汚れ、イオン濃度の測定の性能が劣化する。この劣化の度合いを定量化する方法を模索する。


部門: 18. 信号処理 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 25号館 5階 22552室 (→地図)
座長: 古川 輝雄 (広島工業大学工学部 電気・デイジタルシステム工学科)

18-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名緩和問題による下界値評価を用いた誤差フィードバック回路の有限語長設計
著者*中本 昌由, 前嶋 勇志, 雛元 孝夫 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 27 - 28
Keyword誤差フィードバック回路, 緩和問題, 下界値評価, 丸め雑音低減化, 巡回型ディジタルフィルタ
Abstract固定小数点演算のディジタルフィルタをハードウェア上で実現する場合,積和演算の丸めによる雑音が発生し,フィルタ特性を劣化させる.この雑音の低減化技法として,フィルタ量子化器に誤差フィードバック(FB) 回路が知られている.ただし,実際の誤差FB回路の各係数は有限語長で表す必要があるので,本論文では誤差FB 係数を有限語長で最適化する方法について論じる.ここでは,緩和問題による下界値評価を用いた分枝限定法を誤差FB回路の設計問題に応用し,最適な有限語長係数を設計する.本設計法の特長は,設計された離散係数の最適性が保証され,比較的短時間で厳密解が得られる点にある.数値例では,本アルゴリズムを用いて設計した有限語長誤差FB回路の有効性を検証している.

18-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名離散ウェーブレット変換を用いた電子透かし法に対する新しい鍵系列の提案
著者*藤本 卓, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科), 土井 章充 (広島工業大学情報学部), 雛元 孝夫 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 29 - 30
Keyword電子透かし, 離散ウェーブレット変換, 著作権保護, 鍵系列, HVS
Abstract近年,コンピュータネットワークの普及に伴い,著作権を無視した不正コピーが増加傾向にあり,著作権保護が重要な問題となってきている. 電子透かしは,対象のディジタルコンテンツに透かしデータを埋め込むことによって著作権を保護する手法である. 本研究では,離散ウェーブレット変換を用いた相関利用型電子透かし法に対し,鍵とIDの偽造を防止するための新しい手法を提案する.また,各種攻撃の耐性を高めるための鍵の設計法についても述べる.

18-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名スケーリングを考慮したIIRディジタルフィルタの有限語長設計
著者*吉屋 剛, 中本 昌由, 雛元 孝夫, 奥 正基 (広島大学大学院工学研究科複雑システム制御論研究室)
Pagepp. 31 - 32
KeywordIIRディジタルフィルタ, 有限語長設計, スケーリング, 分枝限定法
Abstractディジタルフィルタをハードウェア上で実現する場合,係数の離散化によって係数量子化誤差が発生する.また,フィルタの加算器において,オーバーフローが発生する場合がある.オーバーフロー抑圧の手段としてスケーリングが有効である. 本研究ではフィルタ係数だけでなく,スケーリング係数も離散値で設計する方法を提案する.繰り返し最適化法によって2次形式の行列とベクトルを求めておき,次いで探索範囲を限定するためにLagrangeの未定乗数法を用いて下解値を評価しつつ離散最適化を行う.次にスケーリング係数を離散値で求めておき,理想周波数応答にその逆数を乗じて修正することによって,再度フィルタ係数を設計する.

18-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名Wavelet変換による歯音の検出とハードウェア化に関する研究
著者*渡邉 文浩, 葛目 幸一 (弓削商船高専)
Pagep. 33
KeywordWavelet, 歯音, 信号検出
Abstract現在、我々は「歯の接触音(歯音)を用いたユーザインターフェース」の開発に取組んでいる。本インターフェースは歯音を骨伝導マイクで検出し歯音の有無で環境制御システムを実現するインターフェースであり、特に頭部より下部に障害を持つ重度な障害者のユーザインターフェイースとして有用な装置である。これまでの研究で、歯音の音響特性の基礎解析、FPGAを用いたハードウェア化を行い、インターフェースの基本動作を確認した。しかし、実使用状態では、歯音を検出する骨伝導マイクに、ユーザの音声や電源ノイズなどの雑音の影響により誤動作することが明らかになった。本研究では、ウェーブレット変換を用いて雑音が混入した信号からの歯音検出とそのハードウェア化の検討を行った。ハードウェア化を実現するためには、小規模のハードウェア量で歯音の高い検出精度をもつウェーブレット変換法を開発する必要がある。本報告では、2種類のスプラインウェーブレットを用いて、Dyadicウェーブレット解析を行い、歯音検出に関する基礎的検討を行った。

18-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名振幅情報に基づく非ガウス形不規則信号の簡易的ピーク値分布評価法
著者*中村 大輔 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 南原 英生 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagepp. 34 - 35
Keywordピーク値, 非ガウス, 広帯域
Abstract不規則信号におけるピーク値分布の統計的評価は,地震波などの分析,騒音・振動など多くの分野で応用されている。一般に,レベル交差情報は瞬時値と一階微分値から評価可能であるが,ピーク値分布の評価には瞬時値,一階微分値に加えて二階微分値の情報までも必要とする。既発表では,振幅分布が非ガウス形であり,周波数帯域が広帯域であってもレベル交差情報に基づいて,二階微分情報を用いない形でピーク値分布が近似的に評価可能であることが示されている。本手法では,従来法よりも少ない計算量で精度の良いピーク値分布評価手法を,従来法に対し一階微分波をガウス分布で近似するという形で提案し,本手法の有効性をディジタルシミュレーションによって確認する。


部門: 18. 信号処理 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 5階 22552室 (→地図)
座長: 中西 功 (鳥取大学工学部電気電子工学科)

18-6 (時間: 10:40 - 10:53)
題名光ディスクの誤り解析の一考察
著者*田中 敬大, 谷本 繁弘 (広島工業大学), 田中 邦麿 (帝京平成大学), 古川 輝雄 (広島工業大学)
Pagep. 36
Keyword光ディスク, DVD, 誤り計測
Abstract CDやDVDなどの光ディスクを家庭内で使用する時、機器への装着や保管時の指紋やゴミ、傷などの付着が再生データの信頼性を劣化させる恐れがある。この視点から多数のDVD-RAMディスクにて誤りの計測と以下の項目の解析評価を行った。検討評価した項目は、(1)現状システムのECC符号フォーマットの有効性(PI軸インタリーブ長50〜250バイト、PO軸200〜40バイトの組合せ)、(2)ECCの復号アルゴリズムの効果と能力評価(繰り返し訂正復号とイレージャ訂正復号)、(3)装着や保管時に発生する誤りの種類の影響(ポテトチップ油、チョコ、コーヒーの各指紋誤り、室外放置誤り、泥水汚染誤り)である。この結果、RS積符号のインターリーブ長とPI,PO符号間距離を適切に選び、イレージャ訂正復号を行うことの有効性が確認できた。

18-7 (時間: 10:53 - 11:06)
題名光ディスククリーニング方法の一検討
著者*谷本 繁弘, 田中 敬大 (広島工業大学), 田中 邦麿 (帝京平成大学), 古川 輝雄 (広島工業大学)
Pagep. 37
Keyword光ディスク, DVD, クリーニング, 誤り計測
AbstractCDやDVDなどの光ディスクストレージが家庭用動画レコーダとして用いられつつあるが、メディアの使用環境が家庭内になるためその取り扱い過程で指紋やゴミ、傷によるデータの信頼性が劣化する。今回、信頼性を回復させるためのディスククリーニング法と効果の実験検証を行った。水洗時間(3秒、6秒)、水温(25℃、45℃、70℃)、水圧( 弱、強)の条件にて、多数のDVD-RAMディスクにおいて、ポテトチップス油、チョコレート、コーヒーの各指紋誤りに対する簡易水洗クリーニング法での誤り計測を行った。クリーニング前ではドライブのサーボエラーにより計測不可のディスクのほとんどが、適当な水圧で3秒程度の水洗を行うことにより、訂正後誤りをほぼゼロに出来ることがわかった。また、洗浄水の温度の影響よりも水圧を上げてクリーニングを行うほうが、比較的クリーニング効果が大きかった。

18-8 (時間: 11:06 - 11:19)
題名動的輪郭モデルを用いた読唇母音認識システムの開発
著者*和谷 優一, 中邨 覚 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 38
Keyword読唇母音認識, 動的輪郭モデル, FPGA
Abstract工場内など高雑音環境下でも,製造装置や搬送用ロボットなどを制御したい場面がある.発話時の唇形状を認識する,いわゆる読唇手法では周囲の雑音の影響は全くなく,使用する人が特別な訓練をする必要がないなどの有利な点があり有効な手法の一つと考える.本稿では読唇母音認識システムとして,唇領域抽出から母音認識までの処理をハードウエアとして実現することを考える.動的輪郭モデルを用いて唇領域を抽出し,唇の大きさの変化に対応できるように正規化を行う.そして,認識には3層型ニューラルネットワークを用いる.ハードウエア化することにより高速処理とシステムの小型化に成功した.実験では約72%の認識率を得ることができ,有効性を確認した.

18-9 (時間: 11:19 - 11:32)
題名テレビ会議用ビデオカメラのパノラマ映像生成に関する研究
著者*上杉 徹, 米本 良 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 39
Keywordパノラマ映像, FPGA, FFT
Abstract我々が開発しているテレビ会議用のビデオカメラは,会場全体の映像を表示するために,3つのNTSCビデオカメラを用いてパノラマ映像を生成している.パノラマ映像生成の際には,左と中央,中央と右の映像の各々の境界領域で結合位置を自動で検出し,最適な位置に映像を補正する自動補正処理を行う.その処理方法として,Alistair J. Fitchらが提案したFast Robust Correlation手法を用い,FPGAボード上でそのハードウエア実現を行った.ハードウエア実現には,FFTを用い,128×256の画像2枚に対し,およそ1.5×108クロック必要で,48MHzのクロックでは処理時間が約2.9秒であった.

18-10 (時間: 11:32 - 11:45)
題名2入力スペクトル・サブトラクション法のDSPへの実装
著者*清水 忠昭, 川口 大介, 吉村 宏紀 (鳥取大学工学部)
Pagep. 40
Keywordスペクトル・サブトラクション, 雑音除去, DSP
Abstract近年,カーナビゲーションなどの装置において,音声認識が実用されるようになってきた。このような実環境における音声認識では,認識率の低下を防ぐために,音声信号から外来雑音を取り除くことが重要である。現状では,コストの問題等から,スペクトル・サブトラクション法(以下SS法と表記)などの簡易な雑音除去手法が用いられている。本研究では,2本のマイクを使用して,低コストでSS法の性能を改善する手法を提案した。また,提案手法をDSPに実装し,実時間動作が可能であることを実証した。

18-11 (時間: 11:45 - 11:58)
題名スライディングサブフレーム法を用いた音素認識
著者*能瀬 正也, 槙 修一, 山根 延元, 森川 良孝 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 41 - 42
Keyword音素認識
Abstract音声認識において,特徴抽出はシステム全体の認識精 度において支配的である.本稿記載の文献[1] では,言語モデルに おける選択肢の約50%の減少と,約5%の音素認識率 の向上は同等の効果があると報告されている.このよう に音声認識においては,特徴抽出部の改善は認識システ ム全体の性能に大きく寄与する.本稿では,特徴抽出時 の1 フレームをいくつかのサブフレームに分割し,その サブフレームにおける特徴量の統計処理により特徴抽出 部の精度上昇が見込めることをシミュレーション結果に より示す.


部門: 18/9. 信号処理 III/弾性振動・音響・オーディオ
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 25号館 5階 22552室 (→地図)
座長: 中本 昌由 (広島大学 大学院工学研究科)

18/9-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名正弦波騒音の基本周期検出に関する一検討
著者宮脇 敏洋, *金川 龍一, 笹岡 直人, 伊藤 良生 (鳥取大学/工学部)
Pagep. 43
Keyword騒音抑圧, 広帯域騒音, 正弦波騒音, ALE, 演算量削減
Abstract広帯域騒音及び正弦波騒音の重畳する音声から騒音を抑圧する方法として,ALE(Adaptive Line Enhancer)並びにNoise Estimation Filter(NEF)を用いた手法について検討を行ってきた.しかし,この騒音抑圧法では複数の適応フィルタを用いるため,演算量が増大する問題がある.そこで,正弦波騒音を推定するためのALEの演算量を削減する手法について検討してきた.ただし,この演算量削減手法では正弦波騒音の基本周期を事前に知る必要がある.そこで,本稿では音声に重畳した正弦波騒音の基本周期検出法について検討を行う.本手法は,正弦波騒音推定用ALEのタップ係数が正弦波騒音の基本周期毎にピークを持つことを利用する.この手法によると,音声が重畳した正弦波騒音の基本周期検出が可能となる.

18/9-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名ALE及び騒音再合成法のステップサイズ制御による騒音抑圧性能改善に関する一検討
著者渡辺 匡哉, *近藤 晃尚, 笹岡 直人, 伊藤 良生 (鳥取大学工学部)
Pagep. 44
Keyword音声, 騒音, 騒音抑圧, ステップサイズ制御
Abstract従来から筆者らは,騒音重畳音声から騒音を抑圧する手法として適応線スペクトル強調器(Adaptive Line Enhancer: ALE)及び騒音再合成法を用いた騒音抑圧法について検討を行ってきた.この手法は,線形予測誤差フィルタ(Linear Prediction Error Filter: LPEF)及びシステム同定を利用した騒音再合成フィルタ(Noise Reconstruction Filter: NRF),さらにALEを用いている.まず,ALEにより騒音で支配的となった信号が得られる.次にLPEFを用いて信号の白色化を行う.そして,NRFを用いて,この白色信号に騒音スペクトルを与えることにより,騒音を再合成させるものである.本稿ではこの手法の騒音抑圧性能を改善するためステップサイズ制御の導入について検討を行う.

18/9-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名信号・雑音レベル検出器による音声重畳雑音除去システム-雑音減算係数の定式化-
著者*湊 勇気, 永田 雄大, 中西 功, 伊藤 良生, 副井 裕 (鳥取大学 工学部)
Pagep. 45
Keyword信号レベル検出器, 雑音レベル検出器, 雑音減算係数
Abstract周波数領域における信号ならびに雑音レベル検出器を用いた音声重畳雑音除去に関する研究を行っている.本システムでは雑音が重畳する音声信号を周波数成分に分解し,周波数毎に信号ならびに雑音レベルを検出し,信号レベルから雑音レベルを減算することで雑音除去を実現する.従来,検出した雑音量の補正のために用いている雑音減算係数は有音声・無音声区間に関わらず一定の値を用いていたが,有音声区間では,音声成分の劣化を防ぐために小さく設定した方が良く,反対に,無音声区間では残余雑音をなくすために大きく設定した方が良い.そこで,各レベル検出器の出力を用いた雑音減算係数の定式化を提案し,シミュレーションによりその効果を確認したので報告する.

18/9-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名周波数領域ALEによる音声重畳雑音除去システム-相関分離パラメータ設定法に関する検討-
著者*小川 健一郎, 永田 雄大, 中西 功, 伊藤 良生, 副井 裕 (鳥取大学 工学部)
Pagep. 46
Keyword周波数領域ALE, 相関分離パラメータ
Abstract周波数領域ALEを用いた音声重畳雑音除去に関する研究を行っている.一般にALEにおいては相関分離パラメータと呼ばれる遅延量を入力信号と所望信号との間に挿入することで,それぞれの信号に含まれる雑音の相関性が除去される.特に,本システムでは周波数毎に相関分離パラメータを設定することが可能である.また,設定については雑音抑圧に有効な設定,音声強調に有効な設定,音声強調と雑音除去の折衷的な設定が考えられる.そこで,今回は周波数帯を4つに分け,各周波数帯において,上記の3つの設定法を試し,シミュレーションにより相関分離パラメータの設定が各帯域での音声と雑音の量に依存することを確認したので報告する

18/9-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名音響応答による弾性体の非線形特性の測定に関する研究(第2報)
著者*青山 弘司 (広島工業大学 工学部 電子工学専攻 玉野研究室), 玉野 和保 (広島工業大学)
Pagepp. 47 - 48
Keyword反射音, 非線形, カオス
Abstract波動は、その物体への作用により、物体や媒質の特性を変えるという働きがあることから、反射音波形の変化から、その物体の微妙な変化特性の測定が可能になる。これまで、音波により物体の弾性の細かな変化を評価する方法として、反射音波形のカオス性を利用する新規方法を提案した。本報告では反射音波形のアトラクタにより、物体の素材を評価する方法について行った実験結果を報告する。

18/9-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名統計的検定を用いた非定常風雑音の一予測法と音響信号検出
著者*板倉 彰彦, 畠山 一達 (近畿大学工学部)
Pagepp. 49 - 50
Keyword風雑音, 信号検出, 仮説検定


部門: 28. その他
日時: 2006年10月21日(土) 14:40 - 15:45
部屋: 25号館 5階 22552室 (→地図)
座長: 山井 成良 (岡山大学総合情報基盤センター)

28-1 (時間: 14:40 - 14:53)
題名設備機器の支持に関する耐震計算ソフトの開発
著者藤田 岩男, *藤井 誠一郎 (株式会社中電工 技術センター)
Pagep. 51
Keyword耐震計算, 局部震度法
Abstractライフライン確保の観点から、多くの設備機器は地震発生後も機能を果たす必要があり、機器支持物の耐震性を確保することは極めて重要である。しかし、設備内容の高度化等に伴い重要機器は増加傾向にあり、耐震計算を個別に実施するのは煩雑で労力も多大となる。このため、今回当社で耐震計算が簡単に行えるソフトを開発したので、その機能について紹介する。

28-2 (時間: 14:53 - 15:06)
題名下水道光ファイバ敷設工法について
著者*平岡 治男, 金光 康男 (株式会社中電工 岡山電力・情報通信センター)
Pagep. 52
Keyword光ファイバ敷設, ツーチャン工法
Abstract某市では、下水道内に光ケーブルを各家庭まで敷設し、各地のマンホールポンプや処理場の運転状況等、下水道システム全般の一元管理・運用をすると共に、各家が行政・医療・その他の情報サービスが受けられるような「下水道光ファイバネットワーク」の構築が進められている。今回、その下水道光ファイバ敷設工事を行ったので、その施工方法を紹介する。

28-3 (時間: 15:06 - 15:19)
題名OPGWアルミ管破損箇所特定方法に関する研究
著者*高田 諭 (中国電力株式会社)
Pagepp. 53 - 54
Keyword1.24μmOTDR, OPGW, 破損検出
Abstract 送電線に施設しているOPGWについて,アルミ管疲労破損が原因と思われる通信障害が年に数件発生している。 破損箇所を特定する方法としては,窒素ガスをOPGWアルミ管内へ封入する気密性試験があるが,実施箇所数や費用面を考慮すると安価に利用できない問題がある。 そこで,簡易に破損箇所を特定する方法として,OPGWアルミ管破損箇所への浸入雨水とアルミの化学反応により発生する水素に着目し,OTDR(Optical Time Domain Reflectmeters)測定器による水素検出実験を行いその効果を確認したので,その概要を報告する。

28-4 (時間: 15:19 - 15:32)
題名中国語鼻音/an/・/ang/における発音弁別に関する考察
著者*和田 寿子, 櫛田 直規 (大島商船高等専門学校), 李 俄憲 (華中師範大学)
Pagepp. 55 - 56
Keyword中国語, 鼻音, 識別, 周波数分析, スペクトログラム
Abstract中国人母語話者は日本人話者に比べ、調音点、調音方法の相違により、/an/・/ang/を明確に区別して発音する。中国語/n/,/ng/,日本語/N/は非母語話者双方にとって、発話しにくい発音といえる。本研究では、那須らの先駆的研究の成果を踏まえ、/an/・/ang/のFFTを用いて各周波数のパワーの相違からその特徴量を検討し、区別化の手法を検討する。

28-5 (時間: 15:32 - 15:45)
題名知覚的な相違に着目した迷子問題へのアプローチ
著者*藤田 佳江 (山口大学大学院理工学研究科), 石原 真紀夫 (福岡工業大学情報工学部), 田中 稔 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 57 - 58
Keyword迷子問題, 知覚的相違, 仮想空間, 複合現実感, ヒューマンコンピュータインタラクション
Abstract迷子問題とは自分の認知している位置と実際の位置が異なる迷子の状態への遷移を妨げる方法を問う問題である.本稿は仮想空間を移動する際に起こる迷子問題を扱う.迷子にならないようにするためには常に自分の位置を把握する必要がある.本稿は,現実でのユーザの視点の移動と仮想空間内での視点の移動の相違,また仮想空間内での視点の移動とその操作の相違の2つの知覚的な相違に着目して,これらを一致されることにより自分の位置を直感的に把握させ,迷子の状態を回避させるアプローチを行う.複合現実感を利用して本アプローチを実現する実験システムを構築し,ユーザの位置の把握の度合いをはかる実験を行うことにより,本アプローチの迷子問題への有効性を議論する.


部門: 21. コンピュータネットワーク I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 25号館 5階 22553室 (→地図)
座長: 冨里 繁 (岡山大学 大学院自然科学研究科 情報通信システム学講座)

21-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名アドホックネットワークにおけるルーティングゾーンの動的変更による通信の効率化の研究
著者*豊田 裕二, 長坂 康史 (広島工業大学 工学部)
Pagep. 59
KeywordAd Hoc, アドホック, ネットワーク
Abstract モバイル端末が安価・高性能になったことで、それらの端末を使用し、移動中でも無線を使い通信を行うことが可能になってきた。また、これまでのサーバ・クライアントの通信形式のみならず、端末同士で通信を行うアドホックネットワークも利用されるようになりつつある。しかし、このアドホックネットワークは、移動体である端末がネットワーク構築の核となるため、これまでのネットワークとは違い、端末の状態に合わせてネットワーク自身を更新していく必要がある。  そこで、本研究では、ネットワーク構築時に設定するルーティングパラメータを、応答時間を元に実行時に動的に変化させ、より効率の高い通信を行うことを目的とする。

21-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名複数の通信速度が存在する無線LANでの高速端末優先処理方式
著者*平山 怜, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 60 - 61
Keyword無線LAN, 複数の通信速度, スループット, ファイル転送遅延
Abstract無線LANにおいて通信を行う場合,通信チャネルに対する同時アクセス(衝突)を回避するためにCSMA/CA方式が採用されているが,混在環境下においてはこれに加え,異なる変調方式の端末相互換でのフレームの衝突を回避するためにRTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)方式を用いている.本論文では,このRTS/CTS方式を利用し,低速端末からのRTSフレームをある条件で棄却することにより,高速端末に優先的にチャネル利用権を与える方式を提案する.

21-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名自律分散環境下におけるMACレベルオファードロードコントロールの実装と評価
著者*井上 大資 (広島国際大学大学院), 重安 哲也, 森永 規彦 (広島国際大学)
Pagepp. 62 - 63
Keywordパケット送信制御, 無線ネットワーク
Abstract一般的なパケット無線ネットワークでは、通信回線を効率的に共有するために、自律分散的に各端末がパケットの送信を制御するランダムアクセス方式のMACプロトコルが使用される。しかしながら、同方式は、自律分散で送信を制御するため、高トラフィック時にスループットが著しく低下するという問題点が生じる。本稿では、上記を解決するために、MACレベルで送信トラフィックを制限することで、スループット低下を軽減する方式について提案を行い、提案方式を計算機シミュレーションにより評価したので、結果について報告する。

21-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名自律分散MACプロトコルにおける送信機会公平性の高度化に関する検討
著者*川崎 将和 (山口大学大学院), 重安 哲也 (広島国際大学), 松野 浩嗣 (山口大学)
Pagepp. 64 - 65
KeywordIEEE802.11, fairness, MAC, 公平性, フレームバースト
Abstract無線LANの代表的な規格であるIEEE802.11では,MAC層でのバックオフアルゴリズムにBEB(Binary Exponential Back-off)を採用している.BEB方式では,送信成功端末に優先的に送信機会を与えてしまうため端末間に不公平が生じてしまうことが知られている. この問題を改善するためにこれまでいくつかの方式が提案されているが,端末間の公平性は改善できるもののネットワークスループットが低下してしまうなどの問題がある. 本稿では,フレームバーストを行うことによって端末間の公平性を改善しつつ,ネットワークスループットを向上させる方式を提案し,評価する.

21-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名負荷分散型ルーティングにおけるトラフィック分割の精度改善に関する研究
著者*瀧口 優, 原 元司 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 66
Keyword負荷分散型ルーティング, トラフィック分割, 線形強化アルゴリズム
Abstract負荷分散ルーティングはネットワーク資源を有効利用する上で重要な手法であり,さまざまなトラフィック分割法に関する研究が行われている.しかし,現状ではいくつかの問題から負荷分散ルーティングは実用化に至っていない.この負荷分散ルーティングを実現するためには,ネットワークトラフィックを対象となる経路にできるだけ正確に振り分ける技術が必要になる.そこで,本研究では,負荷分散ルーティングとして現時点で最も実用に近いと言われているOMP(Optimized Multipath Protocol)手法に注目し,線形強化アルゴリズムを用いたトラフィック分割法の改良を試みる.


部門: 21. コンピュータネットワーク II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 5階 22553室 (→地図)
座長: 長坂 康史 (広島工業大学 情報学部 情報工学科)

21-6 (時間: 10:40 - 10:53)
題名3Dグラフィックスとマルチメディア図鑑を用いた環境学習システム
著者*藤井 諭, 青山 博一, 祖田 将 (松江工業高等専門学校), 三浦 由佳 (アドクリエイション(株))
Pagepp. 67 - 68
Keyword環境学習, 水と生物, 3Dグラフィックス, マルチメディア図鑑, シミュレーション
Abstract地元の宍道湖の水と生物を題材とした環境学習支援システムを開発した.システムは3Dグラフィックスを用いた水中のシミュレーションと,XMLで作成した環境学習データベースの検索機能から構成している.宍道湖の湖中を3D仮想空間として表現し,水質パラメータを変化させることにより,湖中の水質や生物の生息への影響など,環境汚染について視覚的に学習できるようにしている.また環境学習データベースをマルチメディア図鑑として構成し,宍道湖に生息する生物に関する知識や,水質環境に影響する専門用語の知識をわかりやすく表現している.このシステムを試用評価した結果と,今後のシステム改善の構想について述べる.

21-7 (時間: 10:53 - 11:06)
題名事前学習と実地学習を組み合わせた史跡学習システムの開発
著者*景山 久義, 高橋 勇佑, 青山 博一, 藤井 諭 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 69 - 70
Keywordインターネット, Java3D, XML, 事前学習, マルチリンガル
Abstractインターネットで提供されている史跡案内システムは多くあるが,ほとんどが2D表現のみの情報である.また,大部分の史跡案内は事前に自宅等のPCで閲覧することを基本とし,リアルタイムに現地の情報を提供することはあまり考慮されず,見学中の記録を支援するという発想も少ない.我々は地元の松江城の堀川遊覧を例として,事前学習と実地学習を組み合わせた史跡学習システムを開発した.

21-8 (時間: 11:06 - 11:19)
題名PDAとPCを用いた授業演習支援システムの開発
著者*中田 圭亮, 上野 真由 (松江工業高等専門学校), 中村 直人 ((株)SMSデータテック), 藤井 諭 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 71 - 72
Keyworde-Learning, PDA, 無線LAN, 授業演習
Abstract授業は,教室で黒板(ホワイトボード)を使った座学,演習室でPCを使った実習,プロジェクタとスクリーン,パワーポイントを使ったゼミ形式などさまざまな形態の授業が行われている.教室での座学ではノートでの演習を行うが,講師が生徒の進捗状況を確認するのは容易ではない.そこで,携帯型として使えるPDA(Personal Digital Assistant)とPCと併用することにより,教師が生徒の進捗状況を簡単に確認でき,なおかつ,生徒の解答を全員で共有できる演習支援システムを開発した.

21-9 (時間: 11:19 - 11:32)
題名知感共有化システム
著者辻野 晃一 (島根大学 総合理工学部 数理・情報システム学科), 山本 桃子 (島根大学 総合理工学研究科), *六井 淳 (島根大学 総合理工学部 数理・情報システム学科)
Pagep. 73
Keywordラフ集合, オントロジー, 可視化, 共有化
Abstract現在もなおネットワークは拡がりを見せ続け、情報が氾濫するに伴い、多くの言語情報が溢れてきている。その中で氾濫した情報を統合する流れが見られる。情報統合のための知識体系は既存の情報体系化に焦点が当てられ、かならずしもユーザのための概念体系ではない。 本システムはラフ集合理論とオントロジーにより知識を分類する。分類された知識は可視化され、人間の感性で処理が可能な形へと姿を変える。ユーザに可視化した知識を操作させることより、言語情報に依らず統計的最適解を求めるシステムを提案する。

21-10 (時間: 11:32 - 11:45)
題名不均一な通信環境におけるモバイルエージェント再送機能の有効性評価
著者*竹林 謙太 (大島商船高等専門学校), 山ノ内 昭洋 (広島市立大学情報科学部), 佐藤 正行 (山口大学大学院理工学研究科), 浦上 美佐子 (大島商船高等専門学校), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 74 - 75
Keywordモバイルエージェント, 再送機能

21-11 (時間: 11:45 - 11:58)
題名インターネットを介した遠隔操縦システムの設計
著者*林田 平馬 (岡山県立大学情報工学部情報システム工学科 川畑研究室), 吉田 浩治 (岡山理科大学), 川畑 洋昭 (岡山県立大学)
Pagep. 76
Keyword遠隔操作, インターネット, VPN


部門: 21. コンピュータネットワーク III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 25号館 5階 22553室 (→地図)
座長: 重安 哲也 (広島国際大学 情報通信学科)

21-12 (時間: 13:00 - 13:13)
題名MobileIPv6を用いた位置情報表示システム
著者*稲見 雅之, 藤原 博和, 坂本 昭彦 (近畿大学大学院)
Pagep. 77
KeywordMobileIP, 位置情報

21-13 (時間: 13:13 - 13:26)
題名モバイルエージェントを利用した効率的情報検索システムの開発
著者*福田 宏見, 長坂 康史 (広島工業大学 工学部)
Pagep. 78
Keywordモバイルエージェント, 無線ネットワーク, データ収集
Abstract 近年、様々な分野で無線ネットワークが利用されるようになってきた。また、インターネットを利用した分散環境における協調処理分野では、ユーザの仕事を自律的に代行処理するエージェント技術が注目され、その有用性が指摘されている。また、携帯端末などの移動体で利用され、無線ネットワークを介して端末間を移動するモバイルエージェントという考え方も提案されている。 そこで、本研究ではこのモバイルエージェントを利用した効率の良い情報検索システムの研究を行う。モバイルエージェントを用いることで、回線速度に制約があり、接続中の回線状態が不安定な場合がある無線ネットワーク上でも、効率的に情報検索・収集が行えると考える。

21-14 (時間: 13:26 - 13:39)
題名オブジェクト指向型データ収集システムのための通信フレームワークの開発
著者*元山 裕基 (広島工業大学 工学研究科), 長坂 康史 (広島工業大学 工学部)
Pagep. 79
Keywordデータ収集システム
Abstract高エネルギー物理学実験では、データ収集システムの効率的な開発が常に課題となっている。データ収集システムは各コンポーネントをネットワーク上に分散させて構築される。コンポーネント間に発生する通信のアーキテクチャとその実装はデータ収集システムの性能や拡張性、変更の容易性などの特性に大きく影響を与える重要な要素になっている。本研究ではシステム開発の効率化を目的として、システム内で行われるコンポーネント間通信のフレームワークの設計・開発を行っており、キーに対する操作という形でコンポーネント間通信を行う手法を取り入れた。今後は開発したフレームワークの評価を行っていく。

21-15 (時間: 13:39 - 13:52)
題名VoIP Security - SPIT Preventing for Home User
著者*Md. Sahar Nan, Jun Asatani, Masaharu Komatsu (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagep. 80
KeywordSPIT, VoIP , Spam
AbstractSpam, defined as the transmission of bulk unsolicited messages, has plagued Internet email. Unfortunately, spam is not limited to email. It can affect any system that enables user to user communications. The Session Initiation Protocol (SIP) defines a system for user to user multimedia communications. Therefore, it is susceptible to spam, just as email is. Spam over Internet Telephony also called SPIT. In this paper, we analyze the problem of spam in SIP. We then propose a possible solution that is practical to implement to home user devices. We also examine the drawback of existing SPIT preventing solutions.

21-16 (時間: 13:52 - 14:05)
題名多変量解析に基づいたマルコフ型攻撃検知手法の提案
著者*酒井 悠人, 林坂 弘一郎, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 81
Keyword統計的攻撃検知, 多変量解析, 数量化理論4類, クラスター分析, 離散時間マルコフ連鎖
AbstractYe ら (2002) は離散時間マルコフ連鎖 (DTMC) に基づいた監査データの解析によりホストマシンへの攻撃を検知する枠組みを提案している.しかしながら,DTMC による攻撃検知には攻撃の兆候と通常状態の情報が混在した場合に検知精度が低下する問題点がある.本研究では,監査データに対して数量化理論4類とクラスター分析を用いることで類似したパスを1つのクラスターに集約し,離散時間マルコフ連鎖によって攻撃検知する手法を提案する.これにより,攻撃と通常状態の情報が混在する場合における攻撃検知精度の向上を図る.


部門: 17. 制御
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 16:04
部屋: 25号館 5階 22553室 (→地図)
座長: クルモフ バレリー (岡山理科大学工学部電子工学科)

17-1 (時間: 14:20 - 14:33)
題名二方向交通幹線道路の最適信号制御
著者*藤井 温子 (弓削商船高等専門学校情報工学科), 清水 光 (福山大学工学部情報処理工学科)
Pagepp. 82 - 83
Keyword信号制御アルゴリズム, 二方向交通幹線道路, シミュレーション

17-2 (時間: 14:33 - 14:46)
題名交通ネットワークの交通流制御に関するシステム理論的考察
著者*清水 光, 小林 正明 (福山大学/工学部), 藤井 温子 (弓削商船高等専門学校/情報工学科)
Pagepp. 84 - 85
Keyword道路設計, 交通解析, 交通流制御システム
Abstract 本稿では、交通ネットワークの交通流を円滑にするダイナミックシステムの制御について交通工学と制御工学を統合するシステム理論的観点から提案した。  システム理論的手法を用いて交通ネットワークの信号制御システムや動的経路誘導システムが有効に機能することをシミュレーションにより確かめた。また、これら2つのシステムをオンラインリアルタイムで接続し、交通ネットワークの交通流の円滑化を総合的に、また、効果的に計れるシステム構成と制御アルゴリズムの有効性について提案した。

17-3 (時間: 14:46 - 14:59)
題名Taguchi Methodを用いたModified-IPD Controller設計法
著者*池田 英広 (米子工業高等専門学校/電気情報工学科), 花本 剛士 (九州工業大学/大学院生命体工学研究科)
Pagepp. 86 - 87
KeywordTaguchi Method, 多慣性系, m-IPD
Abstract産業界で問題となっているモータと負荷間の機械共振は,多慣性系の第1次近似モデルである2慣性系モデルを対象として,種々の制振制御法が提案されている。制御法としては,状態フィードバック制御,H∞制御,共振比制御,ファジィ制御などがあり,制御器パラメータの設計法としては遺伝的アルゴリズムを用いる方法,係数図法を用いる方法などが提案されている。筆者らは共振系のより厳密なモデルである3慣性系に対し,Modified-IPD Controller(変形IPD制御器:m-IPD)を用いて制振制御を行う方法を提案した。 今回は3慣性系に対し,制御器としてm-IPD制御を用い,制御器設計にTaguchi Methodを用いる方法を提案し,シミュレーションにより制御効果を検証したので報告する。

17-4 (時間: 14:59 - 15:12)
題名人との協調にもとづく昆虫の行動制御法
著者*柳内 陽平, 玉野 和保 (広島工業大学工学部)
Pagep. 88
Keyword昆虫, 制御, 協調
Abstract昆虫は優れた感覚器官と運動機能を持っている。 本研究は人の制御意図を昆虫に伝え、それによる、人との協調関係により昆虫の能力を有効利用する方法を考察した。本研究は脳神経に電気信号を与えて強制的に生物を制御、あるいは機能部分だけを取り出して利用する一方的な方法でなく、生物の行動も認めながら人の行動意図と融合した、協調による行動の実現を目指している。 本報告では昆虫を対象にして、与えた電気刺激に対する協調行動の可能性についての実験結果を述べる。

17-5 (時間: 15:12 - 15:25)
題名適応むだ時間補償器を有する多重ループ型 I‐PD 制御系の一設計
著者*矢野 沙季, 中原 光一 (弓削商船高等専門学校), 徳田 誠 (弓削商船高等専門学校 情報工学科)
Pagepp. 89 - 90
Keywordプロセス系, PID制御, むだ時間補償器, 適応制御, 多変数系
Abstractプロセス系において,PID制御法は,今なお幅広く用いられているが,プロセス系のほとんどは,相互干渉特性,時変特性,不確かなむだ時間を有する多変数系であるため,単純にPID制御法を用いるだけでは,良好な制御性能を得ることが難しい場合がある。 本報告では,極配置法に基づいた適応むだ時間補償器を有する多重ループ型I-PD制御系の設計法を提案する。具体的には,事前にシステムパラメータやむだ時間を把握することが困難な多変数系に対して,近似的な非干渉化を行った上で,各ループ毎にむだ時間補償器を挿入したセルフチューニングI-PD制御系を設計する。

17-6 (時間: 15:25 - 15:38)
題名自己組織化マップによる行動選択を考慮した車椅子型自律移動ロボットDREAM-3の実用化研究
著者奥雲 正樹, *白川 浩章 (鳥取大学), 田中 淳 (本田技研工業株式会社), 大槻 和志, 黒川 尊史, 横田 州史, 赤澤 圭治, 上田 宙史, 大木 誠, 大北 正昭 (鳥取大学)
Pagepp. 91 - 92
Keyword自律移動, SOM, ロボット
Abstract我々は、介護者の負担を軽減させることを目的とし、市販の電動車椅子に自律移動機能を搭載したロボット(DREAM-3)の研究を行っている。DREAM-3は搭載されたセンサより得られる自己位置情報・障害物情報を環境マップに反映し、ファジー推論を用いて行動出力を得ている。しかし、従来のシステムは、環境マップ上の任意に設定した範囲に割り当てられた行動を基にファジールールを切り替えていた。そのため、各行動は環境マップを作成する際に任意に割り当てる必要があり、汎用性に欠けていた。そこで、本論文は、ファジー推論の最適化及び左壁沿い走行を考慮したA*アルゴリズムの提案をするとともに、走行中の環境情報を基に自己組織化マップ(SOM)を用いた行動選択法を提案する。

17-7 (時間: 15:38 - 15:51)
題名環境観測船の制御 −位置・方向の表示−
著者*船越 健介, 高橋 信雄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 93
Keyword環境観測船, GPS, 地磁気センサ
Abstract現在,ダム湖における水質調査の計測方法は有人のゴムボートを用いて行われるのが一般的である。しかし,計測位置の時間経過による目標地点とのズレや作業員の安全確保の面にも問題がある。 このことから,本研究ではこれらの問題の解決策としてGPSやH8マイコンを利用した無人の観測船による計測法を考えた。その中でも,今回はPCのモニターを介して観測船の制御を行う上で必要となる,1)モニター上への地図の表示と2)GPS・地磁気センサからの情報を取り込み,その情報をモニター上に反映させるシステムの検討について報告する

17-8 (時間: 15:51 - 16:04)
題名4脚移動ロボットの斜面での歩行
著者*藤本 進平 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科機械情報システム工学専攻), 吉田 浩治 (岡山理科大学), 川畑 洋昭 (岡山県立大学情報系工学研究科機械情報システム工学専攻)
Pagep. 94
Keywordロボット, 歩行
Abstract年々減少する農業人口に伴い、老人が重労働を含む多くの仕事をまかなわなければならない。草刈りはそのような作業の一つである。平面での草刈りは、車型の刈り払い機があるので比較的楽である。しかし斜面での草刈りは、充電式の軽い刈り払い機も出回ってはいるが、やはり手持ちのエンジン出力の重い刈り払い機が広く使われており、非常に重労働である。そこで、本研究では、草刈りという作業をロボットによって自動化することを目的とする。そのため、まず斜面特有の不安定な足場でのロボットの歩行について述べる。


部門: 22. パターン認識・画像処理 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 25号館 5階 22554室 (→地図)
座長: 太田 寛志 (岡山理科大学 工学部 電子工学科)

22-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名分光画像による2次元測色とカラー画像再生
著者*山脇 弘, 垣内 優一, 本田 貴啓, 藤本 勲 (広島工業大学)
Pagep. 95
Keyword二次元測色, 分光反射率, 画像処理, 液晶フィルタ
Abstract波長巾約5nmの液晶可変フィルタと高感度カメラを用いて高分解分光画像システムを開発、取得した一連の分光画像から任意の一点の分光反射率を自動的に求め、これより任意点の各種標準照明光源下での色度x、y、zを計算、表示しさらにR,G,B変換によりカラー画像を再構成できるようにした。これらはインターネットなどで真の色情報交換の基礎となるものである。

22-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名背景と字幕の色が似た映像からの字幕の抽出
著者*倉狩 沙織, 福永 裕也, 尾関 孝史, 小林 富士男 (福山大学工学部)
Pagepp. 96 - 97
Keyword画像処理, 映像, 字幕
Abstract背景と字幕の色が似ている映像中に含まれる字幕を抽出する方法を提案する。提案手法では、エッジの情報とラベリングの情報を組み合わせることで、字幕と同色の背景を削除し、文字部の検出を行う。実際のテレビ画像に提案手法を適用しテロップの抽出を行ったところ、ほぼ全ての文字部を正確に抽出することができた。

22-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名主成分分析を用いた映像中の欠損領域の復元
著者*福永 裕也, 尾関 孝史, 小林 富士男 (福山大学 工学部)
Pagepp. 98 - 99
KeywordBPLP, テロップ, 主成分分析
Abstractテレビ画像や映画などには,オリジナル映像に字幕などが合成されている場合がある.これらの字幕を欠損領域として映像から除去し,オリジナルを復元する.本研究では,動画像の連続するフレームから学習サンプルを作成し,主成分分析を用いて特徴空間を作成する.その特徴空間に欠損画素を逆射影することで復元を行う.提案手法は,静止画像から欠損領域を復元するBPLP法の改良であるが,BPLP法で仮定する画像の自己相関性を仮定しない.提案手法を用いてどの程度復元が可能であるかを実験した結果を報告する.

22-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名視覚の認知限界
著者*小林 富士男, 尾関 孝史, 片桐 重和 (福山大学 工学部)
Pagepp. 100 - 101
Keyword視覚情報, 視認距離, 認知限界, 空間周波数, 視力
Abstract 視覚情報を論ずる場合の最も重要な要素の1つは人間の視力の問題である。視野内の物体の細部をどこまで識別できるかという点では、指標あるいは図形のパターンが複雑になれば、ランドルト環に基づく視力によるよりもMTF(Modulation Transfer Function)法による方が一般的である。本研究では、数種の棒縞パターンに対して、視角法、MTF法、等価帯域法、帯域制限比較法などを理論値と視覚実験結果を対応させている。バー・パターン指標の細部視認距離を算出する理論を確立するため、パターンの波形解析と判別基準としてRayleigh limitを組合わせる方法について提案している。従来の視角法では説明できなかったパターンに対する視覚実験結果は帯域制限比較法によってかなりよく推定できることが明らかとなった。

22-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名周波数に依存するシーン認識に関する実験的研究
著者細川 弘江 (日本システムウェア(株)), *友添 直子, 中村 ニルセ,真由美, 坂本 眞人, 古谷 博史, 片山 晋 (宮崎大学工学部情報システム工学科)
Pagep. 102
KeywordFFT, frequency component, picture processing, psychology, scene recognition


部門: 22. パターン認識・画像処理 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 5階 22554室 (→地図)
座長: 小林 富士男 (福山大学 工学部)

22-6 (時間: 10:40 - 10:53)
題名漸化式を利用した射影変換の高速化-並列コア向き座標計算法-
著者*吉岡 照通, 尾崎 亮, 岡本 卓爾 (岡山理科大学工学部)
Pagep. 103
Keyword射影変換, 座標計算, 漸化式
Abstractパラメータの動的変更を伴う動画像の射影変換では,座標計算を高速に実行することが必要不可欠である. 本稿では並列コアをもつ小型DSP 上での実行を前提とした射影変換座標の高速計算法を開発した.提案法により, 実用上十分な精度を保ちながら約3倍の座標計算速度が得られた.

22-7 (時間: 10:53 - 11:06)
題名幾何学変換のための内挿用画素の主メモリから並列コアへの効率的転送法
著者*尾崎 亮, 太田 寛志, 道西 博行, 岡本 卓爾 (岡山理科大学工学部)
Pagep. 104
Keyword幾何学変換, 内挿処理, メモリバンク, SIMD演算
Abstract幾何学変換を高速化しようとする場合,複数個の画素の座標計算や内挿計算を並列に実行できるという点で,並列コアを持つプロセッサが適していると考えられる.しかし,市販されている単純な構造の並列プロセッサのように,並列コアは持つが主メモリが並列化されていない構造のものを用いる場合には,何らかの工夫をしない限り内挿計算に必要な画素の読み出し速度がネックとなって並列コアの性能が十分活用できない.本研究では,このような構造のプロセッサを利用してメモリから並列コアへ内挿用画素を効率的に供給することのできる手法を開発し,市販の並列プロセッサによる評価によって,従来法に比して約1.7 倍高速化されることを示した.

22-8 (時間: 11:06 - 11:19)
題名並列データパスを内蔵した小型DSPによるアフィン変換の高速化
著者*太田 寛志, 尾崎 亮 (岡山理科大学工学部), 籠谷 裕人 (岡山大学大学院自然科学研究科), 橋本 禮治, 岡本 卓爾 (岡山理科大学工学部)
Pagep. 105
Keywordアフィン変換, DSP, リングバッファ

22-9 (時間: 11:19 - 11:32)
題名色温度差により生じるモザイク画像の境界色度差の軽減手法 −オートホワイトバランス機能付カメラで撮影した画像を対象として−
著者*吉田 知弘, 大下 隆太, 道西 博行, 岡本 卓爾 (岡山理科大学大学院工学研究科)
Pagep. 106
Keywordカメラ画像, 色温度, ホワイトバランス
Abstractモザイク画像生成においては、境界部が目立たないよう にする(境界消去)ために、しばしばブレンド手法が利用 されるが、オートホワイトバランス(AWB)機能付カメラ で撮影した画像を合成する場合には、AWB処理に起因して 画像同士に色温度差が存在し、単純なブレンド処理だけで は境界部に色度差が残り、十分な境界消去ができなくなる。 本稿では、この問題を解決するための一つの手段として、 元画像の重なり領域における画素の平均濃度値から 元画像のゲインを推定し、これを利用して撮影した画像の 色温度差を軽減した上でブレンドする手法について検討する。

22-10 (時間: 11:32 - 11:45)
題名偏光フィルタを用いた鏡面・拡散反射パラメータの推定
著者*村上 千寿 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 馬場 雅志, 椋木 雅之, 浅田 尚紀 (広島市立大学情報科学部)
Pagepp. 107 - 108
Keyword偏光, 反射推定, 鏡面反射, 拡散反射, 実写画像
AbstractCGにおいて,仮想物体を実物に近づけるためには物体表面における 反射を適切に表現することが重要であり,このためには鏡面・拡散反射成分を個別に解析する必要がある.本研究では,偏光フィルタを用いた新たな鏡面・拡散反射成分の分離手法を提案する.光源とカメラに偏光フィルタを取り付け,偏光フィルタを回転させながら撮影した画像から,物体表面における反射の変化を推定する.これによって得られた推定結果の最小値を拡散反射成分,最大値と最小値の差を鏡面反射成分として抽出し,反射成分の分離を行う.さらに,抽出した鏡面反射成分と拡散反射成分に対してそれぞれの反射パラメータの推定を行い,実写画像に基づいた物体の再現を目指す.

22-11 (時間: 11:45 - 11:58)
題名3次元点群データの部分平面投影によるポリゴンモデル生成
著者*野田 聡司 (広島市立大学大学院 情報科学研究科), 椋木 雅之, 浅田 尚紀 (広島市立大学 情報科学部)
Pagepp. 109 - 110
Keyword面生成, レンジスキャナ, ドロネー法
Abstract実物体の3次元形状のモデル化は文化財や芸術作品のディジタルアーカイブ化などの幅広い目的に用いられる重要な技術である.3次元形状を求める手法の1つにレーザーレンジスキャナなどの3次元スキャナを用いて計測するものがある. 本研究では小型移動式の3次元スキャナHDS3000を用いる.しかしHDS3000によって計測され取得できる3次元点群データは,面生成に 必要な位相情報は欠落している. そこで本研究では3次元スキャナを用いて計測した位相情報のない3次元点群データに対して,点群を分割した部分点群に対して面生成を行い,部分形状を統合することでポリゴンモデルを生成する手法を提案する.


部門: 22. パターン認識・画像処理 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 25号館 5階 22554室 (→地図)
座長: 橋本 禮治 (岡山理科大学 工学部 電子工学科)

22-12 (時間: 13:00 - 13:13)
題名認識率の低い文字を含む手書き宛名画像を対象とした文書理解システム
著者*森本 隼人, 岡村 健史郎 (大島商船高等専門学校), 田中 裕貴 (豊橋技術科学大学), 齋藤 誠 (アンリツエンジニアリング(株))
Pagepp. 111 - 112
Keyword文書理解, 郵便宛名, 手書き文字
Abstract認識率の低い文字を含む手書き宛名画像を対象とした文書理解システムについて述べる。筆者らが提案するシステムは、比較的精度の高い文字切り出し処理によって、切り出しの候補を一通りに固定することで、処理時間を短縮するとともに、認識下位候補を含む文字認識結果を用いて検索精度を向上させる特徴を持つ。具体的には、住所データベースと複数の認識結果間の一致度を、文字切り出しの位置を基にして求める大分類を行う。更に、大分類の結果に対して、認識順位という要素を加えた動的計画法によって詳細な検索を行う。これらの手法によって、精度を低下させる事なく、処理量を小さく抑えることを可能としている。

22-13 (時間: 13:13 - 13:26)
題名マハラノビス距離を用いた古文書文字認識に関する検討
著者*森山 裕介, 堀内 匡, 加藤 聡 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 113 - 114
Keyword古文書, 文字認識, マハラノビス距離, 方向線素特徴量
Abstract歴史学研究において古文書の翻刻は重要な基礎的作業である.文字認識技術を用いて古文書の翻刻作業を支援するようなシステムを開発できれば,歴史学研究において有用な道具になると考えられ,古文書の翻刻支援を実現するための研究が数多く進められている.本研究では,古文書文字を対象とした個別文字認識に注目し,日本語手書き文字認識で提案されている方向線素特徴量とマハラノビス距離を用いた手法をもとに,古文書文字認識に関する基礎的な検討を行う.

22-14 (時間: 13:26 - 13:39)
題名文字認識技術を用いた古文書読解支援システムの検討
著者*陶山 早紀, 堀内 匡, 加藤 聡 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 115 - 116
Keywordくずし字, マハラノビス, k-NN法, 平仮名
Abstract 日本には多くの古文書がある.これらの原本はくずし字で書かれており,一般の人には読むことは困難である.しかし,古文書を読む会に参加する人など,専門家以外でも古文書を読みたいと思う人は多い.また,古典文学を専攻する大学院生や専門家はくずし字を読解する技術が必要であるが,最初はなかなか読解できない.  そこで,くずし字に関しての初心者がくずし字を読解するための支援システムの実現を目指す.本研究では,対象を平仮名に限定して,ユーザが読解困難な文字に対する読みの候補文字を複数個ユーザに提示するシステムを開発する.

22-15 (時間: 13:39 - 13:52)
題名自己組織化マップを用いたモジュール型ニューラルネットワークによる古文書文字認識
著者*加藤 聡 (松江工業高等専門学校 情報工学科), 森山 裕介 (松江工業高等専門学校 専攻科 電子情報システム工学専攻), 堀内 匡 (松江工業高等専門学校 情報工学科), 伊藤 良生 (鳥取大学工学部 電気電子工学科)
Pagepp. 117 - 118
Keywordモジュール型ニューラルネットワーク, 自己組織化マップ, 古文書文字認識
Abstractモジュール型ニューラルネットワーク(以下,モジュール型NN)は,大分類部と細分類部による段階的な認識候補クラスの絞り込みができるため,誤認識を抑制できるという利点を持つ.しかしながら,モジュール型NNの大分類部では,各クラスにおける学習データの平均ベクトルが一般的に用いられるため,特徴空間における各クラスの母集団が,それぞれ1つの平均ベクトルだけで近似されてしまうことにより,認識候補クラスの信頼性が低下するおそれがある.本報告では,自己組織化マップ(Self-Organizing Map:SOM)を用いて,各クラスを複数の代表ベクトルで近似することによって,モジュール型NNの大分類部の信頼性を高めることを検討する.

22-16 (時間: 13:52 - 14:05)
題名自己組織化マップを用いた輪郭抽出手法の検討
著者*植田 拓也, 鷲見 育亮 (鳥取環境大学大学院), 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 松前 進, 福本 善洋 (鳥取環境大学), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 119
Keyword自己組織化マップ, 輪郭抽出, SOM
Abstract画像認識の分野において画像中に存在する物体から輪郭を抽出することは重要な問題であり,多くの論文において取り上げられている.輪郭を抽出する手法としては,動的輪郭モデルやアクティブネットがあり,N.N.を用いたもの,Hopfieldネットワーク,自己組織化マップを用いたものが提案されており,盛んに研究されている.本論文では,自己組織化マップを用いた輪郭抽出手法の応用として,道路標識の形状抽出への適用の検討を行い,また,濃淡画像に対しても適用できるように改良したアルゴリズムについて述べる.

22-17 (時間: 14:05 - 14:18)
題名動的ネットモデルによる形状識別手法の検討
著者*難波 福弥 (鳥取環境大学), 植田 拓也, 鷲見 育亮 (鳥取環境大学大学院), 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 120
Keyword形状認識, 動的輪郭モデル, ActiveNet
Abstract画像認識の分野において画像中に存在する物体から輪郭を抽出することは重要な問題であり,多くの論文において取り上げられている.その輪郭線を抽出する手法として現在までに動的輪郭モデルやActiveNetなど多くの手法が提案されている.本研究ではActive Netによる領域抽出から得られた輪郭線に対してP型フーリエ記述子を適用し,輪郭形状に対して数値化を行い自己組織化マップ(SOM)による形状識別の手法を検討した.


部門: 22. パターン認識・画像処理 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 25号館 5階 22554室 (→地図)
座長: 薮木 登 (津山工業高等専門学校 情報工学科)

22-18 (時間: 14:30 - 14:43)
題名直交変換を利用した電子透かしにおける耐性実験
著者*西堀 美夏, 高橋 健一, 宮原 哲浩, 上田 祐彰 (広島市立大学)
Pagepp. 121 - 122
Keyword電子透かし, 直交変換

22-19 (時間: 14:43 - 14:56)
題名DPマッチングを用いて電子部品の自動判定
著者*廖 忠興 (正修科技大学(台湾))
Pagepp. 123 - 124
KeywordDPマッチング, 自動判定, BAG, 距離値, 特徴抽出
Abstract本研究は電子部品自動判定において、電子部品の特徴量をデータベースとして登録し、未知の電子部品画像の特徴量をDPマッチングにより距離値を計算し自動判定を行う手法を検討した。 サイズや形状の違う電子部品においても95%以上の自動判定に成功した。産業界において自動判定の実用化が考えられ処理時間や精度を向上させることが期待される。

22-20 (時間: 14:56 - 15:09)
題名光源環境にロバストな口腔領域の自動抽出
著者*高橋 範行 (鳥取大学大学院工学研究科), 齊藤 剛史, 小西 亮介 (鳥取大学工学部)
Pagepp. 125 - 126
Keyword口腔領域の抽出, 鼻孔検出
Abstract本研究では,口の動きに着目した,リアルタイム読唇インタフェースの開発に取り組んでいる.口腔領域の抽出において,カメラと口元の距離が離れているため,光源の変化により画像の輝度値が大きく変動する.そこで,本稿では画像中から光源環境の変化にロバストな口腔領域の抽出法を提案する.処理手順として,最初に鼻孔を検出し,次に鼻孔の下側に位置する口を求める.鼻孔と口の検出は,両部位の輝度値は周辺よりも暗い性質を利用する.実際に光源環境を変化させて口腔領域の抽出実験を行った.しきい値法と提案手法を比較すると,前者は明るい,暗いシーンでは抽出が行えない場合があったが後者では正しく領域の抽出が行えることを確認した.

22-21 (時間: 15:09 - 15:22)
題名動き量に基づくSSRフィルターによる顔位置検出
著者*小林 隼人 (鳥取大学大学院工学研究科), 齊藤 剛史, 小西 亮介 (鳥取大学工学部)
Pagepp. 127 - 128
Keyword動きSSRフィルター, 顔位置検出, 動画像処理
Abstract本研究では,安価なテレビ会議システムの構築を目的として,カメラ画像から人物の顔を自動的に検出する問題に取り組んでいる.従来の顔検出として,Kawatoらは眉間を検出する6分割矩形フィルター(SSRフィルター)を提案している.しかし,この手法では背景に存在する顔写真などを誤検出する.そこで本稿では動き量に基づくSSRフィルターを提案し,実際の人物の顔位置を検出する手法を提案する.実験結果より,動きSSRフィルターを用いることにより眉間候補領域の数を,動きSSRフィルターを用いない従来法の約1/4に低減し,さらに背景上の顔写真などの顔の誤検出数を抑えることを確認した.

22-22 (時間: 15:22 - 15:35)
題名自律型追従システムにおける先行者領域の抽出
著者*長尾 聡一郎 (鳥取大学大学院工学研究科), 齊藤 剛史, 小西 亮介 (鳥取大学工学部)
Pagepp. 129 - 130
Keyword自律型追従システム, 先行者領域の抽出, 動画像処理
Abstract本研究では,前を歩く人(先行者と呼ぶ)との距離を一定に保ちながら追従する自律型追従システムの開発に取り組んでいる.本稿は特にカメラ画像から先行者領域を抽出する処理に焦点を当てる.提案法では色ヒストグラムと位置ヒストグラムからなる参照モデルを定義し,抽出領域である先行者のモデル(先行者参照モデル)と背景のモデル(背景参照モデル)を作成する.両参照モデルを定期的に更新することにより光源環境にロバストな2値化処理をする.次に2値画像に対して動的輪郭モデルの一種であるSampled Active Contour Modelを適用し領域を抽出する.提案法がより安定した領域の抽出を行えることを確認した.

22-23 (時間: 15:35 - 15:48)
題名小径管結束の本数自動カウントアルゴリズムの検討
著者*中村 俊 (徳山工業高等専門学校専攻科/情報電子工学専攻), 奥本 幸 (徳山工業高等専門学校)
Pagep. 131
Keyword画像認識
Abstract指定された本数の鋼管を結束して出荷する工場がある.そこでは同一サイズの小径管をまとめ,端を揃えて結束を行い,最後に確認作業として小径管の本数を数える.現在は確認作業を人が行っているが,この時数え間違いがよく起こる.これを防止するために,カメラで撮影した画像から本数を自動的にカウントするシステムを開発する.本研究では,検出精度を上げるために有効な画像処理アルゴリズムや撮影方法の検討を行った.本数カウントは_菫入力,∧審蟆十萢,2値化処理,に椰凜ウント処理,シ覯冥侘呂領れで行う.携帯カメラで撮影した画像でも良い検出率を得た.


部門: 22. パターン認識・画像処理 V
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 25号館 5階 22555室 (→地図)
座長: 尾崎 亮 (岡山理科大学工学部情報工学科)

22-24 (時間: 9:20 - 9:33)
題名濃度凹凸情報を用いた画像の雑音除去
著者*川本 章太, 佐藤 和弘 (広島工業大学)
Pagepp. 132 - 133
Keyword凹凸係数, 雑音, エッジ部, 平坦部
Abstract自然画像に含まれるランダム性雑音に対して,エッジ部を劣化させることなく低減する手法について検討した.その手法として,画像の濃度凹凸情報を正規化した凹凸係数を用いた手法を提案する.本手法によれば,1画素単位での計算処理が可能となっているため,エッジ部分の劣化を最小限に抑え,精度の良い処理が可能となっている.

22-25 (時間: 9:33 - 9:46)
題名動画像中の手領域抽出と手形状認識
著者*野田 亮平, 関東 雄太, 濱本 高志, 大倉 充 (岡山理科大学)
Pagep. 134
Keyword手形状認識

22-26 (時間: 9:46 - 9:59)
題名Log-Polar変換による静脈認証システムの評価
著者*山本 哲也 (近畿大学工学部情報システム工学科), 岩田 英三郎, 廣瀬 治人 (ユニバーサルロボット), 長谷川 誠 (近畿大学工学部情報システム工学科)
Pagepp. 135 - 136
Keyword静脈画像, 静脈認証, Log-Polar変換, 補正, テンプレートマッチング
Abstract非接触型の静脈認証装置では,手とカメラとの距離のばらつき,平行移動ずれ,回転ずれ,カメラ光軸に対する静脈面の傾きが問題となる.これらの位置ずれをLog-Polar変換によって補正する.画像の拡大縮小,回転はLog-Polarドメインの操作で効率的に補正できることを示す.入力された静脈画像と登録されているテンプレート(静脈画像)との同定によって静脈を認識し,誤差分布の評価を行った.また,最適な閾値について考察した.

22-27 (時間: 9:59 - 10:12)
題名医療用X線フィルムにおけるグリッド線除去のための画像処理法
著者*丸山 敏則 (岡山大学医学部), 山本 秀樹 (岡山大学教育学部)
Pagepp. 137 - 138
KeywordX線グリッド, グリッド線, 画像処理, 微小石灰化
AbstractX線乳房撮影において撮影装置の機構上フィルムに描出されるグリッド線は診断情報に悪影響を与えている.本報告ではグリッド線発生のメカニズムを解明し,これに基づいてグリッド線を除去する画像処理手法を開発した.縞模様を呈するグリッド線の濃度パターンに着目し,グリッド線画像の平滑化を行い,平滑化画像からグリッド線画像を引き算することでグリッド線の濃度パターンであるリプル成分を検出した.微小石灰化画像からこのリプル成分を引き算し,メディアンフィルタ処理を経て,グリッド線の除去を行うことができた.開発した画像処理技術は,診断精度の向上に寄与すると考えられる.

22-28 (時間: 10:12 - 10:25)
題名平均絶対値誤差最小による適応的予測フィルタに関する一考察
著者*橋爪 善彦, 槙 修一, 森川 良孝, 山根 延元 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 139 - 140
Keyword可逆符号化, 絶対値誤差
Abstract予測符号化に基づいて対象画像毎に予測器を設計する可逆符号化方式は,符号化能率(圧縮率)の高さから,近年注目を集めている.これらの方式では,予測器の性能が圧縮率を左右する重要な要因となる.通常,予測器の設計は平均二乗誤差(MSE)を評価関数として行うが,予測誤差が大きくなるエッジを考えた場合,その影響は評価関数に大きく反映されることから画像全体としての予測誤差が大きくなるという問題がある.そこで筆者らは平均絶対値誤差(MAE)を評価関数とし,予測誤差が大きくなる原因の一つであるエッジの影響を軽減する方法について検討を加えた.MSEとMAEを最小にするようにそれぞれ予測器を設計し,それらを用いて得られた予測誤差の情報量を比較した結果,MAEの有効性が確認されたので報告する.


部門: 22. パターン認識・画像処理 VI
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 5階 22555室 (→地図)
座長: 尾関 孝史 (福山大学工学部情報処理工学科)

22-29 (時間: 10:40 - 10:53)
題名雰囲気モニタリングによる火災危険予測システムの開発 第2報
著者*金子 陽介, 三浦 房紀 (山口大学/工学部), 松本 佳昭, 吉木 大司, 森 信彰 (山口県産業技術センター/戦略プロジェクト部)
Pagep. 141
Keyword火災予測, マハラノビス距離, ガスセンサ, 特徴抽出
Abstract日本全国では毎年5万件以上もの火災が発生しており,その内住宅火災の犠牲者の半数以上が65歳以上の高齢者である. そこで,室内の雰囲気(一酸化炭素,水素,臭い)をセンサによりモニタリングし,得られた信号を解析することにより火災の前兆として火災危険度を評価するシステムを提案する. 具体的には,センサから得られた信号波形から,マハラノビス距離を用いたパターン認識手法によって求める. 前報告では,各種ガスセンサからの出力値を元にしてマハラノビス距離を算出し,これによって火災危険度判別を行う火災危険予測システムを報告した.今回は,この有効性を検討した結果について報告する.

22-30 (時間: 10:53 - 11:06)
題名火災予防のための熱源監視装置の開発 第二報
著者*森 信彰, 松本 佳昭, 吉木 大司 (山口県産業技術センター/戦略プロジェクト部), 江 鐘偉 (山口大学/工学部)
Pagep. 142
Keyword熱源監視装置, 火災予防, オプティカルフロー, フーリエ記述子, 近赤外画像
Abstract従来の火災警報機は着火後に警報を出すものが一般的であるが、運動能力や判断能力が衰えた高齢者や障害者にとっては着火後の対応では遅くなる可能性があり、火災の特定を迅速に行える装置が求められている。これに対し本研究では、CCDカメラによる近赤外画像を利用して熱源を平面的に監視する熱源監視装置を提案している。しかし、そのままでは火災に繋がる炎と太陽光との区別が付かないという問題があった。そこで炎の揺らぎに注目し、炎を時空間局所最適化法によるオプティカルフローと熱源形状のフーリエ記述における変化を利用することで、この問題に対する有効性を見出したのでこれを報告する。

22-31 (時間: 11:06 - 11:19)
題名家電製品使用状況からの日常生活度の解析
著者*吉木 大司, 森 信彰, 松本 佳昭 (山口県産業技術センター), 茨 久和, 金子 陽介, 三浦 房紀 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 143
Keyword生活モニタリング, 行動解析, MTS法, 独居高齢者, 家電製品
Abstract 家電製品の使用状況をモニタリング対象とした,独居高齢者の生活モニタリングシステムから得られた生活状況データを用いて,外出などの日常と異なる生活状況(日常生活度)を解析する手法を提案する.フィールド実験により得られた生活状況データに対して,Mahalanobis Taguchi System(MTS)法を用いた本提案手法を適用し,外出やテレビの使用状況など,日常と異なる生活状況を判別できることを確認した.

22-32 (時間: 11:19 - 11:32)
題名スポット検出のためのフィルタリングによるゲル画像の処理
著者*林 孝哉 (山口短期大学情報メディア学科), 坂本 和史 (山口大学大学院理工学研究科), 中村 和行, 岡 正朗, 浜本 義彦 (山口大学大学院医学系研究科)
Pagep. 144
Keywordフィルタリング, ゲル画像, 蛋白質スポット

22-33 (時間: 11:32 - 11:45)
題名ネットワークカメラを用いた侵入物検出システムの開発
著者*奥田 正史 (広島大学 大学院工学研究科 情報工学専攻), 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学 大学院工学研究科)
Pagep. 145
Keyword侵入物検出, ネットワークカメラ, イメージベースドレンダリング, 監視カメラ

22-34 (時間: 11:45 - 11:58)
題名OCT断面画像を用いた眼底形状の特徴量計測
著者*弘田 昌士, 金田 和文, 玉木 徹 (広島大学大学院工学研究科), 曽根 隆志, 三嶋 弘 (広島鉄道病院)
Pagepp. 146 - 147
Keyword緑内障, OCT, RPE, 診断支援, 医用画像処理
Abstract日本における大きな失明原因の一つは,緑内障である.これは視神経線維の消失によって視野狭窄がおこる病気であり,一度消失した視神経は回復しないため早期発見と経過観察が重要とされている. そのために,我々はこれまでに眼底形状の計測やその表示手法の開発を行っている.本研究では,Optical Coherence Tomography(OCT)と呼ばれる装置により撮像される,眼底網膜の断面画像から,R/D比とC/D比を計測する手法の開発を目的とする.


部門: 22. パターン認識・画像処理 VII
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 25号館 5階 22555室 (→地図)
座長: 小西 亮介 (鳥取大学工学部電気電子工学科)

22-35 (時間: 13:00 - 13:13)
題名パラメータ融合によるオンライン署名照合における最適閾値設定
著者*小池 將太, 原 秀樹, 中西 功, 伊藤 良生, 副井 裕 (鳥取大学工学部)
Pagep. 148
Keywordオンライン署名照合, DWTサブバンド分解, パラメータ融合, 等閾値設定法
Abstract我々のグループでは,オンライン署名照合について研究を行っている.タブレットから抽出したデータを直接処理するのでなく,離散ウェーブレット変換に基づくサブバンド分解により周波数(レベル)毎の信号に分解することで詐称者が本人署名をなぞって筆記した場合でも高い照合率を実現する.また,さらなる照合率の向上を目指し,ペンの位置パラメータから算出される他のパラメータを定義し,それらを最終判定部分で融合するマルチマッチャー方式の研究も行ってきた.しかしながら,最終判定におけるパラメータ融合においては,署名(ユーザ)毎に最適閾値が異なることが問題となる.本論文では等閾値設定法を導入し,閾値変動の問題を解決することを試みる.

22-36 (時間: 13:13 - 13:26)
題名音声ピッチ情報とオンライン署名によるマルチモーダル・バイオメトリクス認証
著者*橋本 拓也, 中川 武彦, 中西 功, 伊藤 良生, 副井 裕 (鳥取大学工学部)
Pagep. 149
Keywordマルチモーダル・バイオメトリクス, オンライン署名照合, 音声照合, アブストラクト・レベル融合, 重み付け加算法
Abstract現在,インターネットや携帯電話が普及し,ユビキタス社会を迎えようとしている.そういった中,セキュリティの確保は重要な課題となっている.そこで,個人に固有な生体特徴を用いるバイオメトリクス認証技術が過去にない注目を浴びている.我々の研究グループでは,離散ウェーブレット変換に基づくサブバンド分解を導入した新しいオンライン署名照合方法を提案し,高い照合率を実現した.本報告では更なる照合率向上のため,音声のピッチ情報を用いた照合を融合したマルチモーダル・バイオメトリクス認証システムを提案する.融合に際してはアブストラクト・レベル融合,重み付け加算法での融合判定を行い,評価実験により検証する.

22-37 (時間: 13:26 - 13:39)
題名自己組織化マップ(SOM)を用いた画像分類に関する研究
著者*山根 拓 (鳥取大学工学部), 加藤 聡 (松江工業高等専門学校情報工学科), 伊藤 良生 (鳥取大学工学部)
Pagepp. 150 - 151
Keyword自己組織化マップ(SOM), ウェーブレット変換, 画像分類
Abstract近年,コンピュータの性能の向上や,インターネットの普及などに伴い,音声や文字,画像などの膨大なデータがディジタルデータとして取り扱われている.これらのデータを人間が効率よく参照できるようにするには,個々のデータをその特徴に応じて分類する必要がある.このとき,画像データには明示的なキーワード情報が含まれていないため,画像の分類は人の直観による場合が多く,非常に手間がかかる.本稿では,ウェーブレット変換を用いて画像の特徴量を抽出する.このように得られた特徴量から,クラスタリング手法として様々な分野で利用されているKohonenの自己組織化マップ(SOM)を用いて画像の自動分類を行う方法を検討する.

22-38 (時間: 13:39 - 13:52)
題名効果的ビジランストレーニング指標に関する研究
著者小田 純一郎, 有薗 公威, 窪 太壱 (島根大学 総合理工学部 数理・情報システム学科), ト蔵 浩和, 山口 修平 (島根大学 医学部 第三内科), *六井 淳 (島根大学 総合理工学部 数理・情報システム学科)
Pagep. 152
Keywordビジランス, ERP , SPN
Abstract人が集中しようとするとき、ビジランスが上昇することが知られている。つまり、「集中力」を発揮するためにはビジランスを適度に高く保つことが必要である。本研究では検証のために事象関連電位(Event-Related Potentials;ERP)を用いる。ERPの一種に刺激先行陰性電位(Stimulus-Preceding Negativity;SPN)がある。SPNを含むERPを解析することで「集中力」を観測できると考えられる。 本研究では、ビジランスとSPNの関係を明確にしSPNが「適度なビジランス」の指標となることを目指す。また、SPNと身体能力の繋がりを明確にすることでビジランスと身体能力の関係についての検証を行う。

22-39 (時間: 13:52 - 14:05)
題名発話に関する随伴性陰性変動周波数
著者有薗 公威 (島根大学 総合理工学部 数理・情報システム学科), 小阪 実 ((株)大日本印刷), 卜蔵 浩和, 山口 修平 (島根大学 医学部 第三内科), *六井 淳 (島根大学 総合理工学部 数理・情報システム学科)
Pagep. 153
Keyword音声認識, CNV, LPC
Abstract実環境において音声認識を実現するためには、外部環境雑音や、使用者の声帯個人差、発話開始時の特定を解決させなければならない。特に前発話開始時の特定は、従来、様々な研究が行われてきたが、外部環境雑音などの問題からも効果的解法が得られていない。この問題を解決する方法として本研究は、随伴性陰性変動(Contingent Negative Variation:CNV)を用いた方法を提案する。CNVは生体情報のため、観測する手法は線形予測法(Linear Predictive Coding : LPC)を用いる。


部門: 19. 情報数理
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:51
部屋: 25号館 5階 22555室 (→地図)
座長: 大江 貴司 (岡山理科大学理学部応用数学科)

19-1 (時間: 14:20 - 14:33)
題名On 1-Inkdot Self-Verifying Nondeterministic and Nondeterministic Turing Machines with Small Space
著者*義永 常宏 (徳山工業高等専門学校), 徐 建良 (Ocean University of China), 井上 克司 (山口大学)
Pagepp. 154 - 155
Keywordnondeterminism, self-verifying nondeterminism, inkdot, Turing machines, sublogarithmic space
Abstractよく知られた非決定性計算に誤りを許さないという制約を加えた 計算モデルが自己検証非決定性計算である.また,1-インクドッ トチューリングマシンとは,読み込み専用の入力テープに1度だけ “インクの雫”で印を付けることを許したチューリングマシンモ デルのことである.ここでは,領域が対数以下に制限された場合 においては,1-インクドット非決定性チューリングマシンでは受 理できるが,1-インクドット自己検証非決定性チューリングマシ ンでは受理できない言語が存在することを示す.

19-2 (時間: 14:33 - 14:46)
題名列車ダイヤ混乱時における最適運行スケジューリング
著者*今橋 範之, 永田 武 (広島工業大学)
Pagep. 156
Keyword列車運転整理, 焼きなまし法
Abstract列車は予め定められた運行ダイヤに基づいて走っており,乗客もダイヤ通りに列車が運行するとして利用している。しかし,悪天候,人身事故,車両故障などで,ダイヤが乱れたりすることがある。列車ダイヤ混乱時の運行スケジューリング問題を組合せ最適化問題としえとらえ,計画ダイヤと事故の状況が与えられた時に,最適に近い運転整理案を迅速に作成するアルゴリズムの開発を目指す。本論文の目的は,電気鉄道でのダイヤ混乱時の運転整理を行う一つの方法として「焼きなまし法」をベースにした方法を提案することである。

19-3 (時間: 14:46 - 14:59)
題名OSSに対する開発者およびユーザ指向の信頼性評価法に関する一考察
著者*福永 康裕 (鳥取環境大学), 田村 慶信 (広島工業大学), 山田 茂 (鳥取大学)
Pagepp. 157 - 158
KeywordOSS, ソフトウェア信頼性評価, AHP, ニューラルネットワーク
Abstract近年,ソフトウェアはさまざまな分野で幅広く活用されており,その高信頼化を図ることは重要である.特に,オープンソースソフトウェア(OSS)は,分散型ソフトウェア開発形態の成功例として近年特に注目されているが,その利用に関しては未だに多くの不安が残されており,サポートや品質上の問題は普及を妨げる大きな要因として考えられている.これまでに,AHPを適用した開発者指向に基づく信頼性評価法,およびニューラルネットワークを適用したユーザ指向に基づく信頼性評価法が提案されている.本研究では,両者の信頼性評価法について議論する.

19-4 (時間: 14:59 - 15:12)
題名フーリエ記述子を用いたエンジン異常音の判別
著者*宮崎 恒利 (岡山県立大学), 石原 航 ((株)テクノプロジェクト), 小原 拓文, 金川 明弘 (岡山県立大学)
Pagepp. 159 - 160
Keywordフーリエ記述子

19-5 (時間: 15:12 - 15:25)
題名計算万能性を有する単純な無限状相1次元可逆セルオートマトン
著者*胡 晟憶, 森田 憲一 (広島大学,大学院工学研究科,情報工学専攻,情報認識論研究室), 岩本 宙造 (広島大学,大学院工学研究科、情報工学専攻、情報認識論研究室), 今井 克暢 (広島大学,大学院工学研究科,情報工学専攻,情報認識論研究室)
Pagepp. 161 - 162
Keyword可逆セルオートマトン, 計算万能性, サイクリックタグシステム

19-6 (時間: 15:25 - 15:38)
題名セルオートマトンを用いたディジタル化した心電図データの解析
著者*小鷹狩 洋介 (岡山大学大学院 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 中島 道夫 (倉敷芸術科学大学 産業科学技術学部コンピュータ情報学科 大学院産業科学技術研究科), 奈良 重俊 (岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻)
Pagepp. 163 - 164
Keywordセルオートマトン, 心電図, 自己組織化

19-7 (時間: 15:38 - 15:51)
題名2元1次不定方程式の解の個数について
著者杜 鵑 (NECソフト(株)), *伊藤 暁 (山口大学理工学研究科)
Pagep. 165
Keywordシルベスターの公式, シェルソート
Abstract本稿では,2元1次不定方程式の整数解の個数を正確に表す公式を導く.本結果から,シェルソートの計算量解析で用いられるシルベスターの公式(定理)に対する直感的な証明を導くことができる.


部門: 23. ファジィ・AI・GA I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 25号館 4階 22541室 (→地図)
座長: 片山 謙吾 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)

23-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名顔画像の類似度に関する基礎的実験と考察
著者*武田 尚子, 高橋 健一, 上田 祐彰, 宮原 哲浩 (広島市立大学)
Pagep. 166
Keyword顔画像, 類似度, GA

23-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名PCクラスタによる並列型強化学習手法の比較実験
著者*串田 正幸 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 高橋 健一, 上田 祐彰, 宮原 哲浩 (広島市立大学)
Pagep. 167
Keyword強化学習, Q学習, ファジィQ学習, 並列モデル

23-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名カテゴリの統合および削除に基づいたファジィARTMAPの改良
著者*那須 曜 (広島市立大学大学院 情報科学研究科), 上田 祐彰, 高橋 健一, 宮原 哲浩 (広島市立大学)
Pagep. 168
KeywordファジィARTMAP, カテゴリ, 統合, 削除

23-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名集団の多様性維持を考慮した遺伝的プログラミングによる木構造パターンの発見
著者*長嶺 将俊 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 宮原 哲浩, 高橋 健一, 上田 祐彰 (広島市立大学)
Pagep. 169
KeywordGA, GP, 多様性

23-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名サッカーエージェントの最適行動規則の獲得
著者*秦 佑輔, 上田 祐彰, 高橋 健一, 宮原 哲浩 (広島市立大学)
Pagep. 170
Keywordエージェント, 強化学習


部門: 23. ファジィ・AI・GA II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 4階 22541室 (→地図)
座長: 上田 祐彰 (広島市立大学 情報科学部 知能情報システム工学科)

23-6 (時間: 10:40 - 10:53)
題名戦略パラメータを使用しない指数型進化的プログラミング
著者*谷口 隆裕 (岡山理科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻 片山研究室), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 171
Keyword進化的プログラミング, 戦略パラメータ, CEP, FEP
Abstract一般的に進化的プログラミング(EP)は, 戦略パラメータを使用している.これまでの研究で我々 は,従来のEPで必要不可欠とされていた戦略パラメー タを使用しないnsEEPを提案し,他のEPアルゴリズム を凌駕する有効性を示した.また,nsEEP は戦略 パラメータを使用しないために,その分計算時間におい ても従来のEPより効率的な探索を実現する.しかし, nsEEP では世代数(計算打切り世代)を変える度に 指数分布のパラメータ値の設定が困難であった. そこで,本研究では,如何なる世代数に対しても使用 できるEEP アルゴリズムを提案し,さらに,従来のEP 手法であるCEP やFEP も含めて,それらの収束特性を 世代別に比較検討する.

23-7 (時間: 10:53 - 11:06)
題名関数最適化問題に対する代表的な進化的計算手法の探索性能比較
著者*林 孝志郎, 谷口 隆裕, 上野 伸郎 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 172
Keyword関数最適化, 進化的計算, 遺伝的アルゴリズム, Particle Swarm Optimization, 進化的プログラミング
Abstract進化的計算は,生物の進化過程や生物の群の挙動を模倣した最適化手法の総称であり,一般に複数の解候補を利用する特徴を持つ.代表例として,遺伝的アルゴリズム(genetic algorithm,GA),Particle Swarm Optimization(PSO),進化的プログラミング(evolutionary programming,EP)などのアルゴリズムが知られている.しかしながら,これらのアルゴリズムの枠組みを越えて,それらの基本的な探索性能を比較する研究は皆無に等しい.そこで本研究では,関数最適化問題を対象として,代表的な交叉法を有する4つのGAと,CEP,FEP,EEPの3つのEPおよびPSOの基本的な探索性能を比較検討する.

23-8 (時間: 11:06 - 11:19)
題名最大クリーク問題に対する反復局所探索法の検討
著者*貞松 政史 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 173
Keyword局所探索法, 最大クリーク問題, 組合せ最適化
Abstract実用上重要な組合せ最適化問題の一つに最大クリーク問題(maximum clique problem,MCP)がある.最近我々は,MCPに対するk-opt局所探索法(k-opt local search,KLS)を提案し,DIMACSベンチマークグラフに対して良好な結果を得た.本論文では,KLSにより得られるクリークをもとに,次回の探索の初期解を生成することで連鎖的に探索を行う反復k-opt局所探索法(iterated KLS,IKLS)を提案すると共に,マルチスタート法を採用した従来のKLSとの比較を通して,IKLSの探索性能を検討する.

23-9 (時間: 11:19 - 11:32)
題名高速k-opt法を用いた遺伝的局所探索法の突然変異
著者*河本 敬子 (近畿大学), 片山 謙吾, 成久 洋之 (岡山理科大学)
Pagepp. 174 - 175
Keywordバイナリー2次計画問題, 遺伝的局所探索法, 突然変異, 局所探索法
Abstract局所探索法(Local Search, LS)は様々な組合せ最適化問題に対して,ある程度精度の良い解を比較的短時間に算出可能な近似解法として知られている.バイナリー2次計画問題(Binary Quadratic Programming Problem, BQP)に対する最も有効なLSとしてk-opt局所探索法(k-opt法)がある. 本研究では, k-opt法の改良アルゴリズムである高速 k-opt法を用いて,BQPに対する遺伝的局所探索法(Genetic Local Search, GLS)の突然変異の効果を検討する.

23-10 (時間: 11:32 - 11:45)
題名機械学習を用いたcaspase-3によるタンパク質の切断規則の予測
著者*宮川 千種, 岡田 諒 (山口大学大学院理工学研究科), 杉井 学 (山口大学メディア基盤センター), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター)
Pagepp. 176 - 177
Keyword機械学習, バイオインフォマティクス, アミノ酸配列, 文字列予測
Abstractカスパーゼはアポトーシスを引き起こすタンパク質分解酵素であり、これまでに十数種類同定されている。カスパーゼがある特定のアミノ酸配列を認識することでタンパク質は切断される。また、認識するアミノ酸配列はカスパーゼによって異なっており、ある程度の規則があると言われている。しかし、この規則に当てはまらないようなアミノ酸配列でもカスパーゼが認識し、タンパク質を切断する場合がある。 本実験ではcaspase-3に着目し、機械学習システムBONSAIを利用して、caspase-3で切断されるタンパク質の特徴を発見し、また、どのようにcaspase-3が切断するタンパク質を選んでいるのかを発見することを目的として、計算機実験を行った。

23-11 (時間: 11:45 - 11:58)
題名機械学習システムBONSAIへのワイルドカード実装の効果
著者*岡田 諒, 宮川 千種 (山口大学大学院理工学研究科), 杉井 学 (山口大学メディア基盤センター), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター)
Pagepp. 178 - 179
Keyword機械学習, モチーフ検索, バイオインフォマティクス, 膜タンパク
Abstract近年、ゲノム情報は加速度的に増加し、計算機を用いた情報科学的手法による規則発見はその重要性を増してきている。 その一例として、かつて我々は機械学習システムBONSAIを用いて、N-ミリストイル化のシグナル配列を予測するという実験を行った。その結果BONSAIは生化学的実験によって知られている規則を発見しただけでなく、新たな規則も予測し、その有効性を示すことができた。しかしその一方で、その規則は正解率という点において、あまりよくはなかった。そこで今回我々は、より高精度な規則を発見できるようBONSAIにワイルドカードを実装し、その性能を調べた。 その結果、従来より正確で簡潔な規則を予測でき、ワイルドカード実装の有効性を示した。さらにそれを用いたpmp配列予測実験においても、興味深い配列を予測することができた。


部門: 23. ファジィ・AI・GA III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 25号館 4階 22541室 (→地図)
座長: 宮原 哲浩 (広島市立大学 情報科学部 知能情報システム工学科)

23-12 (時間: 13:00 - 13:13)
題名双方向マンハッタンストリートネットワークのノード配置問題に対する局所探索法
著者*山下 浩司 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 180
Keyword可変深度探索, 波長分割多重, 双方向マンハッタンストリートネットワーク, 局所探索法
Abstract波長分割多重技術を利用した光波ネットワークに,マルチホップシステムがある.マルチホップシステムでは,その論理ノード配置によって,ネットワークの伝送効率は大きく変化する.そのため,発生するトラヒックに対して,ネットワークの性能が最良となるようなノード配置を見つけるアルゴリズムが求められている. 本研究では,マルチホップシステムである双方向マンハッタンストリートネットワークにおける最適ノード配置を求める問題を対象に,可変深度近傍探索のアイデアに基づく局所探索法を提案する.そして,提案した局所探索法の性能を評価するために,従来法である階層型Greedy+SA法と比較する.

23-13 (時間: 13:13 - 13:26)
題名Multiple Sequence Alignmentに対する Maximum Weight Trace法を用いた一解法
著者*上野 伸郎 (岡山理科大学大学院工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 181
KeywordMultiple Sequence Alignment, Maximum Weight Trace 法, 貪欲法
Abstract本研究で対象とするのは,アミノ酸配列の多重配列アライメント (Multiple Sequence Alignment, MSA) である.MSAとは,アミノ酸配列を複数並べ,一致もしくは類似するアミノ酸が縦に揃うように隙間(ギャップ)を入れ整列させる解析方法である. MSAに対する形式化手法として Maximum Weight Trace(MWT)法がある。MWT法はMSA をグラフ問題として扱うことにより,広範囲にわたって配列の縦の関係の情報を保持することが可能になることから,有望なアプローチであると考えられる.本研究ではMSAに対してMWT法を用いた貪欲法に基づく一解法を提案する.

23-14 (時間: 13:26 - 13:39)
題名知覚情報の分割を有する強化学習エージェントの有効性
著者*金重 徹 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 182
Keyword強化学習, マルチエージェント, クリーンナップ問題
Abstract強化学習とは,エージェント自身が未知な環境において,試行錯誤を通して環境への適応を目指す学習制御の枠組みである.近年,強化学習は現実問題のような不確実性を含む環境においてエージェントが有効に対応できる手法として注目されている.また,マルチエージェント環境に対する手法として期待されている.しかし,マルチエージェント環境では,エージェント数の増加に伴い知覚する状態数が指数的に増加し,知覚する状態を保存しておく記憶領域の大きさ,また,その状態数の増加に伴う学習速度の遅さが問題になる.本稿では,それらの問題を改善するための手法を提案するとともに,クリーンナップ問題を対象とし本手法の有効性を検討する.

23-15 (時間: 13:39 - 13:52)
題名複数のタスクを行うマルチエージェント強化学習の報酬の与え方に関して
著者*太田 真由美, 金重 徹 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 成久 洋之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 183
Keyword強化学習, マルチエージェント, 協調, 報酬
Abstract マルチエージェント強化学習の研究では,協調の獲得を前提として,単一タスクの問題を対象にする場合がほとんどであるが,現実的な問題では複数のタスクが存在する場合が多い.  例えば,サッカーゲームを対象とする場合は,複数のタスクが連鎖的に存在しており,目標状態までのステップ数が膨大になるため,補助的な報酬を与える工夫も考えられているが,その影響など不明な点が多い.  そこで本研究では,複数タスクのクリーンナップ問題を対象に,報酬の与え方の違いによるマルチエージェント強化学習の特性に関して検討する.その結果,副目標達成時に報酬を与える場合でも良好な学習がなされ,かつエージェント間の協調も獲得できることを示す.

23-16 (時間: 13:52 - 14:05)
題名強化学習によるロボットの行動獲得に関する検討 〜LEGO MindStormsへの応用〜
著者*渡部 勇樹, 堀内 匡 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 184
Keyword強化学習, MindStorms, 行動獲得, 迷路探索問題
Abstract強化学習は,報酬といわれる特別な入力を手がかりに,環境に適応した行動決定戦略を学習するシステムである.強化学習は現在,様々な分野での応用を目指して,近年盛んに研究が行われており,特にロボットの学習に多く試みられている.今回取り上げるLEGO社のロボット開発キットMindStormsは,多様な目的に応じた形態や機構にあわせ,容易に組み立てやプログラミング制御できる.そこで本研究では,このMindStormsを用いて,迷路探索問題を対象として,強化学習によるロボットの行動獲得について実験を行い,結果について考察する.


部門: 20. 計算機工学
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:12
部屋: 25号館 4階 22541室 (→地図)
座長: 籠谷 裕人 (岡山大学大学院自然科学研究科)

20-1 (時間: 14:20 - 14:33)
題名ファイルの格納ディレクトリを考慮したバッファキャッシュ制御法の評価
著者*小峠 みゆき, 田端 利宏, 谷口 秀夫 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 185 - 186
Keywordオペレーティングシステム, バッファキャッシュ
Abstract従来のオペレーティングシステム(以降,OS)では,バッファキャッシュを入出力の単位であるブロック単位でLRU管理することが一般的である.一方,利用者は,ファイルという抽象度の一段高いレベルでデータを扱うため,ファイル操作の観点からバッファキャッシュを管理する方式が考えられる.そこで,我々は,ファイルとブロックの対応関係を考慮して,指定ディレクトリ下のファイルを優先的にキャッシュするバッファキャッシュ制御法を提案している.本稿では,ファイル入出力例としてWebサーバを取り上げ,提案方式の評価結果を報告し,有効性を示す.

20-2 (時間: 14:33 - 14:46)
題名Tenderにおける動作継続制御切り替え機能の実現
著者*大本 拓実, 田端 利宏, 谷口 秀夫 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 187 - 188
Keywordオペレーティングシステム, 計算機処理, 永続化, 動作継続
Abstract計算機は,プロセス管理,メモリ管理などのOSの動作に必要なさまざまなデータを揮発性メモリ上に保持している.このため,計算機が何らかの原因で電源切断された場合,揮発性メモリ上のデータは消失する.したがって,電源再投入後に揮発性メモリ上のデータを用いた処理を続行できない.そこで,我々は,Tenderオペレーティングシステムにおいて,揮発性メモリ上のデータを永続化するプレート機能を用いて,計算機処理を永続化する動作継続制御の実現を目指している.本稿では,動作継続制御の有効化と無効化を動的に切り替える機能の実現について述べる.提案機能を実現することで,動作継続制御によるオーバヘッドを永続化時のみに限定できる.また,動作継続制御の動的な有効化と無効化を実現することで,利用者の利便性を向上できる.

20-3 (時間: 14:46 - 14:59)
題名2次割当問題に対するタブー探索法のFPGA上での実現
著者*木村 義洋, 若林 真一, 永山 忍 (広島市立大学)
Pagepp. 189 - 190
Keyword2次割当問題, タブー探索法, FPGA
Abstract2次割当問題(Quadratic Assignment Problem: QAP)はNP困難な組合せ最適化問題の1つであり,数理計画法等の通常の手法では最適解を求めることが困難であることが知られている.一方,QAPは巡回セールスマン問題, VLSIレイアウト設計におけるセル配置問題など多くの問題に応用できるため,これまでに多くの研究が行われている.本研究では,タブー探索法に基づくQAPに対する解法をハードウェアで実現し,FPGA上に実装することを提案する.

20-4 (時間: 14:59 - 15:12)
題名FPGAによる並列計算機用ネットワークの実機評価システム
著者*野上 賢太 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 小畑 正貴, 上嶋 明 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagepp. 191 - 192
KeywordFPGA, PCクラスタ
AbstractFPGAを用いたPCクラスタ用のネットワークカード、およびそれによるネットワーク評価システムについて報告する。開発したカードはホストインターフェース、小規模スイッチ、4本の外部接続ポートを1個の低価格FPGAで実現している。また、通信ログをとるための2個のメモリを搭載していて、通信量の時間変化や通信の開始/終了時刻をハードウェアによって記録する。FPGAの再構成によって、通信プロトコルやルーティングなどを変化させた性能評価を実機で行うことを目的としている。


部門: 24. ニューラルネット I
日時: 2006年10月21日(土) 9:00 - 10:31
部屋: 25号館 4階 22542室 (→地図)
座長: 中島 弘之 (近畿大学 工学部 電子情報工学科)

24-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名シグモイド写像を採用したリカレント型神経回路網モデルにおけるカオスの機能応用
著者*越智 幸治 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagepp. 193 - 194
Keywordカオス, ニューラルネット

24-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名リカレント型神経回路網におけるカオスダイナミクスを用いた迷路求解
著者*清水 壮, 小林 尚司 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagepp. 195 - 196
Keywordカオス, 迷路求解

24-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名リカレント型神経回路網モデルにおける準階層構造を用いた移動制御
著者*田中 泰 (岡山大学大学院), 奈良 重俊 (岡山大学)
Pagepp. 197 - 198
Keywordカオス, 神経回路網
Abstractこれまでのロボットに関する研究では,人間の脳のように経験に基ずく柔軟な処理を行うコンピュータを作り出すのは困難であると言われている. こうした背景において,Nara&Davisらは,人間の脳の神経細胞において観測されたカオス的な振舞いと柔軟な情報処理には深い関係があるのではと考え,2状態を持つ神経細胞素子が相互に結合した非対称リカレント型神経回路網モデルにカオス的ダイナミックスを導入し,カオスの機能的側面について研究を行ってきた. Suemistuらによってこの神経回路網モデルを用いた移動体の制御も行われている. 本研究では,更に神経回路網モデルに準階層構造を用い,センサ系も導入することにより実際の機能に近づけ,センサ系・駆動系両方にカオスを搭載した移動体制御を行う.

24-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名Tracking Function of Moving Target using Chaotic Dynamics in A Recurrent Neural Network Model
著者*Yongtao Li (Graduate School of Natural Science and Technology, Okayama University), Shigetoshi Nara (Department of Electrical&Electronic Engineering, Okayama University)
Pagepp. 199 - 200
KeywordChaotic Dynamics, Neural Network, Tracking
AbstractChaotic dynamics observed in biological systems have attracted great interest. A viewpoint that constrained chaos could be potentially useful to solve complex problems was proposed. As an example, chaotic dynamics introduced in a recurrent network model was applied to track a moving target, which is an ill-posed problem. A simple algorithm to track a moving target was proposed. Nine kinds of trajectory along which the moving target moves were set. The results of computer simulation show that chaotic dynamics is useful to track a moving target.

24-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名リカレント型神経回路網モデルにおけるカオスダイナミクスを用いた身体運動制御応用への試み
著者*孫 漢宇 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagepp. 201 - 202
Keywordリカレント型神経回路網, カオス
AbstractNara&Davisらは二状態ニューロンに基づくリカレント型神経回路網モデルに複雑なカオス的なダイナミクスが生じることを発見した.将来カオス的なダイナミクスの工学への応用を実現することを目的とし,その準備段階としてリカレント型神経回路綱で発生した カオス的なダイナミクスを用いて3次元におけるアーム運動に関してモデルを立てシミュレーションを行う.

24-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名リカレントニューラルネットワークを用いたハイブリッド関数ペトリネットの脆弱部位の推定
著者*北風 裕教 (山口大学 理学部/大島商船高等専門学校 商船学科), 松野 浩嗣 (山口大学理学部), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所)
Pagepp. 203 - 204
KeywordHFPN, RNN, Cell Illustrator
Abstract我々はHFPNを基本アーキテクチャとして計算機上でシミュレーションできるツールCell Illustratorの開発を行なっており,脆弱部位の特定に努めてきた.しかし生命パスウェイから脆弱経路の推定を行なう際,経路の反応を順次手作業で停止し,その都度実行処理を行なう必要があるため膨大な処理時間が必要であり,脆弱経路の自動推定と時間短縮が望まれている.本研究ではHFPNで記述されたパスウェイを,時間成分を記憶可能なRNNに再形成し,自動で連続的にノックアウトを実現するシステムについて提案する.サーカディアンモデルを用いて簡易実験を行い,脆弱部位推定システムが正しく動作しているか有効性の考察を行なう.

24-7 (時間: 10:18 - 10:31)
題名自己組織化マップを用いた心音判定マップの試作
著者*宮城 大祐, 藤村 喜久郎, 中西 功, 副井 裕 (鳥取大学工学部電気電子工学科)
Pagep. 205
Keyword心音, 自己組織化マップ, マップ
Abstract臨床診断において, 聴診は多くの病気や異常の発見に非常に有効であることが認識されている. 最近では, CTやMRIなどの画像診断に頼りすぎる結果として聴診技術の低下が指摘されている. 聴診音を分析して診断に役立てたいという要求は医療現場において非常に多く, これまでにも様々な試みが行われているが,未だ実用化には至っていない. 今回,自己組織化マップ(SOM)を用いて心音判定マップを試作した結果を報告する.


部門: 24. ニューラルネット II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 12:11
部屋: 25号館 4階 22542室 (→地図)
座長: 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科)

24-8 (時間: 10:40 - 10:53)
題名状態が連続値をとるフェーザ型複素ニューラルネットワークによるトーラス上のN-クイーン問題の求解
著者*宮本 邦廣, 中島 弘之 (近畿大学工学部)
Pagepp. 206 - 207
Keyword複素ニューラルネットワーク, 最適化問題, N-クイーン問題, トーラス
Abstract近年、「複素ニューラルネットワーク(以下、複素NN)」のモデルがいくつか提案され、連想記憶などに適用されている。著者らは、ニューロンの状態が複素平面の単位円上で離散値をとるフェーザ型複素NNを用いて、組み合わせ最適化問題の一つであるトーラス上のN-クイーン問題の求解を試み、問題のサイズNが大きくなるとローカルミニマムに陥りやすくなることを確認した。この問題を解決するため、本研究では、ニューロンの状態が連続値であるフェーザ型複素NNを用いた解法を提案し、計算機実験によってその有効性を検討した。

24-9 (時間: 10:53 - 11:06)
題名時間軸上での結合にもとづくニューラルネットワークの構成法に関する研究(第2報)
著者*中川 友博, 玉野 和保 (広島工業大学 工学部)
Pagepp. 208 - 209
Keywordニューロン, 重み付け
Abstract生物的な柔らかい情報処理を可能にするために、パルス幅の連続変化に着目してアナログ入力情報をパルス信号で処理できるニューロンを提案した。このニューロンはパルス幅と発生遅れ時間へ重み値を付加し、生成される二次元合成情報を一括取扱える特徴がある。 本報告ではこのニューロンを2個用いてニューラルネットワークを構成し、自動車の後輪のスリップによるドリフトを制御することへの応用を試みた結果について述べる。

24-10 (時間: 11:06 - 11:19)
題名SOMによる肝臓病診断問題への適用
著者*丸形 俊介 (岡山県立大学情報工学部), 小原 拓文 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 高橋 浩光, 金川 明弘 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 210 - 211
Keyword自己組織化マップ, 肝臓病診断
Abstract肝臓病には沢山の病状がある.このうち,ウイルス性の肝炎を除けば,その診断は血液検査の結果に依ることになる.しかしながら,この項目は多岐にわたっており,さらにそれが複雑な様相を呈しているので,血液検査データのみによる診断には豊富な知識と経験が必要とされる.よって,肝臓病診断の自動システムの開発は重要である.また,肝臓病は判別すべき病状が明確に定義されており,二つ以上の病気を同時に患っているという状況を考慮する必要がない為,肝臓病診断問題は判別問題を解く手法を検証する問題として適切である. 本研究では与えられた肝臓病患者の血液検査データに対し,自己組織化マップを用い,判別する方法を提案する.

24-11 (時間: 11:19 - 11:32)
題名差分値を用いた双方向SOMによる風速予測
著者*藤松 誠一郎, 鷲見 育亮, 植田 拓也 (鳥取環境大学 大学院), 小林 飛鳥 (鳥取環境大学), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 副井 裕 (鳥取大学工学部)
Pagep. 212
Keyword自己組織化マップ, 風況予測
Abstract新エネルギーの一つである風力は、枯渇の心配がなく、風力を使った発電方法は二酸化炭素を排出しないクリーンな発電方法として、日本でも導入されている。鷲見研究室では家庭用小型風力発電機に注目し、発電効率を向上させるために風況の予測を行っている。これまでに自己組織化マップ(以下SOM)を使用した風速の予測を行ってきた。予測では観測された実風速の値を用いて行ったが、今回は観測された風速の差分値を利用した予測実験を行ったのでその結果について報告する。

24-12 (時間: 11:32 - 11:45)
題名自己組織化マップ(SOM)を使った風力発電機の制御システムの検討
著者*小林 飛鳥, 鷲見 育亮, 植田 拓也, 藤松 誠一郎 (鳥取環境大学), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 副井 裕 (鳥取大学工学部)
Pagep. 213
Keyword自己組織化マップ, 風況予測
Abstract現在,小型風力発電機ではパワーアシストを用いた風力発電機が開発されている.パワーアシストしている間に風が吹けば発電開始できる回転数まで素早く上昇できるが,風が吹かなかった場合,電力を無駄に消費したことになる.そこで風況予測を行うことで,パワーアシストを起動させる有無を判断し,バッテリーの消費電力を抑えることが出来ないかと考えた. 今回は,双方向SOMを用いることで,基本SOMでは不可能であった,教師信号を用いた一般的な入出力関係の学習が可能になる.今回は双方向SOMを実装したモデルを季節ごとに作成し,風速の予測を行い,双方向SOMを用いて風速予測を行い,基本SOMを用いた風速予測結果と比較した.

24-13 (時間: 11:45 - 11:58)
題名マウス嗅覚系のモデリングとシミュレーション
著者*曽 智, 辻 敏夫 (広島大学大学院工学研究科), 滝口 昇 (広島大学大学院先端物質科学研究科), 大竹 久夫 (大阪大学大学院工学研究科)
Pagepp. 214 - 215
Keyword嗅覚系モデル, アテンション, 匂い識別, ニューラルネット
Abstract近年,マウスは匂いに含まれるの数種類の分子のみに着目し,効率よく匂いを識別していることが明らかにされつつある.このメカニズムはアテンションと呼ばれており,巧みな高次元処理を実現する一つの有効なアルゴリズムと考えられる.しかしながら,神経接続が動的に変化するなどの理由から,生物学的手法による解明には限界がある.そこで,コンピュータシミュレーションによる解析が有効であると考えられる.本稿では,マウスの嗅覚処理にたずさわる受容体,嗅球,梨状葉を解剖学的知見に基づいてモデル化する.そして,シミュレーションと実生物の行動解析の結果を比較し,アテンションが起りうるメカニズムを考察する.

24-14 (時間: 11:58 - 12:11)
題名2次元DBCNNの画像処理への応用
著者*小倉 智隆, 原 肇 (広島工業大学)
Pagepp. 216 - 217
KeywordCNN, sgn関数, リミットサイクル, 状態パターン
Abstractセルラーニューラルネットワークの研究は、理論的には、安定問題や平衡点の数などが研究されている。また実用面では、CCD等を使って画像処理への応用が考えられている。我々は1次元の離散2値形のセルラーニューラルネットワークの安定問題について検討する中で、これが画像処理へ応用できることが分かった。各種のテンプレートを採用することで、孤立点検出やエッジ強調など各種の処理方式について判断できるようになった。


部門: 27. 教育・研究
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:44
部屋: 25号館 4階 22542室 (→地図)
座長: 宮地 功 (岡山理科大学 総合情報学部 情報科学科)

27-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名電気電子系の回路網講義用Web教材の創作について
著者*石田 雅, 大野 賢一, 鈴木 輝博, 木本 雅也, 宮田 直輝, 山岸 正明 (鳥取大学/総合メディア基盤センター)
Pagepp. 218 - 219
Keyworde-Learning, Web教材, 電気電子回路
Abstract本学では,平成15年度より必携PCを活用した授業を実施しているが,現在各学部の専門教育への必携PC利用促進を目指しているところである。また,当センター電子計算機システム,学内LANを利用して,e-Learningシステムの中核であるWeb教材の創作について,電気電子系の電気・電子回路網講義をとりあげ,制作ステップを示すとともに、e-Learningシステムの運用について示す.

27-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名ネットワーク型教育用経営シミュレーションゲームシステム
著者*小松原 実 (岡山商科大学)
Pagepp. 220 - 221
Keywordビジネスゲーム, シミュレーション, 技術経営, ネットワーク, ゲーム
Abstract経営教育の手法の一つに経営シミュレーションを複数の参加者によってゲーム形式で行うというものがある。本研究では,従来,紙上で行われていた教育用の経営シミュレーションゲームを,ネットワーク上で行えるようにし,従来型の持つ問題点を解決するとともに,ネットワークを用いて自由度の高い経営シミュレーションゲームを開発した。ゲーム参加者は他社と競合する製品の製造,販売を行う会社を経営する。参加者は各期ごとに製品製造,材料発注,各部門の従業員の雇用と解雇,社会貢献活動,資金繰りのための借り入れおよび返済,各部門への資源の割り振りなどを決定する。

27-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名高校の教科「情報」学習者の大学入学時におけるコンピュータ操作能力に関する調査
著者*吉長 裕司 (三井造船(株)/出向先:エム・イー・エス・エース(株)), 松澤 康夫 (岡山県立大学/保健福祉学部(非常勤講師)), Luiz Camargo (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 金川 明弘, 川畑 洋昭 (岡山県立大学/情報工学部)
Pagepp. 222 - 223
Keyword高校教科「情報」, コンピュータ操作能力, 情報教育
Abstract高校で教科「情報」を学んだ学生が,大学入学時と大学1年次の情報基礎教育終了時に,どの程度のコンピュータ操作能力(打鍵能力と代表的なアプリケーションソフトの操作能力)を有しているのかを調査した.その結果,大学入学時には,打鍵能力とアプリケーションソフトの操作能力が実用レベルには達していない学生が大半であり,大学1年次の情報基礎教育終了時には,これらの能力が大幅に向上したことが明らかとなった.今回調査対象とした学生(高校で教科「情報」を学んだ大学保健福祉系学部1年生)に対しては,大学1年次の情報基礎教育が効果的であったことが示された.

27-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名教育プログラム制に基づいた学部教育支援システムの開発に向けて
著者*沢津橋 政人, 岡村 寛之, 林坂 弘一郎, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 224
Keyword教育プログラム制, 学部教育支援システム, データベース
Abstract平成18年度から広島大学は教育プログラム制をスタートさせた.教育プログラム制は4年間の主専攻プログラムと並行して,副専攻プログラムや特定プログラムなど,複数のプログラムを選択できる制度である.教育プログラムと同様な取り組みは,大学改革の一環として全国的に展開されている.これにより,学生が在学中に到達可能なプログラムが多数存在したり,各プログラム間での講義の重複や新しい到達指標が追加されたりすることで,教員による教育指導も複雑化する傾向にある.このため,教育プログラム制の円滑な実施に向けた教育支援システムの開発が必要となってくる.本研究では,教員による教育指導を支援する機能を実装した学部教育支援システムの開発を目的とする.

27-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名音声駆動型身体的引き込み3Dオブジェクトを用いたプレゼンテーション支援システムの開発
著者*中島 仁志, 吉田 真章 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 渡辺 富夫, 山本 倫也 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 225 - 226
Keywordヒューマンコミュニケーション, ヒューマンインタラクション, 引き込み
Abstract著者らは、音声から豊かなコミュニケーション動作を自動生成する音声駆動型身体引き込みキャラクタInterActorを開発し、その有効性を示してきた。講演者が複数の聴講者と対話するプレゼンテーションにおいても、この身体的リズムの引き込みを導入することで、より一体感のある場を生成できると考えられる。本研究では、講演者の発話音声に対して、3D化したプレゼンテーションスライド内のオブジェクト(ロゴ、文字、グラフ、図など)が引き込み動作をするプレゼンテーション支援システムを開発している。また、3Dロゴが聞き手としてうなずくシステムについて評価実験を行い、その効果を確認している。

27-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名デジタル紙芝居配信システムに関する研究
著者*篠原 陽介, 毛利 亜紀, 舩曵 信生, 甲本 卓也 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagep. 227
Keywordデジタル紙芝居, 遠隔授業
Abstract近年,インターネットを用いた遠隔学習に対するニーズが高まりつつある.そこでは,授業シーンや,講師の音声をデジタル化し,インターネット配信することが必要である.同時に,それらをデータベース化することは自学習や授業の復習に必要である.本研究では,授業中シーンの静止画像撮影と音声録音を行い,そのデジタル化したデータを受講者がWEB 上で閲覧することにより,遠隔授業を実現するデジタル紙芝居配信システムの構築を目的としている. 提案システムの撮影機能のみ実装を行い,評価実験を行ったところ,システムが正しく動作することが確認された.また受講生にアンケートを行ったところ,本システムが学習環境に大きな影響を及ぼすことが示された.

27-7 (時間: 14:18 - 14:31)
題名初等教育におけるプログラミング教育の実践・検討
著者*森田 佳成, 岸本 朱美, 渡部 由美子, 鷲見 育亮 (鳥取環境大学環境情報学部情報システム学科)
Pagep. 228
KeywordITクラフトマンシップ事業, プログラミング教育
Abstract現在小中学生の理科離れは深刻化しており,将来の技術者不足が憂慮される.本研究では小中学生を対象としたものづくりによるIT教育で理科離れを防ぐための有効的な教育方法について検討・実施した結果を報告する.

27-8 (時間: 14:31 - 14:44)
題名動式模式図SDMを用いたHCP図によるプログラムの可視化法
著者*岡 篤志 (島根大学大学院総合理工学研究科), 本村 光洋 (島根大学総合理工学部), 水穂 良平 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属)
Pagepp. 229 - 230
KeywordHCP図, 可視化, プログラミング教育
Abstractプログラミング教育において,効果的な指導のためにプログラムの動作状況を表示する方法が提案されている.この方法の一つにIT教育全域に適用することを目的として開発された動式模式図を用いたプログラムの可視化法がある.この手法は,プログラムの構成を関数単位で表現し,関数の引用関係を動的に表現している.これにより,プログラム全体の動きを把握できるが,複雑な論理を構成する関数において,関数内部の動きを知りたい要求が生じる場合がある.そこで本稿では,プログラムを局部的に詳細化表現することに適しているHCP図を用いて関数内部の動作を表現する可視化法の提案を行い,その実現方式について論ずる.


部門: 25. 情報処理 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 25号館 4階 22543室 (→地図)
座長: 北川 文夫 (岡山理科大学 情報科学科)

25-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名放送・通信トレンドデータベースの開発
著者*川喜田 裕之 (NHK広島放送局 技術部(視聴者技術))
Pagepp. 231 - 232
Keyword情報収集・共有, トレンド把握, 放送・通信
Abstractインターネットには、放送・通信分野に関する膨大な情報が存在し、日々更新されている。 これらの情報は、渉外業務や事業戦略を立案する上で有益な情報であり、効率的な収集と部内での共有、閲覧を容易にすることが望まれる。 そこで今回、人手を介すことなく、放送・通信分野の最新情報をインターネットから収集して、NHKイントラネットのホームページに公開、さらに、収集した情報をもとに分析したデータを掲載することによりトレンドの把握を支援する「放送・通信トレンドデータベース」を開発したので報告する。

25-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名アクセスベクタパーミッションと脅威の関係に関する調査
著者*山口 拓人, 田端 利宏 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 233 - 234
KeywordSELinux, アクセスパーミッション, 脅威
Abstract現在Linux OSは,読み込み,書き込み,実行の3つのファイルアクセスパーミッションを持っている.しかし,1つのアクセスパーミッションに対して様々な脅威が存在し,最小限の権限を与えることができないため,最小特権の原理を実現することが難しく,安全性が低い.これに対して,SELinuxはアクセスパーミッションという細分化されたアクセスパーミッションにより,サービスが必要とする必要最小限の権限のみを与えることができる.本稿では,我々の提案する統合したアクセスベクタパーミッションの安全性を検証するための調査の1つとして,アクセスベクタパーミッションと脅威の関係を調査した.

25-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名テキスト教材の再利用を目指した部品化の試み
著者*横本 哲志 (広島市立大学情報科学研究科), 岩根 典之, 松原 行宏 (広島市立大学情報科学部)
Pagep. 235
Keyword教材, 再利用, 部品化

25-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名連想語辞書を用いた文例検索機能の実現に関する研究
著者*渡邊 陽子 (山口大学大学院教育学研究科), 中田 充, 葛 崎偉, 吉村 誠 (山口大学教育学部)
Pagepp. 236 - 237
Keyword刺激語, 連想語, 文例データベース, 連想語辞書, 概念階層
Abstract日本語で文章を作成する際に,頭に浮かんだイメージを的確な文章で表現することに苦慮した経験は誰しも持っている.この問題を解決するために,筆者らは日本語文章作成支援システムを提案している.このシステムの処理手順は,(A)キーワードを連想語から導き出す,(B)キーワードと連想語を含む文例を導き出す,(C)得られた文例を基にして適切な文章作成を支援する,という三つのプロセスに分けられる. 本論文では,三つのプロセスのうち,連想語を求めるための連想語辞書と文例を管理する文例データベースの構造と,それらを利用した文例検索機能と文例のスコアについて述べる.

25-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名日本語によるデータベース検索システム
著者*藤井 秀徳 (徳山工業高等専門学校専攻科/情報電子工学専攻), 江口 賢和 (徳山工業高等専門学校)
Pagepp. 238 - 239
Keywordデータベース
Abstract本研究では、「日本語によるデータベース検索システム」というテーマの下、研究を行った。普段使っている日本語を直接データベース検索に用いることによって、初心者ユーザにも分かりやすく使いやすい検索システムを作ろうというものである。その名の通り、ユーザから与えられた日本語質問文を解析し、データベース問い合わせ言語であるSQL文に変換するというシステムであり、処理の流れとしては、形態素解析、ブロック特定、ブロック結合・分割、未知ブロック推測、結合ルート計算、SQL実行といった流れで行われる。開発環境はBorland JBuilder 9 Personal。開発言語はjavaである。


部門: 25. 情報処理 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 4階 22543室 (→地図)
座長: 加藤 隆 (岡山県立大学 情報工学部・計算機システム講座)

25-6 (時間: 10:40 - 10:53)
題名オブジェクト移動を可能とするミドルウェアの開発と評価
著者*阪本 憲司 (岡山理科大学大学院), 吉田 誠 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagepp. 240 - 241
Keyword分散オブジェクト, オブジェクト移動, 透過性
Abstract分散システムにおいて,オブジェクトの配置はシステムの性能に重要な役割をはたす.著者らは,Java言語を用いてオブジェクト移動を可能とするミドルウェアを開発した.本システムで実際に実現される透過性はアクセス透過性(Access Transparency),位置透過性(Location Transparency),重複透過性(Replication Transparency),移送透過性(Migration Transparency)である.本研究では,性能透過性(Performance Transparency)についての実証実験結果について述べる.

25-7 (時間: 10:53 - 11:06)
題名ソフトウェアの重さを計る-反力デバイスを用いたJavaプログラムの評価-
著者*阿部 孝行 (沖ソフトウェア株式会社岡山支社), 吉田 誠 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagepp. 242 - 243
Keywordソフトウェア, モジュール, 評価ツール
Abstract ソフトウェア開発で技術者が良いプログラムを作成する際に気にすべき点は、プログラムが正確に動作すること、プログラムが分かり易いこと、変更のしやすいこと(保守性)である。  ただ、出来上がったソフトウェア全体を評価することは容易なことではない。さらに評価できるのは専門的な知識を持っている者に限られる。  そこで、我々はソフトウェアプログラムに“重さ”という指標を導入して、ソフトウェアを評価することにした。本論ではJava言語で作られた既存のソフトウェアのソースコードを解析し、プログラムのモジュール構成・モジュール間の関連(依存)性を読み取る評価ツールの実装とその評価結果について述べる。

25-8 (時間: 11:06 - 11:19)
題名iHORB+P2PによるミドルウェアのAPI開発
著者*梶房 秀章 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 大西 荘一 (岡山理科大学総合情報学部), 畝 智徳, 杜 恒 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 西本 圭佑 (アイトレック)
Pagepp. 244 - 245
KeywordP2P, iHORB, ミドルウェア
Abstract今回,大西研究室では独自に開発した携帯電話などの組み込み機器からPCまで対応可能なJava分散オブジェクト技術iHORBにP2P機能を付加させたミドルウェアを開発した. P2P機能はiHORB自身を変更せずにiHORBの上にかぶせる形でAPIとして開発した.iHORBを利用することにより,通信を意識することなくP2P APIの開発を行うことができた.アプリケーション開発者は,このAPIを利用しP2Pアプリケーションを容易に開発することが可能となる. 本論文では,iHORB P2P設計の基本方針,P2P APIの機能,構成について述べる.

25-9 (時間: 11:19 - 11:32)
題名AnTにおけるプラグアンドプレイ機能の実現方式
著者*安達 俊光, 田端 利宏, 乃村 能成, 谷口 秀夫 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 246 - 247
Keywordオペレーティングシステム, プラグアンドプレイ
Abstract新しいハードウェアやサービスへの適応制御機能を持つAnTオペレーティングシステムを開発している.AnTの適応制御機能は,新しいハードウェアやサービスに対応したプログラムに対し,利用者のプログラムの利用形態に合わせて,プログラムの実行を制御したり,動作を監視したりする.この適応制御を行うための契機の一つとして,プラグアンドプレイ機能がある.ここで述べるプラグアンドプレイ機能は,新しいハードウェアの検知だけでなく,新しいサービスの検知も行い,適応制御機能に通知する.適応制御機能では,対応するプログラムに対して適応制御を行う.ここでは,AnTにおけるプラグアンドプレイ機能の実現方式について述べる.

25-10 (時間: 11:32 - 11:45)
題名プロセスとして実現したデバイスドライバにおける仮想空間切り替えのスループットへの影響
著者*野村 裕佑 (岡山大学大学院自然科学研究科), 岡本 幸大 (岡山大学工学部), 乃村 能成, 谷口 秀夫 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 248 - 249
Keywordオペレーティングシステム, デバイスドライバ, 仮想空間切り替え
Abstract我々は,オペレーティングシステムの信頼性を向上させるため,デバイスドライバをプロセスとして実現する方式を提案した.デバイスドライバは他のプロセスとは異なる仮想空間で動作しているため,カーネルに組み込まれて動作するデバイスドライバと比較して,プロセスからデバイスドライバへの処理要求,および割り込み発生の際に多くの仮想空間の切り替えが発生する.ここでは,仮想空間切り替え処理がNICドライバのスループットに与える影響を評価した.評価の結果,仮想空間切り替え処理は,NICドライバのスループットにほとんど影響しないことがわかった.

25-11 (時間: 11:45 - 11:58)
題名TwinOSにおけるアイドル状態に着目したOS切替え機能の実現
著者*山本 裕馬, 乃村 能成, 谷口 秀夫 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 250 - 251
Keywordオペレーティングシステム
Abstract計算機資源の有効利用,OSの監視や信頼性向上の目的で,1台の計算機上に2つのLinuxを互いに独立に走行させるTwinOSを開発している.TwinOSは,計算機資源を双方のOSに分割して制御させるため,I/O 性能が良く,独立性が高い,という利点を持つ.TwinOSの適用事例として,2つのOS のうち1つを監視用,1つを一般利用目的とした場合,一方のOSにCPU資源を多く配分したいことがある.この場合,現在のTwinOS では,CPU資源の配分の比率を変更することができない.そこで,CPU資源を一方のOSに多く配分するため,アイドル時にOS切替えを行う方法を示し,実装,評価を行った.


部門: 25. 情報処理 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 25号館 4階 22543室 (→地図)
座長: 谷口 秀夫 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)

25-12 (時間: 13:00 - 13:13)
題名Recognition of Road Sign Using Region Growing
著者*Chunghsin Liao (Department of Electronic Engineering, ChengShiu University)
Pagepp. 252 - 253
Keywordroad sign , segmentation, region growing, two-way connectivity
AbstractWe propose a robust segmentation system for road traffic signs using region growing. The main objective is to develop a robust segmentation system under various illumination conditions. Our system utilizes relative similarity of neighborhood pixels and shape information of traffic signs together. The effectiveness of our proposed system is confirmed through experiments under various illumination conditions. In the experiments, 120 images taken under evening and night-time are used. The system can give 98% successful recognition rate.

25-13 (時間: 13:13 - 13:26)
題名工程管理のためのバーコードをICタグへ置き換える一手法
著者福江 寛子 (赤坂印刷(株)), *奥本 幸, 江口 賢和, 小林 明伸 (徳山工業高等専門学校/情報電子工学科), 赤坂 徳靖 (赤坂印刷(株))
Pagep. 254
KeywordICタグ, 工程管理

25-14 (時間: 13:26 - 13:39)
題名風力発電観測システムの開発
著者*高濱 勝利, 鷲見 育亮, 植田 拓也 (鳥取環境大学), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 副井 裕 (鳥取大学工学部)
Pagep. 255
Keyword風力発電, 観測システム
Abstract現在、風車を使用した新しい風力発電観測システムを開発中である。このシステムでは、Webを使用して本風力発電観測システムによって外部に発電量などのデータを公開することを最終目標としている。どのような手順と内容で開発を進めていけばよいかを検討し開発したシステムについて報告する。

25-15 (時間: 13:39 - 13:52)
題名日経225の225種の銘柄を用いたエージェントベースポートフォリオモデル
著者*国屋 美敬, 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学 工学部)
Pagep. 256
Keyword金融工学, ポートフォリオ, エージェント
Abstract本研究では日経225に使用されている225種の銘柄の日足データを用いコンピュータ上に市場を構築する.その市場の中で仮想のエージェントにより取引を行わせ,収益を上げることの出来るエージェントの作成を目指した.エージェントは過去の株価や出来高等の指標や効率的フロンティアに基づき取引銘柄と,取引数を決定する.その結果,2年間で約1.2倍の資産の増加を見込めるエージェントの作成に成功した.

25-16 (時間: 13:52 - 14:05)
題名AHP分析を用いたM&Aに伴う企業選定の意思決定に関する研究
著者*近藤 博志, 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学工学部)
Pagep. 257
KeywordAHP, M&A

25-17 (時間: 14:05 - 14:18)
題名遺伝的プログラミング手法を用いた英日翻訳パターンの創成
著者*爲國 有司, 中野 堅太, 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学)
Pagep. 258
Keyword遺伝的プログラミング, 英日翻訳
Abstract本論文は,遺伝的プログラミング(GP)の遺伝操作によって所定の翻訳パターンからそれに類似する多くの別翻訳パターンを創成し,未知のパターンについても翻訳を可能にする一手法について検討した.これにより,翻訳で参照する文型パターンは多種多様であるので,その全てを網羅したコーパスを準備することは困難であり,膨大なデータ量を必要とするため容量的にも限界がある,という問題を軽減すると期待できる.本手法は,初期個体群として生成した英文-日文の対からなる基本パターンの構文解析木に対して遺伝操作を行い,これらを再設計することで最適化し,優良な個体を生成する.この結果,本手法は,文型パターンとして登録されていない未知パターンで構成される多くの文章が翻訳可能になることを確認した.


部門: 25. 情報処理 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 25号館 4階 22543室 (→地図)
座長: 甲本 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科)

25-18 (時間: 14:30 - 14:43)
題名利用者指向ディジタルミュージアムD-Cubisの機能統合についての提案
著者*納所 和正 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 259 - 260
Keywordディジタルミュージアム, D-Cubis
Abstract我々の研究室では,3Dの専門的な知識のない人でも簡単にディジタルミュージアムを作成し,閲覧できる利用者指向ディジタルミュージアムD-Cubisの研究を行っている. D-Cubisに関する様々な機能の研究・開発が進んでいるが,各々の機能はそれぞれ独立しており,同時に利用することはできない. そこで,本論文では機能の統合及び,モジュール化について報告する.モジュール化したことで,機能を同時に利用することが可能となり,今後新たな機能を開発する環境が整えられた.また,作成者が提示させたい機能のみを選択することができるようになった.

25-19 (時間: 14:43 - 14:56)
題名ディジタルミュージアムにおけるコンテンツ演出のための記述言語の拡張
著者*辻 圭一 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 261 - 262
Keywordディジタルミュージアム, 演出制御, MAGL
Abstract我々の研究室では,ディジタルミュージアムにおけるコンテンツの演出を記述するための言語MAGL(Museum Automatic Guidance Language)の研究開発を行っている.しかし,現在のMAGLでは発話のためのファイルを指定する必要があり,また演出機能の細かい同期制御の記述ができないといった問題がある.これらの問題を解決するために,本稿では拡張MAGLを提案した.これにより,発話内容の直接記述やマクロの記述などが可能となり,演出機能の同期制御を秒単位で指定することが可能となった.また,演出を実行するためのプロトタイプシステムを実装し,有効性の検証を行った.

25-20 (時間: 14:56 - 15:09)
題名XML文書構造制約間の矛盾検出に関する考察
著者*小坂 年輝 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 263 - 264
KeywordXML, スキーマ, 制約, 正則表現
AbstractXMLの制約を記述するスキーマ言語は数多くあるが,それぞれ記述できる制約に制限がある.したがって,スキーマ言語単独で記述できない制約がある時には,スキーマ言語を併用しなければならない.しかし,スキーマ言語を併用すると,異なる制約を記述したつもりでも,共通の制約が内包される場合があり,その際,それら共通の制約間に矛盾が生じる可能性がある.そこで本論文では,DTDとSchematronの2つのスキーマ言語について,それぞれ要素の内容モデルを正則表現で表し,その共通部分をとることで,スキーマ言語を併用した際に生じる制約の矛盾検出の方式を提案する.

25-21 (時間: 15:09 - 15:22)
題名大量の美術館所蔵品の仮想空間への提示方式
著者*栗栖 惇 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 四角 隆二 (岡山市立オリエント美術館), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 265 - 266
Keywordディジタルミュージアム, 仮想空間, メタデータ
Abstract美術館の所蔵品をWeb上のホームページや3Dミュージアムなどの仮想空間で広く公開したいというニーズが高まっている。しかし、所蔵品は量が非常に多く、それらすべてを一度に仮想空間に提示するのは困難である。また、実現できたとしても、所蔵品の空間的または、時間的な偏りにより、閲覧しにくい仮想空間になってしまう可能性がある。そこで、本稿では、所蔵品が格納されたデータベースに様々な条件で問合せを行い、その結果を基に所蔵品をHTMLや3Dディジタルミュージアムで提示するシステムの提案を行う。これにより、作者だけでなく年代や、歴史上の出来事などでクループ化した所蔵品を、仮想空間で閲覧することが可能となる。

25-22 (時間: 15:22 - 15:35)
題名近代文学での校異研究支援機能に関する考察
著者*難波 佐代 (岡山県立大学大学院), 国島 丈夫, 横田 一正 (岡山県立大学), 山根 知子 (ノートルダム清心女子大学), 劉 渤江 (岡山理科大学)
Pagepp. 267 - 268
Keyword坪田譲治, 校異, エピソード検索

25-23 (時間: 15:35 - 15:48)
題名UMLによる折り紙の操作の詳細化に関する考察
著者*石川 洋 (福山大学工学部情報処理工学科)
Pagep. 269
KeywordUML, 折り紙
Abstract折り紙の生成過程を例に挙げ,UMLによる折り紙の操作について,状況に応じた詳細化の試みを報告する.本稿では,3つの操作の概要と「折る」操作に関する詳細化をアクティビティ図とシナリオを利用して記述している.


部門: 25. 情報処理 V
日時: 2006年10月21日(土) 9:10 - 10:28
部屋: 25号館 4階 22544室 (→地図)
座長: 上嶋 明 (岡山理科大学工学部情報工学科)

25-24 (時間: 9:10 - 9:23)
題名グリッド計算システムのための静的および弱動的負荷分散手法に関する基礎研究
著者*梶田 修司 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 藤野 延竹 (宇宙技術開発(株)), 林 康仁 (三井造船システム技研), 加藤 隆 (岡山県立大学 情報システム工学科教授)
Pagepp. 270 - 271
Keyword並列処理, 負荷分散, グリッドコンピューティング, 計算機クラスタ
Abstract近年の情報化社会においてコンピュータの高性能化が進んできているが、計算量の多い問題では個人用のコンピュータでは無理なことがある。またスーパーコンピュータなどは購入・維持の負担が大きい。そこで安価なPCを複数台用意し並列処理させることにより、この問題を解決させる。複数のコンピュータを用意する際すべての同じ性能とは限らない、計算に性能差があると並列処理をした際に低性能なものに律速される。そこで本研究では、各ノードPCの計算負荷を調整することにより、各処理時間の均一化をし、全処理時間の高速化を計るとともに、計算途中でのノードPCの追加・退避を行い、その実験及び考察を行った。

25-25 (時間: 9:23 - 9:36)
題名地域ネット結合によるVPN方式の大規模グリッド計算機システムの開発に関する研究
著者*西岡 渉 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 森岡 隆行 (タイメック), 加藤 隆 (岡山県立大学情報システム工学科教授)
Pagepp. 272 - 273
Keywordグリッド・コンピューティング, VPN , PCクラスタ
Abstractグリッド・コンピューティングとは,高速ネットワークで相互に接続された複数台のPCやサーバなどから,必要なときに必要なだけの計算能力を引き出す技術である.最近のオフィス等では高性能PCが数多く導入されているが,通常の事務処理ではその性能を最大限発揮することがほとんどなく,さらに夜間は全く使われない.光ネット広域バックボーンの定着とあいまって,こうした計算機資源を有効利用できる点で大きな関心が集まっている.本研究では,こうした状況下で広域ネットを介し複数の拠点間をつないでグリッド・コンピューティング環境を構築し,大規模数値シミュレーションのための大規模クラスタ計算実験を試みた.

25-26 (時間: 9:36 - 9:49)
題名投機実行方式によるグリッド計算システムのための大規模有限要素解析法の開発
著者*田之上 淳 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 藤野 延竹 (宇宙技術開発), 尾原 恵悟 (日立情報システムズ), 加藤 隆 (岡山県立大学 情報システム工学科教授)
Pagepp. 274 - 275
Keywordグリッドコンピューティング, PCクラスタ, 並列計算
Abstractグリッドコンピューティング等の大規模な分散クラスタ並列システムでは,並列処理の過程で個々のPC間のスムーズな連携が必要不可欠である.こうした状況下では,通信のトラフィック状況や数値計算とは無関係のCPU利用等の理由により並列処理システム内に存在する低調なPCが律速要因となって計算処理時間の大幅遅延,場合によっては計算の中断が生じる可能性がある. 本研究では,広域分散クラスタ並列システム下で大規模数値計算を並列処理することを想定し,PCの処理性能低下や不調等による計算の遅延を回避し計算をそのまま続行させることを目的とした投機的な大規模数値計算法を開発し,実用化に結びつけるための基礎研究を行った.

25-27 (時間: 9:49 - 10:02)
題名メールの送受信を用いた迷惑メール登録システムの提案
著者*山本 泰隆, 乃村 能成, 谷口 秀夫 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 276 - 277
Keyword迷惑メール, 誤判定, メール分類機構
Abstract迷惑メール対策として,メール分類機構が数多く提案され,利用されている.メール分類機構において,迷惑メールと利用者に配達すべき正当メールを高精度で分類するためには,メール分類機構の判定に対して,何らかのフィードバックを与える必要がある.ここで,利用者によるフィードバックの際に,利用者の手間が問題になる.そこで,利用者の負担を低減する方法として,メールの送受信を用いたメール登録システムを提案する.利用者は,本システムで用意した専用のメールアドレスに対して,メール分類機構が誤判定したメールを転送する.本システムは,転送されたメールをもとに,メール分類機構の判定規則を更新する.本システムの利用により,利用者が直接,メール分類機構の判定規則を設定する方法と比較して,利用者の設定工数を低減できると期待する.

25-28 (時間: 10:02 - 10:15)
題名インターネット環境を用いて幼児言語学習モデルに基づく中国語学習応用システムの試作
著者*馬 涛 (広島国際学院大学工学部工学研究科), 趙 悦 (広島国際学院大学情報学部情報工学科)
Pagepp. 278 - 279
Keyword自然言語処理, 幼児言語学習, インターネット環境
Abstract本稿では, 大人と幼児の間における言語学習の過程から得たヒントに基づき,インターネット環境を利用することや知能情報処理手法で,自己学習に基づく成長性を持つ動的な中国語学習応用システムを提案する.特徴としては第一に、インターネットを利用して,時間、場所に制限されず,システムを学習させることで,コーパスは動的に増大できる.第二に、幼児の言語学習の過程のように、語彙、文法、文脈規則などは空白の状態から,言語知識を獲得し,応用できる状態になるまで自己学習できる.第三に、訂正された間違い文章は使用されない.第四に、幼児の知識を増やせば増やすほど会話できる範囲が広がり,精度が向上する.

25-29 (時間: 10:15 - 10:28)
題名任意のページに対して自由に編集や履歴を取る事が可能なwebアプリケーションツールの開発
著者*山村 幸太郎, 今井 克暢, 岩本 宙造, 森田 憲一 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻情報認識論研究室)
Pagepp. 280 - 281
Keywordインターネット, 更新履歴, マルチユーザー, web
Abstract 本研究では「複数のユーザーが適切にwebページの構成要素における表示位置を含んだ内容の編集と履歴を取る事が可能なシステム」を実現するために、掲示板をモデルとしたwebアプリケーションの開発を行う。  限られたディスプレイの空間内において、特定の場所に置かれたデータの位置やそれぞれの相対的な位置関係は、ページに書かれている内容以上の情報をユーザーに提供する。  データの位置を自由に変更出来る事で、ユーザーは任意にデータの重み付けを行え、複数のユーザーが利用するweb ページであっても矛盾の生じない編集や、webページに書かれている情報以上のコミュニケーションが可能となる。


部門: 25. 情報処理 VI
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 25号館 4階 22544室 (→地図)
座長: 岩本 宙造 (広島大学 大学院工学研究科 情報工学専攻)

25-30 (時間: 10:40 - 10:53)
題名表グラフを用いた高速な隣接判定アルゴリズム
著者*松本 拓馬 (島根大学総合理工学部), 大久保 誠 ((株)日立超LSIシステムズ), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 282
KeywordQuadtree, 隣接判定, TableGraph

25-31 (時間: 10:53 - 11:06)
題名既存の関数を引用可能とするHCP図プログラミング
著者*森田 亜希人 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属)
Pagep. 283
Keyword再利用, HCP図, プログラミング支援
Abstract近年,大規模かつ複雑化してきているソフトウェア開発において,再利用は生産性や品質の向上に有益である.膨大なソース資産として手続き型言語で記述された部品が存在するが,それ自体が何を目的として作成されたのか不明なものも多く,また,継承の概念をもたないため修正し難いといった問題がある. そこで,HCP図によってその実現方法を表し,機能を抽象化して把握することで,新たなHCP図の要素処理として引用でき,再利用可能となる. 本稿では,手続き型言語であるC言語に着目し,既存のプログラム内部関数をHCP図の要素処理として引用する支援具を開発したので報告する.

25-32 (時間: 11:06 - 11:19)
題名プログラム構造の定義
著者*水穂 良平 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属)
Pagepp. 284 - 285
Keywordプログラム, プログラム構造形式化, PSF, 機構, 構造
Abstract プログラムは,二成分からなると考えると,一つは,一連の要素処理列の集合であり,もう一つは,列生成のための制御機構である.ここで要素処理とは,値を加工する処理であり,代入,加算や減算などの計算や,入出力処理である.プログラムを二部分から成ると考える手法として,プログラム構造形式化手法[1]がある.この手法は,プログラムにおける処理をその構造および機構に分け,機構を除去し,構造を正規表現で表した代数式を導出する.構造とは,一連の要素処理列の集合であり,機構とは,列生成のための制御機構である.構造を代数式で表現することにより,適用が容易であるため,幅広い適用範囲をもつ.しかし,構造の定義が定性的なため,分析者の主観によって代数式が導出されていた.よって,定式化が必要と考えられる.  本稿では,機械的に構造を導出する.そのために,プログラムからその構造を分離するための定義を試みる.そしてこの妥当性について,これまでの経験を通じて得てきたものと比較して,妥当であることを確かめる.

25-33 (時間: 11:19 - 11:32)
題名確率法によるゲーム木探索
著者小林 康幸 (島根大学総合理工学部数理・情報システム学科), *萩尾 烈志, 小村 真彦 (島根大学大学院総合理工学研究科数理・情報システム学専攻)
Pagepp. 286 - 287
Keywordゲーム理論, 確率, 枝刈り
Abstractミニマックス法は,チェス,オセロ,将棋,囲碁などの零和2人ゲー ムでの最も基本的なゲーム木探索である.ミニマックス法では, 葉ノードに評価値を与え,子ノードの値の最大値または最小値と して親ノードの返り値を求めている.しかし,葉ノードに与えら れた評価値がゲームの結果を正確に反映していない場合には,ミ ニマックス法の返り値を求める方法は,最善の方法とは限らない. 我々は,ミニマックス法の改善案として確率法を提案し,確率法が ミニマックス法よりも優れた探索法であることを示す.また,確率 法における枝刈り法を提案し,ミニマックス法に対する枝刈り法 であるアルファ・ベータ法と比較する.

25-34 (時間: 11:32 - 11:45)
題名時系列の処理に適した自己組織化マップの構築
著者*遠藤 淳平, 清水 忠昭 (鳥取大学工学部)
Pagep. 288
KeywordSOM, HMM, 時系列, 自己組織化
Abstract自己組織化マップ(Self-Organizing Map,SOM)[1]は教師なし学習によるクラスタリングの手法の一つであり,入力パターン群をその類似度に応じて分類する能力を自律的に獲得していくニューラルネットワークである.SOMのアルゴリズムはどんな次元の特徴ベクトルでも入力できるが,時系列の入力はできないので入力をベクトル量に変換する必要がある. そこで本研究では,時系列の分類が可能な自己組織化マップを構築した. 提案手法では,不確定な時系列のデータをモデル化するための有効な統計的手法としてよく知られているHMM(隠れマルコフモデル)をSOMのノードとして並べて2次元マップを作成し,時系列の学習には,EMアルゴリズムをHMMのパラメータに適応したBaum-Welchアルゴリズム(forward-backwardアルゴリズム)を用い,勝者ノードの決定と,時系列の分類にはHMMから時系列が出力される際の確率を求めるViterbiアルゴリズムを用いた.

25-35 (時間: 11:45 - 11:58)
題名賀茂ナビ:Web-GISに基づく不動産ナビゲーションシステムー情報管理機能の開発ー
著者*神原 愛充 (広島大学工学部), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科)
Pagep. 289
KeywordWWW, GIS, 不動産
Abstract地理情報システム(GIS:Geographic Information System)とは,地理的位置情報を持った数値・文字データを総合的に管理・加工する機能を有し,これらを視覚的に表示することにより,各種データ特性の高度な分析を可能にするシステムの総称である. 我々はこのようなGISをWeb上で扱うWeb-GISとして,東広島市に限定した不動産ナビゲーションシステム賀茂ナビを開発している.賀茂ナビには地図表示機能等は実装されているが,まだ物件の検索機能や地図データの管理,システム運営に関する機能は未完成である.そこで本稿では賀茂ナビのデータベース管理システムの開発について報告をする


部門: 1. 基礎理論 I
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 25号館 4階 22544室 (→地図)
座長: 森川 良孝 (岡山大学大学院 自然科学研究科 情報通信システム学講座)

1-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名RL-非線形GICキャパシタ三相交流駆動カオス発生装置の数値実験
著者*徳山 貢 (倉敷工業高校), 太田垣 博一 (岡山理科大学/工学部)
Pagep. 290
Keyword非線形GICキャパシタ, 三相交流駆動, カオス発生装置, 数値実験
Abstractインピーダンス変換回路(GIC回路)を用いた非線形インダクタや非線形キャパシタを含むカオス発生回路について,著者らはいろいろな研究を行っている。ここでは,R−L−非線形GICキャパシタ三相平衡負荷を用いた三相交流駆動カオス発生回路 における数値実験を報告する。

1-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名Van der Pol Mathieu 型システムのサインサークルマップと区分線形写像
著者徳山 貢 (倉敷工業高校), *山口 尚宏, 太田垣 博一 (岡山理科大学/工学部)
Pagepp. 291 - 292
KeywordVan der Pol Mathieu 型システム, サインサークルマップ, 区分線形写像, 振動モード, 数値実験
AbstractVan der Pol Mathieu 型システムのサインサークルマップを導出する。 導出されたマップに対応した区分線形写像を導出する。さらに、この写像を用いて、そのシステムの振動モードの性質についての数値実験結果を報告する。

1-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名非線形システムのLyapunov 指数の評価
著者*太田垣 博一 (岡山理科大学/工学部), 徳山 貢 (倉敷工業高校)
Pagep. 293
Keyword非線形GICキャパシタ, 三相交流駆動, カオス発生装置, 数値実験
Abstract非線形システムの振動の態様を解明するためにはLyapunov 指数の評価をすることが有効である.本研究では,カオス振動の発生を確認するために有効なLyapunov 指数の評価法を提案する.さらに、いくつかの非線形システムのLyapunov 指数を評価することによって本研究で提案した方法の有効性を確かめる.

1-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名δ形ポテンシャルを利用した変調超格子のエネルギー透過特性
著者*浅倉 邦彦 (米子工業高等専門学校電気情報工学科), 小栗栖 修 (金沢大学理学部計算科学科), 真田 博文 (北海道工業大学情報ネットワーク工学科), 鈴木 正清 (北見工業大学情報システム工学科)
Pagep. 294
Keywordδ形ポテンシャル, 超格子, 等価回路
Abstract近年,ポテンシャル包絡あるいは層幅を変調した変調超格子の優れたエネルギー選択性が注目を集めており,量子カスケードレーザの発振効率向上に有効であることなど様々な有効性が示されている.本研究では,δ形ポテンシャルを利用した新たな変調超格子を提案し,その優れたエネルギー透過特性を示した.

1-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名変分ベイズ法によるソフトウェア信頼性モデルのパラメータ推定アルゴリズム
著者*佐光 哲哉, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 295
Keywordソフトウェア信頼性, NHPPモデル, 変分ベイズ法
Abstractソフトウェアの信頼性を定量的に評価する目的で,テスト工程や運用段階などの動的環境におけるソフトウェア故障発生現象を記述するために多くのソフトウェア信頼性モデルが提案されてきた.本稿では,ソフトウェア信頼性モデルのベイズ推定に対して変分ベイズ法の枠組みを適用する.これは,事後分布を変分近似によって表現する手法であり,計算の効率性と近似された事後分布の解析的な取り扱い易さから,近年,機械学習などの分野で注目されている.ここでは,代表的な非同次ポアソン過程(NHPP)モデルに対して変分ベイズ法を適用し,事後分布の近似解を導出する手続きを示す.


部門: 1. 基礎理論 II
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:38
部屋: 25号館 4階 22544室 (→地図)
座長: 林坂 弘一郎 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)

1-6 (時間: 14:20 - 14:33)
題名複雑系を応用した制御機構搭載ロボットの動作解析
著者*宗高 大悟 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然研究科産業創成工学専攻)
Pagepp. 296 - 297
Keywordセルオートマトン
Abstractセルオートマトンの特徴として,簡単なルールにより,複雑なダイナミクスを得ることができることがあげられる.これによりセルオートマトンの簡単なルールを用いて複雑な情報処理や制御を行うことができるのではないかと考えた.本研究ではモデルとして2つの状態を持つセルを考え,セルオートマトンのルールを適用しそれらに局所的な相互作用による状態更新を引き起こすことで,カオス的ダイナミクスを生み出し,それを用いることにより柔軟な情報処理や複雑な機能を実現することを目的とし研究を行った.その一例として不良設定問題の求解を試みた.

1-7 (時間: 14:33 - 14:46)
題名TypeII AOPF上での乗算およびTypeII OEF上での乗算のFPGA実装
著者*宮崎 修一, 加藤 英洋, 野上 保之, 森川 良孝 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 298 - 299
KeywordTypeII AOPF, CVMA, TypeII OEF, FPGA

1-8 (時間: 14:46 - 14:59)
題名左線形かつK-開発閉包な項書換えシステムの合流性について
著者*岩見 宗弘 (島根大学/総合理工学部)
Pagepp. 300 - 301
Keyword項書換えシステム, 合流性
Abstract項書換えシステム(TRS)は, 等式による柔軟な計算と効率的な推論を与えることができる. TRSは, 関数・論理型言語の計算モデルや定理自動 証明の基礎に応用される. 合流性は,TRSの最も重要な性質の一つである. 本稿では, K-開発閉包の概念を導入し, 大山口らの結果を拡張する. すなわち, 左線形かつK-開発閉包なTRSは合流性を持つことを示す. さらに, 本結果の有用性を示すために, 例を与える.

1-9 (時間: 14:59 - 15:12)
題名Optimal Normal Basis を経由する同型な拡大体間の基底変換行列の構成法
著者*難波 諒, 野上 保之, 森川 良孝 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 302 - 303
Keyword公開鍵暗号, 有限体, TypeI Optimal Normal Basis, 基底変換
Abstract楕円曲線暗号やXTR暗号の定義体として高速実装に適した拡大体が提案されており,これらはある特定の既約多項式や基底を採用することで高速実装を図っている.それらカスタマイズして実装された同型な拡大体間においては同一元のベクトル表現が異なる.本稿ではこのベクトル表現の異なる元の対応をとる手段として,TypeI Optimal Normal Basis(ONB)を経由して基底を変換する行列を得る手法を提案する.TypeI ONB をなす元の位数は等しいため,位数という特徴のみを用いて同型な拡大体間の元と元の対応を与えることができる.この性質を用いた基底変換行列生成手法を具体例とともに紹介し,シミュレーションによる生成時間についても検討する.

1-10 (時間: 15:12 - 15:25)
題名Type-II AOPFを用いた高速な既約多項式生成法
著者*那須 弘明 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 野上 保之, 難波 諒, 森川 良孝 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 304 - 305
Keyword最小多項式, Optimal Normal Basis, 既約多項式生成
Abstract楕円曲線暗号では位数の大きな素数次の拡大体を定義体とすることがある.その拡大体の構成には,素数次数の既約多項式が必要となる.その一方で,従来の高速な既約多項式生成法の多くは,合成数次の既約多項式しか生成できないなど問題がある.本稿では,拡大体Type-II all one polynomial field(AOPF)を構成し,そこに存在する真性元の最小多項式を既約多項式として与える.その最小多項式の係数を与えるために導入したn次トレースの計算において,著者らは,Type-II AOPFの基底を成す真性元のべき乗算が,素体上の乗算を必要としないことに注目した.これを用いることで提案法では高速に既約多項式を生成できる.

1-11 (時間: 15:25 - 15:38)
題名配送のための巡回距離最小化問題TSPの定式化に関する一考察
著者*錦織 昭峰 (県立広島大学経営情報学部), 石橋 悠毅 (県立広島大学大学院経営情報学専攻修士課程)
Pagepp. 306 - 307
KeywordTSP, 定式化
Abstract本研究では、配送計画に使用される巡回距離最小化問題である巡回セールスマン問題(Traveling Salesman Problem, TSP)の定式化を考察する。このTSPには様々な定式化があり、目的関数が1次式及び2次式の定式化がある。TSPに関する著書においては、総ノード数が(n+1)個の定式化をそのまま総数n個の定式化としているので、正しい定式化ではない。また解説文献では巡回の順番を表す変数に2以上という下限を設けているけれども、原論文のように上下限制約を付けなくとも良い。本研究では、総ノード数がn個のTSPの定式化を示して、数値実験によりこの定式化の妥当性を検証している。


部門: 26. 計算機応用 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:00 - 10:18
部屋: 25号館 3階 22531室 (→地図)
座長: 島田 英之 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)

26-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名カラー画像を用いたイルミネーションモーフィング手法の基礎的検討
著者*小田 稔 (広島大学 大学院工学研究科), 真鍋 知久 (高松工業高等専門学校), 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学 大学院工学研究科)
Pagep. 308
KeywordCG, モーフィング, 表色系, 輝度分布

26-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名C言語プログラムに対するアルゴリズム可視化システムの開発
著者*武田 寛昭 (広島工業大学大学院 工学研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部)
Pagep. 309
Keywordアルゴリズムの可視化, プログラム学習支援
Abstract プログラムの学習やデバッグにおいてアルゴリズムの動作過程を把握することは重要である。しかし、デバッガ等から得られる数値情報だけでは、直感的にアルゴリズムの動作過程を把握することは容易ではない。一方、フローチャート等の図を利用してアルゴリズムを理解する場合は、変数の状態を把握することが難しいという問題が生じる。  本研究では、アルゴリズムの動作過程を可視化することにより、アルゴリズムの理解を助け、それによるプログラムのデバッグや、初心者のプログラミングの学習などを支援することを目的として、汎用のアルゴリズム可視化システムの開発を行った。

26-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名重点的サンプリングを用いた光の表面下散乱シミュレーションに関する研究
著者*益池 功 (広島大学 大学院工学研究科 情報工学専攻), 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学 大学院工学研究科)
Pagep. 310
KeywordCG, 表面下散乱, 散乱方程式, サンプリング法

26-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名グリッドコンピューティングを用いたボリュームレンダリング手法の開発
著者*岡部 憲史, 檜垣 徹, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学 大学院工学研究科)
Pagep. 311
Keywordボリュームレンダリング, グリッドコンピューティング

26-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名CGによる路面状態を考慮した水しぶきの表現手法の開発
著者*坂本 英男, 水上 嘉樹, 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 312
Keywordコンピュータグラフィクス, ディスプレイスメントマッピング, パーティクルシステム, バンプマッピング

26-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名人の見た目に近い遠近感を持つ画像生成手法の開発
著者*三輪 智也, 長田 和美, 水上 嘉樹, 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 313
Keywordコンピュータグラフィックス, NPR


部門: 26. 計算機応用 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:30 - 12:01
部屋: 25号館 3階 22531室 (→地図)
座長: 横田 一正 (岡山県立大学 情報工学部)

26-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名数値ラプラス逆変換における離散作用素積分法の精度について
著者*市川 正美, 松田 章 (岡山県立大学 情報工学部), 宮川 佳夫 (元岡山県立大学)
Pagep. 314
Keyword数値ラプラス逆変換, 境界要素解析, Convolution quadrature
Abstract離散作用素積分法は合成積の近似計算法としてLubichによって提案された手法であるが,ラプラス像関数などを利用するためラプラス変換を用いた非定常境界要素解析との親和性がよく,近年,非定常境界要素解析で使用されている.しかし離散作用素積分法の精度に疑問を呈する計算例が少なからず存在する.本研究では解析解が導出できる場合を取り上げ,また高速Fourier変換を利用するKrings & Waller法との比較を通じて離散作用素積分法の精度の考察を行っている.結果として,離散作用素積分法は対象とした計算例において安定した結果を与えるが,十分な精度を得るには少なくともKringer & Waller法の4倍程度の分割数を必要とすることが明らかとなった.

26-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名候補点抽出法の改良による障害物を有する格子グラフ上のスタイナー木算出法の性能強化
著者*江頭 一廣, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学 大学院工学研究科)
Pagepp. 315 - 316
Keyword格子スタイナー木, VLSI設計
Abstract格子スタイナー木問題は,VLSI基板設計などの幅広い応用を持つ問題で,次で 定義される: 格子グラフH=(V,E),障害物を表す点集合D⊆Vと 指定点集合P⊆V-Dが与えられたとき, HからDの各点とそれの接続辺を取り除いたグラフにお いて指定点をすべて含む辺数最小の木(格子スタイナー木)を求めよ. 本問題は|P|≧4でNP-困難であることが知られており、様々な近似解法,発見 的解法が提案されいる.また、計算機実験によりAGRF+の最も解精度が良いことが知られている.本稿では,AGRF+において候補点抽出法を改良した解法を提案し、 その性能を計算機実験により評価する.

26-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名重み増加パス探索の改良によるグラフ最大重みマッチング算出法の性能強化
著者*西河 恭倫, 高藤 大介, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagepp. 317 - 318
Keywordグラフ最大重みマッチング, 重み増加パス, 近似解法
Abstractグラフ最大重みマッチング問題とは,辺重みを持つグラフG=(V,E) において重み総和最大のマッチングを1つ求める問題で、応用性の広い重要問題の1つである.マッチングMとは,どの辺も互いに端点を共有しない辺集合M⊆Eである.最大重みマッチングを求める多項式時間解法がいくつか提案されているが,計算複雑度が大きく、計算機実験により点数が数千以上のグラフでは現実的な時間で解が求まらないことが知られている.そこで,実用性を考慮して高速な近似解法が提案され、計算機実験によるAvis+が最も性能が良いことが知られている.本稿ではAvis+の後処理における増加パス探索を改良したAvis_S+を提案し,計算機実験によりその性能を示す.

26-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名ペトリネットの下限制約発火系列問題とその解法設計
著者*片山 幸喜, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院 工学研究科)
Pagep. 319
Keywordペトリネット, 発火回数緩和, 発火系列問題
Abstractペトリネットの下限制約発火系列問題(LBFS)は,スケジューリング問題などへの応用を持つ問題で,次で定義される:「ペトリネットN,初期マーキングM,発火回数ベクトルX が与えられたとき,M から順次発火可能で すべてのトランジションが X(t)回以上出現し, 超過発火回数の総和ができるだけ小さい発火系列を求めよ」. 本稿の目的は,LBFSに対する解法設計の基礎とし, 超過発火回数を1回に限定した二つの解法D-X1, N-X1を提案し, 計算機実験によりこれらの性能評価を行うことである.

26-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名抑止辺を有するペトリネットに対する発火系列求解法FEIDEQ_ODC
著者*名嘉真 宣一 (広島大学工学部), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 320 - 321
Keywordペトリネット, 抑止辺
Abstract抑止辺を有するペトリネットとは,ペトリネットに抑止辺(発火を抑止する辺) を付加したものであり,そのモデル化能力はチューリングマシンと同等である. 抑止辺ペトリネットの最大発火系列問題(MAX INLFS)はスケジューリング問 題などに応用があり,『抑止辺ペトリネットIN,初期マーキングM,発火回数 ベクトルXが与えられたとき,Mから順次発火可能で各トランジションtがX(t) 回を越えない回数出現する発火系列で,できるだけ長い系列δを求めよ.』と 定義される.INLFSの解法としてRADQ_ODC が提案されているが,本稿ではこの 解法を改良したFEIDEQ_ODCを提案する.

26-12 (時間: 11:35 - 11:48)
題名グラフ点彩色問題に対するハイブリッド解法の終了条件の改良による高性能化
著者飯田 恵大, *福岡 宏樹 (広島大学工学部), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 322 - 323
Keywordグラフ点彩色
Abstractグラフの点彩色問題とは,グラフの点彩色に必要な最小の色数,及びそのとき の点彩色を求める問題である.この問題は一般にNP困難であり,発見的解法が 提案されている.このアプローチ方法の一つとして,色数kを減少させながらk 点彩色を試み,より少ない色数の点彩色を発見的に求めるpartition approach がある.本稿では,このpartition approachにおいてk点彩色を求める際に隣 接探索法とタブ探索法を併用したハイブリッド解法に着目し,隣接探索法の終 了条件を改良することでアルゴリズムの高精度化を行い,計算機実験による有 効性を示す.

26-13 (時間: 11:48 - 12:01)
題名基準構造を用いた構造系統図によるプログラムの分析
著者*吉岡 俊一 (島根大学大学院総合理工学研究科), 賈 凡 (島根大学総合理工学部), 森田 亜希人 (島根大学大学院総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部), 佐藤 匡正 (無所属)
Pagepp. 324 - 325
Keywordプログラム構造形式化手法, 構造系統図, プログラム分析
Abstractプログラミング演習において,仕様を学生に与え,プログラムを作成させるプログラム演習形態がある.この演習において作成されるプログラムを評価する方法として,構造系統図が提案されている.この方法は,プログラムを,プログラム構造とプログラム機構からなると考え,プログラム構造を正規表現式で表す.正規表現式から,任意の組を一致,不一致,包含のいずれかの関係によって位置づけ図式化する.図中の基準式(以下基準構造)から位置取りによってプログラムを評価する.従来基準構造を一つに定めたため,基準構造と不一致の関係を持つプログラム構造が生じた.そこで,複数の基準構造を用意し,この問題点を解決すると共に,新たな構造系統図上でのプログラムの分析を行う.


部門: 26. 計算機応用 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 25号館 3階 22531室 (→地図)
座長: 大西 荘一 (岡山理科大学 総合情報学部 情報科学科)

26-14 (時間: 13:00 - 13:13)
題名分散型e-Learningシステムにおけるユーザの分散管理について
著者*中谷 亮介, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 326
Keyword分散システム, e-Learning, モバイルエージェント, ユーザ管理
Abstract我々は,モバイルエージェントに基づく分散型e-Learningシステムを開発している.本システムでは参加ノードに学習コンテンツを分散させることにより,システムにかかる負荷を分散させると同時にサーバダウンによるシステム全体の停止も防いでいる.本システムでは従来からユーザが任意のコンピュータを利用した場合でも以前の学習履歴を参照できるよう,学習記録をシステム内のいずれかのノードに持たせ,任意のノードから取得出来るようにしていた.学習記録を管理する場合,ユーザを管理し,認証する必要がある.従来のシステムではユーザ管理を単一のノードが行っていたが,そのノードに負荷が集中していた.そこでユーザ管理を複数のノードで行い,負荷分散を目指す.

26-15 (時間: 13:13 - 13:26)
題名分散型 e-Learningシステムにおける耐障害性の向上について
著者*木下 俊吾, 本村 真一 (鳥取大学 大学院 工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学 工学部)
Pagep. 327
Keyword分散システム, e-Learning, モバイルエージェント, 耐障害性
Abstract我々は,分散型e-Learningシステムの開発を行っている.本システムは,全ての学習コンテンツと採点機能をモバイルエージェントによって実現している.そして,エージェントは分散ハッシュテーブルに基づくP2Pネットワークによってシステムに参加するコンピュータ(以下ノード)に分散される.本システムにおいて,ノードの障害発生がシステム全体の停止をもたらすことはなくサービスは持続可能であるが,障害の発生したノードの学習コンテンツは失われ,そのコンテンツの学習ができなくなる.この問題を解決するために,エージェントのバックアップをノードへ分散させる.障害ノードが検知されると,他のコンピュータがエージェントのバックアップを用いてサービスを継続する.開発したアルゴリズムの有効性は実験により示す.

26-16 (時間: 13:26 - 13:39)
題名分散型e-Learningシステムのためのユーザ・アプリケーションインタフェース
著者*岸田 純弥, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 328
Keyword分散型システムとアプリケーション, e-Learning, モバイルエージェント, P2P
Abstract本稿では,我々が提案している分散型e-Learningシステムのユーザ・アプリケーションインタフェースを提案する.提案システムはP2Pアーキテクチャを基盤とし,各問題がモバイルエージェントで構成されるという特徴を持つ.このインタフェースは,ユーザとエクササイズエージェント間,エクササイズエージェントとサポートアプリケーション間,ユーザ間の3種の通信を提供し,インタフェースエージェントとFirefoxプラグインの2つの部分で構成される.インタフェースエージェントはユーザやFirefoxプラグインに各エージェントやP2Pネットワークを意識させない構造を持つ.我々はこのインタフェースを持つe-Learningシステムの実験を行い,動作の確認を行った.

26-17 (時間: 13:39 - 13:52)
題名モバイルエージェントに基づく分散型会議日程調整システムについて
著者*影本 憲五, 本村 真一 (鳥取大学大学院工学研究科), 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学工学部)
Pagep. 329
Keywordモバイルエージェント, 会議日程調整, 分散型システム
Abstract我々はモバイルエージェントを用い,事前にスケジュールの入力を行う必要がなく,日程調整において必要であれば交渉を行う会議日程調整システムを開発している.しかし,ユーザがシステム利用時にログインするための認証用コンピュータを特別に設け,常時起動しておく必要があった.また,ユーザが日程調整の途中でログアウトすることには対応できていなかった.本稿ではシステム利用者のうち誰か一人は必ずコンピュータを起動しログインしているという仮定のもとで,常時起動しているコンピュータが固定されない分散型会議日程調整システムを提案する.提案システムを我々の研究室で開発したエージェントフレームワークMaglogを用いて実装し,動作を確認した.

26-18 (時間: 13:52 - 14:05)
題名生体情報から生成する秘密情報によるモバイルエージェント保護方式について
著者*岡宅 泰邦 (大島商船高等専門学校 情報工学科), 明石 正則 (日本テレコム株式会社), 吉岡 信和 (国立情報学研究所), 本位田 真一 (国立情報学研究所,東京大学)
Pagepp. 330 - 331
Keywordsecurity, biometrics, mobile agent, shared key
AbstractThis paper prescribes an approach for authenticating and protecting mobile agent in a client-server type authentication system. By combining biometric information and shared secret information, a robust one-time key can be created to protect mobile agents and guarantees that they are totally belong to the agent’s owner. The created pseudo-biometric key doesn’t contain FAR false accept rate) or FRR (false reject rate).

26-19 (時間: 14:05 - 14:18)
題名仮想化技術を用いた並列環境構築に関する研究
著者*佐々木 直之 (広島工業大学大学院/工学専攻情報システム工学専攻 久保川研究室), 久保川 淳司 (広島工業大学/情報学部)
Pagepp. 332 - 333
Keyword並列処理, 仮想化技術


部門: 26. 計算機応用 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 16:01
部屋: 25号館 3階 22531室 (→地図)
座長: 田岡 智志 (広島大学大学院 工学研究科 情報工学専攻)

26-20 (時間: 14:30 - 14:43)
題名GAとSAを用いたトラス構造の最適化
著者*大西 真文, 青井 秀樹 (広島国際学院大学工学部情報工学科)
Pagepp. 334 - 335
KeywordGA, SA
Abstract本研究ではトラス構造物に遺伝的アルゴリズム法(以下GA)、焼きなまし法(以下SA)を適用して、トラス内の応力が最小になるような構造を求め、GAとSAの結果を比較した。片持ち梁形状の構造で解析した結果、GAでは最大応力を約66%まで、SAでは最大応力を約70%まで減少させることができた。比較してみるとGAとSAともほぼ同じということが分かった。

26-21 (時間: 14:43 - 14:56)
題名自動車ドアの衝突解析
著者*藤本 伸也, 川上 聡, 青井 秀樹 (広島国際学院大学工学部情報工学科)
Pagepp. 336 - 337
Keyword自動車, ドア, 衝突
Abstract自動車の強度が損なわれないように、車体の材料の厚みを調整市、自動車の軽量化を図る。自動車を軽量化すればその分速く走ることができ、それは自動車の燃費を上げる事に繋がる。ではどの程度まで材料の厚みを減らせばよいのかについては、非線形構造解析ソフトLS-DYNAを用いた衝突実験の解析で求めていく。解析するのは車体全体ではなく、自動車のドア部分のみを取り出して解析する。ドアビームの形状(円柱型、半円型)を変えながらドアに物体を衝突させた。その時に生じる応力が許容応力値を満たすか否かを検討した。材質としては、アルミを考えた。結果として円柱型の方が十分強度があることが分かった。

26-22 (時間: 14:56 - 15:09)
題名カスケードインパクター方式による花粉吸着装置の実験解析と性能向上
著者*松原 大記, 普喜 亨 (広島国際学院大学 工学部 情報工学科), 石川 従統, 青井 秀樹 (広島国際学院大学大学院 工学研究科), 船見 国男 (千葉工業大学 工学部)
Pagepp. 338 - 339
Keywordカスケードインパクター, 花粉, 密度
Abstract近年、花粉症で悩まされている人は、増加の一途をたどっている。そこで、本研究では、カスケードインパクター方式による花粉吸着装置の実験結果と数値解析の結果をもとに、花粉の密度を検討した。対象とする花粉は、ハンノキ花粉を使用した。ハンノキ花粉の調査を行った結果、花粉の状態から重力加速度は実質的に7〜9.8m/s2の範囲内であると考え4つのパラメータを設定し解析を行った。その結果、数値解析では密度250kg/m3で重力加速度7m/s2の時が実験結果にもっとも近い事が分かった。

26-23 (時間: 15:09 - 15:22)
題名グラフィックスカードによる汎用計算の検討
著者*田中 伸爾, 上嶋 明 (岡山理科大学)
Pagepp. 340 - 341
KeywordGPGPU, グラフィックスカード
Abstractグラフィックスカードに搭載されるGPU(Graphics Processing Unit)の性能は著しい向上を続けている。GPUには画像処理に特化した専用ユニットが並列で搭載されているため,行列やベクトルの計算などをCPUよりも高速に処理することができる。そのため,GPGPUと呼ばれるGPUで汎用計算処理をすることに注目が集まっている。本研究ではGPGPUの例として,ライフゲームと画像処理の計算をGPUのアーキテクチャを有効に使用して高速化する手法について検討した。その結果,GPUはCPUに対してライフゲームで最大約3.6倍,画像処理で最大約25倍高速に処理できることを確認した。

26-24 (時間: 15:22 - 15:35)
題名ユーザ操作履歴に基づくマニュアル作成支援ツール
著者*米田 綾希子, 原 元司 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 342
Keywordユーザ操作履歴, WebDB, マニュアル, OSS
Abstract 近年,オープンソースソフトウェア(以下OSSと略記する)が多くの組織で導入されつつある.一方で,OSSはマニュアルが不十分であったり,サポート面が充実していなかったりという問題がある.したがって,OSSを用いて各種の情報システムを構築する場合には,マニュアルを作成してその作業記録としたり,他ユーザとの情報共有を行うことが望ましい.  そこで,本研究ではユーザ操作履歴を自動的に記録し,その履歴をもとに,行った作業を想起できるようなマニュアル(行動記録)作成支援ツールを提案する.

26-25 (時間: 15:35 - 15:48)
題名地域組織の情報化支援V ―セキュリティに配慮したシステムの構築―
著者*松本 哲始, 高橋 原野, 鳥家 康弘, 寺元 貴幸, 岡田 正 (津山工業高等専門学校)
Pagep. 343
Keywordセキュリティ, 情報化支援, オープンソース
Abstract 我々は、地域企業の情報化支援のため、安価であり、簡単に使え、さらに安全であるシステムの開発を目的に、オープンソースソフトウェアをベースとしたセキュリティに配慮したシステムを地域企業に提供している。現在開発している2つのシステム、ネットプリントシステムの改良とオンライン会計システムの開発について、セキュリティへの配慮を中心に報告する。

26-26 (時間: 15:48 - 16:01)
題名遺伝的アルゴリズムの3次元VLSI初期配置への適用
著者*浅枝 信二, 戸津川 裕志, 大村 道郎 (広島工業大学/工学部)
Pagep. 344
KeywordVLSI, 初期配置, 遺伝的アルゴリズム
AbstractVLSIレイアウト設計において,絶縁層と素子領域を交互に積み重ねた3次元VLSIが注目を集めている.3次元VLSIにおける初期配置では,結合の強いモジュールを各層において平面上で近くに配置するだけでなく,隣接する層も含めて立体的に近くに配置する必要がある.本稿では,遺伝的アルゴリズムを3次元VLSI初期配置問題に適用する手法を提案する.


部門: 13. 電子回路 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:00 - 10:31
部屋: 21号館 1階 22111室 (→地図)
座長: 田丸 啓吉 (岡山理科大学工学部電子工学科)

13-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名少数のMOSFETを用いた高次フィルタ関数の実現
著者*玄場 勇次 (広島工業大学大学院 工学研究科博士前期課程電子工学専攻), 重広 孝則 (広島工業大学 工学部 電子・光システム工学科), 沖根 光夫 (広島工業大学 工学部 電気・デジタルシステム工学科)
Pagep. 345
Keyword連続時間系フィルタ, 積分器, カレントミラー
Abstract筆者らは先にMOS積分器を用いて高次低域,帯域フィルタを実現する回路について報告した.本文では,その回路に1個のカレントミラー回路を接続して高域フィルタ関数も実現できる回路を提案し,SPICEによる動作の確認を行なっている.

13-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名MOS積分器を用いたLCシミュレーション形LPF
著者*三宅 宏樹 (広島工業大学 工学部電気・ディジタルシステム工学科), 重広 孝則 (広島工業大学 工学部電子・光システム工学科), 沖根 光夫 (広島工業大学 工学部電気・デジタルシステム工学科)
Pagep. 346
Keyword積分器, カレントミラー, LCフィルタ
Abstract本文ではLCフィルタの低感度性を受け継ぐLCシミュレーション形LPFを少数のMOSFETを用いて実現する方法について提案する.反転積分器が単一のMOSFETで構成できること,またカレントミラー回路を用いることによりDC電圧源も1個で動作する特徴を有し,DC電流源の値を変えることにより可変フィルタ特性も得られる.

13-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名MOSFETを用いた複同調特性の実現
著者*豊田 雅彦 (広島工業大学 工学研究科博士前期課程電子工学専攻), 重広 孝則 (広島工業大学 工学部電子・光システム工学科), 沖根 光夫 (広島工業大学 工学部電気・デジタルシステム工学科)
Pagep. 347
KeywordMOSFET, 複同調, フィルタ
Abstract筆者らは先にMOSFETを用いたBiquad回路について報告した.本文では,このBiquad回路の応用として単一パラメータの調整によって,単峰,平坦,双峰の複同調特性が得られる回路について提案している.対象としている動作周波数は数10MHzとし,SPICEによって回路の動作確認を行なっている.

13-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名MOS型定電流回路の設計・試作
著者*定本 竜明 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 大曽根 隆志, 森下 賢幸, 小椋 清孝 (岡山県立大学 情報工学部), 松田 敏弘, 岩田 栄之 (富山県立大学 工学部)
Pagep. 348
KeywordMOS, 定電流回路, アナログ回路
Abstractアナログ・ディジタル混載のCMOS LSIが注目を集めている中、安定に動作するアナログ回路を実現するためには、電源電圧と周囲温度に対して安定な基準電源回路が不可欠となる。 本研究では、基準電源回路の1つとしてMOS型定電流回路を設計し、1.2μmCMOSプロセスを用いてチップ試作を行った。試作したチップについて電源電圧および温度依存特性の測定を行い、回路シミュレーション結果との比較・検討を行った。

13-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名動的再構成可能なプロセッサDRCAP2における並列処理のための管理機構の検討
著者*古賀 琢三 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 森下 賢幸, 小椋 清孝, 大曽根 隆志 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagep. 349
KeywordDRCAP2

13-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名MP3復号プロセッサのビットストリーム処理の再構成化の検討
著者*山本 理宏 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科電子情報通信工学専攻), 小椋 清孝, 森下 賢幸, 大曽根 隆志 (岡山県立大学大学情報工学部)
Pagep. 350
KeywordMP3, 動的再構成

13-7 (時間: 10:18 - 10:31)
題名ばらつき評価用試験用回路の検討
著者*向 建宇, 山内 丈周, 寺田 和夫 (広島市立大学)
Pagep. 351
Keywordばらつき, MOSFET
Abstract MOSLSIの高集積化に従い、MOSFETの特性ばらつきを正確に測定することが重要になっている。そのため、大量の単体MOSFETを測定できるようにした試験回路が提案され、使われている。今回、その試験回路にKelvin sensingを適用してみた。その結果、MOSFETの特性ばらつきに対する寄生抵抗の影響が小さくなることを確認した。しかしながら、高ゲート電圧における実測値には位置依存性が見られた。


部門: 13. 電子回路 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 12:11
部屋: 21号館 1階 22111室 (→地図)
座長: 沖根 光夫 (広島工業大学 工学部 電気・デジタルシステム工学科)

13-8 (時間: 10:40 - 10:53)
題名CCCDBAによる電流モ−ドバイカッド回路
著者*末石 勝也 , 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 352
Keyword電流モ−ド回路, バイカッド特性, CCCDBA
Abstract本稿では,CCCDBAと接地キャパシタによる電流モ−ドバイカッド回路について検討している.本回路は,バイカッド特性を実現するために,回路の構成要素に関するマッチング条件を必要とせず,入出力電流の選択により低域通過,帯域通過,高域通過,帯域除去,および全域通過特性を実現することができる.

13-9 (時間: 10:53 - 11:06)
題名DDCCと接地受動素子によるバイカッド回路の実現
著者*柳楽 和志, 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 353
Keyword能動回路, DDCC, ICCII
Abstract本稿では,DDCCと接地受動素子によるバイカッド回路について検討している.本バイカッド回路は,プラス型DDCCとICCII,および接地受動素子により構成されている.本回路は,出力電圧の選択により低域通過特性,帯域通過特性,および高域通過特性が実現でき,回路パラメ−タも直交的に設定することができる.

13-10 (時間: 11:06 - 11:19)
題名プラス型CCCIIによる電流モ−ドバイカッド回路に関する一考察
著者野津 光生, *築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 354
Keyword電流モ−ド回路, バイカッド特性, CCCII
Abstract本稿では,プラス型CCCIIと接地キャパシタによる電流モ−ドバイカッド回路について検討している.本回路は,バイカッド特性を実現するために,回路の構成要素に関するマッチング条件を必要とせず,入出力電流の選択により低域通過,帯域通過,高域通過,帯域除去,および全域通過特性を実現することができる.

13-11 (時間: 11:19 - 11:32)
題名CCCIIによる電流モ−ドバイカッド回路に関する一考察
著者*加藤 龍也, 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 副井 裕 (鳥取大学)
Pagep. 355
Keyword電流モ−ド回路, バイカッド特性, CCCII
Abstract本稿では,CCCIIと接地キャパシタによる電流モ−ドバイカッド回路について検討している.本回路は,バイカッド特性を実現するために,回路の構成要素に関するマッチング条件を必要とせず,電流出力の選択により低域通過,帯域通過,高域通過,帯域除去,および全域通過特性が実現できる.また,回路パラメ−タω0,Qも,バイアス電流により直交的にチュ−ニングすることができる.

13-12 (時間: 11:32 - 11:45)
題名電源スイッチによるCMOSゲート回路のリーク電力の低減
著者*川添 寛史, 田丸 啓吉 (岡山理科大学)
Pagepp. 356 - 357
KeywordCMOS回路, リーク電力低減, 電源スイッチ
AbstractLSIの微細化、低電圧化により、リーク電力の増加が問題になっている。ここでは回路を100〜数100ゲート規模のブロックに分割してスイッチをつけ、制御信号をクロックから供給して、スイッチをON/OFFする方式を検討した。論理回路として16ビットアレイ型乗算器を考え、8ビットずつ2つのブロックに分けてアレイを上下8ビットの2ブロックに分割し、スイッチSW1、SW2をつけた。SW1の動作信号はクロックの立上りを、SW2はクロックの立下りを遅延して作っている。シミュレーションにより、乗算器の信号が確実に伝搬していることが確認できた。消費エネルギーを計算すると、本回路のような2相2段構成の回路で順次スイッチをOFFすることにより理想的な場合22%、実際の場合14%程度の削減が可能であることが解かった。

13-13 (時間: 11:45 - 11:58)
題名電源電流の周波数解析によるCMOSオープン欠陥の検出
著者*長岡 大介 (岡山理科大学大学院工学研究科電子工学専攻道西研究室), 道西 博行, 岡本 卓爾 (岡山理科大学大学院工学研究科)
Pagep. 358
KeywordCMOS, 周波数解析
AbstractCMOSフローティングゲート欠陥を検出する方法として、 電源に正弦波交流を重畳する方法が提案されている。 この方法は、電源電圧に正弦波を加えることで欠陥トラ ンジスタを導通させ電源電流値のレベル上昇を図ること で欠陥を検出する手法である。しかし、欠陥トランジス タが間欠的に導通する場合には、電源電流値(レベル) はさほど上昇しないため、欠陥の検出感度はそれほど高 くない。本稿では、このときの電源電流に、高次の周波 数成分、特に2次高調波成分が多く含まれていることに 着目し、電源電流波形を周波数解析し、2次高調波成分 量を測定することで欠陥検出感度を改善する手法を提案 する。

13-14 (時間: 11:58 - 12:11)
題名生体の視覚系に学んだ速度検出回路を用いた物体追跡システムの構築
著者*松坂 建治 (米子工業高等専門学校 生産システム工学専攻), 西尾 公裕 (米子工業高等専門学校 電気情報工学科)
Pagepp. 359 - 360
Keyword物体追跡, 生体の視覚系, アナログ回路
Abstract 監視カメラや視覚代行装置において、動画像を実時間で処理することは必要不可欠である。しかし、逐次処理型計算機を用いた画像処理システムでは、直列演算により情報を処理するため、実時間での動画像処理の実現は難しいと考えられている。一方、生体は、階層構造を持つ神経細胞が並列に情報を処理することで実時間での画像処理を可能にしている。  本研究では、生体の視覚系に学んだ速度検出回路を用いて、物体追跡システムを構築した。物体追跡システムの測定結果より、システムが物体を追従することが確認された。本システムに用いた回路を集積回路にすることで、よりコンパクトなシステムが実現できると考えられる。


部門: 12. 光・量子エレクトロニクス I
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:31
部屋: 21号館 1階 22111室 (→地図)
座長: 香川 直己 (福山大学 工学部 電子・電気工学科)

12-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名三中心一電子系における断熱ポテンシャルの解析
著者*中村 直樹 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagepp. 361 - 362
Keyword分子軌道法

12-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名非線形光・電子素子結合系におけるパターンダイナミックス
著者*浅原 徹 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創生工学専攻)
Pagepp. 363 - 364
Keyword
Abstract近年,情報社会の急速な発展から,膨大な量の情報を扱うことが必要になってきた.そのため,人間の脳のような複雑かつ柔軟な情報処理機能を持つデバイスの開発が望まれている.人の脳内神経細胞では,カオス的な現象が確認されており,従来のコンピュータでは不得手な情報処理に重要な役割を果たしていると考えられる.本研究では,双安定性を示す自己電気光学効果素子を用いて神経細胞の擬似モデルを考案した.SEED を複数個結合することでカオス現象が確認される.このモデルにより柔軟な情報処理を可能とするハードウェアを実現することが本研究の最終目標である.

12-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名開口-レンズ系によって集束された部分コヒーレントコニカルベッセル-ガウスビームの平均強度分布と焦点シフト
著者*藤原 啓太, 山口 義昭, 石田 之則 (日本工業大学 工学部 電気電子工学科), 吉野 隆幸 (東京電機大学 工学部 情報通信工学科)
Pagepp. 365 - 366
Keyword部分コヒーレントコニカルベッセル-ガウスビーム, 開口-レンズ系, 平均強度分布, 焦点シフト, 集束
Abstract 開口とレンズ間に間隔のある光学系によって部分コヒーレントコニカルベッセル-ガウスビームを集束する場合の特性を解明するために,系の集束領域内における平均強度分布が解析された.その結果,開口とレンズ間の距離,入射ビームの規格化コヒーレンス長,系のフレネル数などが,集束領域内の平均強度分布や集束位置(すなわち最大強度の位置)のシフト量にどのような効果をもたらすかが明らかになった.また,二焦点の存在や焦点近傍におけるダークホロービームの形成には,入射ビームの規格化コヒーレンス長が重要な役割を有することが示された.

12-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名チャープをもつスーパーガウスベッセル形超短光パルスの回折特性
著者*大畠 祐史, 山口 義昭, 石田 之則 (日本工業大学 工学部 電気電子工学科), 吉野 隆幸 (東京電機大学 工学部 情報通信工学科)
Pagepp. 367 - 368
Keyword超短光パルス, スペクトル強度, 時間強度, スペクトルスイッチ, スーパーガウスベッセル形
Abstract チャープをもつスーパーガウスベッセル形超短光パルスが,円形開口によって回折されたときの回折特性を,空間-周波数領域と空間-時間領域において解析し,光パルスの空間分布形がベッセルフラットトップ(BFT)形とベッセル輪帯(BA)形についての回折特性(特に,スペクトル強度分布とそのピーク周波数の偏移,及び時間強度分布)を比較検討した.その結果,伝搬距離が開口の回折長程度になると,BFT形とBA形の光パルスは共にピーク周波数が高周波数側へ偏移(すなわち青方偏移)することが明らかになった.また,回折長よりも大きい伝搬距離におけるBFT形とBA形光パルスのスペクトル強度と時間強度分布は,ほぼ同一の形状となることも示された.

12-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名焦点近傍における部分コヒーレント多色光ビームのスペクトル構造
著者*赤楚 弘識, 山口 義昭, 石田 之則 (日本工業大学 工学部 電気電子工学科), 吉野 隆幸 (東京電機大学 工学部 情報通信工学科)
Pagepp. 369 - 370
Keyword部分コヒーレント多色光ビーム, スペクトル構造, スペクトル密度, スペクトル偏移, スペクトルスイッチ
Abstract J0相関形の空間コヒーレンスを有する多色光ビームを集束するときの,焦点近傍におけるスペクトル構造を理論的に解析した.解析の結果,焦点の近傍におけるスペクトル密度の形状,スペクトルのピーク周波数の偏移とそのスイッチ現象は,集束系への入射ビームの空間コヒーレンスと系のフレネル数に依存することが示された.さらに,空間的にコヒーレントなビームに対するピーク周波数のスイッチは,中心角周波数成分の平均強度が零となる位置付近で生じることや,ビームの空間コヒーレンスが減少するとスペクトルの形状が入射ビームのそれに近づき,ピーク周波数の偏移量も減少することなどが明らかになった.

12-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名円形配置長周期グレーティング光ファイバアレイの結合ダイナミクス
著者*吉田 博行, 塚田 紀昭 (広島工業大学)
Pagepp. 371 - 372
Keyword長周期グレーティング, 離散型結合波導方程式, 光励起, 回転モード
Abstract円形状に配列した長周期グレーティング光ファイバアレイの光伝搬ダイナミクスを離散型結合波導方程式を用いて解析した。各光ファイバへの光励起条件、グレーティング周期及び位相、屈折率変化の大きさを多様に変化させた場合について解析し、光波の局在及び、2種類の回転モード(共鳴モード、強制モード)の発生などの現象が導かれた。

12-7 (時間: 14:18 - 14:31)
題名モードイコライザ用MGRINレンズのドーパント拡散
著者信吉 輝己, *藤田 雅也, 中川 紀美雄, 松原 正則 (岡山理科大学/工学部)
Pagep. 373
Keyword光ファイバ通信, モードイコライザ, 多モード光ファイバ, モード分散, ドーパント拡散
Abstract多モード光ファイバ通信においてモード分散を補償するためにモードイコライザが用いられる。本報告では新しく改良型GRIN(Modified GRIN)レンズを用いたモードイコライザを提案している。モードイコライザの屈折率分布としてはリング型2乗分布が必要となり、レンズの屈折率分布はそのドーパント分布に依存する。ここではドーパントに関する拡散方程式をガウス近似を用いることでとき、拡散後のドーパント分布を求めている。さらにこのドーパント分布に対し、2乗分布に最小2乗法でフィッティングさせることにより、拡散の最適条件について検討している。


部門: 12. 光・量子エレクトロニクス II
日時: 2006年10月21日(土) 14:40 - 15:58
部屋: 21号館 1階 22111室 (→地図)
座長: 松原 正則 (岡山理科大学工学部電子工学科)

12-8 (時間: 14:40 - 14:53)
題名有機EL素子内での端面方向への光伝搬
著者*増田 勇輔, 岡田 和之 (近畿大学工学部)
Pagep. 374
Keyword有機EL, スペクトル
Abstract有機EL素子は、有機物質に多量の電荷を注入し移動させることで発光させる技術を利用しており、透明電極を含む2枚の電極に有機膜を挟んだ平面状の3層構造をしている。ディスプレイをはじめとする有機EL素子の応用では、平面構造に対して垂直方向に放射される光の特性が重要となる。これまで、有機EL素子開発ではこの垂直方向に放射される光の研究が進められてきた。有機層内での発光は等方的であるため、有機層内に平行に伝搬し、素子端面から放射される光も存在する。しかしこの光はほとんど研究されていない。今回私達はこの平行に伝搬する光について研究を行った。

12-9 (時間: 14:53 - 15:06)
題名1mmΦプラスティック光ファイバーのインパルス応答波形測定の検討
著者*齋藤 千晴, 橋本 陽介, 清水 貴弘, 前本 浩史, 橋爪 信郎 (広島工業大学 工学部)
Pagepp. 375 - 376
KeywordPOF, インパルス応答波形, FFP
Abstract光ファイバーにおいて正確なインパルス応答波形を測定するには全ての出射光を受光する必要がある。しかしながら、プラスティック光ファイバー(POF)など大直径ファイバーではフォトダイオード(PD)の構造上、すべての光を受光することが困難である。この問題を解決するため、我々は光サンプリングオシロスコープ(OOS)の使用を検討した。 また、インパルス応答波形がPOF出射光角度分布(FFP)と関連し、したがって光電変換装置の特性とも密接に関連することを考慮し、入射端において斜め平行光を入射した場合のFFPとインパルス応答波形の関連について検討した。

12-10 (時間: 15:06 - 15:19)
題名平行ビームを用いた微小球体の運動制御
著者*橋本 信亮 (福山大学), 香川 直己, 池田 正宏 (福山大学 工学部)
Pagep. 377
Keyword光圧, 光ファイバ, 平行ビーム, マイクロマシーン
Abstractこれまで、本研究室では平行ビームを用いて透明な微小物体を水中で捕捉、移動、回転させる研究を行なってきた。特にレーザビーム径程度の微小球体に平行ビームが照射されると、ビーム断面内でビーム中心に引き寄せられる力とビーム放射方向に向う力が働く。そこで、これまではビーム断面内でビーム中心に引き寄せる力と支持物からの抗力を制動力として強制的に捕捉する方法[1]を研究してきたが、この方法では支持物と微小球体の接触による、摩擦が移動力を低下させることが考えられる。そこで、支持物の抗力を用いずに平行ビームだけで微小球体を移動させる方法を提案し、実験を行なったので報告する

12-11 (時間: 15:19 - 15:32)
題名大気伝播によるレーザのシンチレーションの偏光依存性を用いた抑圧
著者*香川 直己, 加藤 邦彦 (福山大学 工学部)
Pagep. 378
Keyword空間光通信, シンチレーション, 偏光, レーザ
Abstractレーザビームを用いた空間光通信においては大気擾乱の影響によるシンチレーションが問題となる.  本稿では,P,S偏光のシンチレーションの相互相関が低い状況においては,双方の受信光強度の総和によりシンチレーションの抑圧効果が認められたので報告する.

12-12 (時間: 15:32 - 15:45)
題名90度ミラーを用いた光配線ボードの光結合系に関する基本検討
著者*曽田 修平 (松江工業高等専門学校専攻科), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校電気工学科)
Pagep. 379
Keyword90度ミラー, プラスチック光ファイバ, 光接続
Abstractインターネットの普及により大容量の通信が必要になってきており、このため光ファイバ通信が急速に発展してきている。このような状況の中で、光ファイバや光送受信モジュールのコンパクト実装が必須となってきており、これらを解決する一手段として光ファイバボードの検討を行っている。本報告は、ボード間の光接続に適用するための90度ミラーを用いたプラスチック光ファイバの光接続技術に関するものである。

12-13 (時間: 15:45 - 15:58)
題名光ファイバ干渉計の温度特性と画像解析
著者*久野 優志 (山口大学大学院理工学研究科), 吉川 学 (山口大学理学部)
Pagep. 380
Keyword光ファイバ干渉計, 偏波面保存光ファイバ


部門: 2. プラズマ・放電・高電圧 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:50 - 10:55
部屋: 21号館 1階 22112室 (→地図)
座長: 崎山 智司 (山口大学工学部電気電子工学科)

2-1 (時間: 9:50 - 10:03)
題名CCFLの陰極近傍プラズマに関する研究
著者*大平 琢真 (津山工業高等専門学校 電気工学科), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 武田 雄士 (ハリソン東芝ライティング), 福政 修 (山口大学 工学部 電気電子工学科)
Pagep. 381
KeywordCCFL, 陰極降下電圧, 負グロー, 電極材料
Abstract冷陰極ランプ(CCFL)は液晶用のバックライト光源として使用されている。CCFLを高出力化するためには大きな電流を流す必要があり、寿命への悪影響が心配される。これを改善するためには、冷陰極ランプ特性の電極材料への依存性を把握することが高出力化を実現するために必要である。本発表では、その最初のステップとして、板電極形状の電極を用いたランプの陰極降下電圧に、電極素材(Ni電極とW電極)、水銀の有無が及ぼす影響を測定したので報告する。

2-2 (時間: 10:03 - 10:16)
題名大気圧ホロー陰極グロー放電に対する陰極長さの影響
著者*山崎 勉 (呉工業高等専門学校)
Pagep. 382
Keywordホロー陰極, 大気圧グロー放電, γ作用
Abstractホロー陰極グロー放電では光量子および準安定原子・分子による二次電子放出が大きな働きをしていることが知られている。典型的陰極形状である円筒形ホロー陰極では陰極直径に対してその軸方向長さが大きい方がその効果が大きいと考えられる。そこで大気圧付近で使用できるマイクロホロー陰極放電について陰極長さが及ぼすホロー陰極効果への影響を実験により確認した。

2-3 (時間: 10:16 - 10:29)
題名磁場中プラズマにバイアス電極を挿入した場合の自励振動の研究
著者*佐々木 謙一 (山口大学大学院理工学研究科), 内藤 裕志, 田内 康, 福政 修 (山口大学)
Pagep. 383
Keywordプラズマ, 粒子シミュレーション, PCクラスタ, 自励振動
Abstractプラズマの物理現象には未だ解明されていない複雑な現象が多数存在する。磁化プラズマ中にバイアス電極を挿入した際に生じる自励振動および分岐現象は、興味深い研究対象である。本研究では磁場方向のスケール長を拡大し、印加磁場を変化させた場合、自励振動及び分岐現象にどのような影響が現れるのかについて調べた。本研究ではx-z平面で構成されるシミュレーションモデルを用いている。z軸方向のシステムサイズを2Lz=1000に固定し、磁場強度を0.5,1.0,2.0とした場合のプラズマ電位の時間変化を観測した。観測位置は である。結果を図2に示す。また、対応する各フーリエスペクトルを図3に示す。 の場合は周期的な自励振動が観測されるが、 では周期性が崩れ、振幅も小さくなっているのが観測される。

2-4 (時間: 10:29 - 10:42)
題名運動論的内部キンクモードにおけるイオンのランダウ減衰の効果
著者*石田 賢治, 内藤 裕志 (山口大学), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA), Jean-Noel Leboeuf (UCLA)
Pagep. 384
Keywordジャイロ簡約MHDモデル, 運動論的内部キンクモード, ランダウ減衰

2-5 (時間: 10:42 - 10:55)
題名運動論的内部キンクモードの非線形発展における渦生成の効果
著者*石田 敬一 (山口大学大学院理工学研究科), 勝田 真一郎 (山口大学(現アイホン勤務)), 内藤 裕志 (山口大学), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA), Jean-Noel Leboeuf (UCLA)
Pagep. 385
Keywordジャイロ簡約MHDモデル, 運動論的内部キンクモード, ケルビン−ヘルムホルツ不安定性, 渦


部門: 2. プラズマ・放電・高電圧 II
日時: 2006年10月21日(土) 11:10 - 12:02
部屋: 21号館 1階 22112室 (→地図)
座長: 内藤 裕志 (山口大学工学部電気電子工学科)

2-6 (時間: 11:10 - 11:23)
題名定在波重畳法によるVHFプラズマの生成及び制御
著者*大塚 真由美, 田内 康, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科), 村田 正義 (APT)
Pagep. 386
KeywordVHFプラズマ, 定在波重畳法
AbstractVHF帯域の放電プラズマは定在波の発生などの原因により均一なプラズマを生成することは困難だと考えられている。大面積かつ均一なVHFプラズマを生成する方法の1つとして、電極間に複数の定在波を生成し重畳する定在波重畳法という考え方が提案されている。本研究では、定在波重畳法を用いて均一なプラズマを生成し、定在波重畳法の有用性についての検討を行っている。

2-7 (時間: 11:23 - 11:36)
題名DCプラズマのグリッドバイアス制御による負イオン生成の高効率化
著者*上平 康弘, 井藤 大輔, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 387
KeywordDCプラズマ, グリッドバイアス法
Abstract負イオン源の長寿命化のため、高周波放電プラズマ源の開発に向けて、磁気フィルター法に代わる制御法として考えられているグリットバイアス法によりプラズマパラメータを制御し、負イオン生成を高効率化する事を目標としている。 グリッドバイアス法によるプラズマパラメータ制御の効果を検討するため、直流放電によって生成した安定なプラズマを対象にグリッドバイアス法の有効性について検討を行った。

2-8 (時間: 11:36 - 11:49)
題名NBI用負イオン源におけるグリッドバイアス法と磁気フィルター法の比較
著者*井藤 大輔, 上平 康弘, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 388
Keyword負イオン源, グリッドバイアス法, 磁気フィルター
Abstract核融合発電において中性粒子ビーム入射(NBI)加熱装置は必要不可欠である。我々はNBI加熱装置の体積生成型負イオン源における、負イオン生成の高効率化を目指して研究を行っている。電子エネルギーの制御法として磁気フィルター法とグリッドバイアス法が提案されている。そこで我々は直流放電プラズマを対象にグリッドバイアス法を用いた基礎実験を行ってきた。将来の高周波負イオン源の開発を目指す上ではグリッドバイアス法と磁気フィルター法とでプラズマパラメータの制御性を比較することは重要であると考える。 本研究では磁気フィルター法を用いた基礎実験を行ったのでグリッドバイアス法との比較検討を行う。

2-9 (時間: 11:49 - 12:02)
題名グリッドバイアス法を用いたRF放電プラズマのプラズマパラメータ制御(II)
著者*中尾 勇一, 岡田 純一, 田内 康, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 389
Keyword負イオン源, グリッドバイアス法
AbstractNBI用負イオン源では長期連続運転可能な高周波放電プラズマを用いた負イオン源の開発が期待されており、体積生成型プラズマ源を中心とした研究が進められている。水素負イオンの体積生成法は電子衝突励起による振動励起分子生成過程と解離付着による負イオン形成過程との2段階過程であると考えられている。この2段階過程において最適電子エネルギーがそれぞれ大きく異なるため、電子エネルギー分布を空間的に制御することは重要である。本研究はグリッドバイアス法によるプラズマパラメータ制御を目標としている。本報告ではArガスで生成したプラズマをグリッドバイアス法でプラズマパラメータ制御できるか検討した。


部門: 2. プラズマ・放電・高電圧 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 21号館 1階 22112室 (→地図)
座長: 山崎 勉 (呉工業高等専門学校 電気情報工学科)

2-10 (時間: 13:00 - 13:13)
題名グリッドバイアス法を用いたRF放電プラズマの負イオン源への応用
著者*岡田 純一, 中尾 勇一, 田内 康, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 390
Keywordグリッドバイアス法, 負イオン源
Abstract核融合プラズマの加熱法として中性粒子ビーム入射(NBI装置があり、その心臓部である負イオン源について研究を行っている。将来的に核融合装置を長時間連続運転させるにはフィラメントを用いない高周波放電を用いたものに代えていく必要がある。そこで、長期連続運転可能なRF放電を負イオン源に採用できないかを検討している。これまで磁気フィルターによるRF放電プラズマのプラズマパラメータ制御を検討してきたが、電子温度が下がりにくいという結果を得た。一方、他の制御法であるグリッドバイアス法では電子温度が低下するという報告がされている。 本研究ではグリッドバイアス法によるRF放電プラズマの制御を目標とし、負イオン源への応用を目指している。

2-11 (時間: 13:13 - 13:26)
題名NBI用の高周波負イオン源開発(III) -負イオン密度の測定-
著者*田内 康, 中尾 勇一, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 391
Keywordプラズマ, VHF, 負イオン, 磁気フィルター, 光脱離
Abstract核融合発電実現に向け高周波負イオン源の開発を行なっている。現在、100MHz帯の高周波プラズマ源で負イオン生成が確認できているがまだ少量である。更なる負イオンビームの大電流化を目指し、プラズマ生成の高効率化・物理機構の解明を行なう。

2-12 (時間: 13:26 - 13:39)
題名重水素放電プラズマ中でのプラズマ生成,真空紫外放射とD-生成の関係
著者*森 成史, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 392
KeywordNBI用負イオン源, 重水素負イオン, 真空紫外放射, 負イオン密度, プラズマパラメータ制御
AbstractNBI用の負イオン源を目標として,重水素プラズマ中での負イオン生成機構の理解を目指している。本稿では負イオン生成に必要不可欠な振動励起分子の生成状況を調べるため,真空紫外(VUV)放射の分光測定を複数個所で行った。磁気フィルター磁場強度によってソース領域と磁気フィルター領域でのVUV放射の変化の傾向や発光強度が大きく異なることを示した。次に負イオン電流との対応を考える上で,振動励起分子の輸送距離を見積もり,十分な量の振動励起分子が引出し領域に輸送されることを確認した。これらの結果を基に,プラズマパラメータの変化等の実験結果とあわせて考えると我々の行った実験の範囲内では,振動励起分子よりプラズマパラメータが負イオン生成の律則を決めていると考えられる。

2-13 (時間: 13:39 - 13:52)
題名数値計算による水素負イオン源の引出し負イオン電流評価
著者*橋本 圭令, 西田 亮, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 393
Keyword負イオン, セシウム, 負イオン源, 引出し負イオン電流
Abstract核融合発電には高温プラズマが必要であるが、高温を維持するためには外部から追加熱する必要がある。その装置にNBI装置があり、その心臓部に負イオン源がある。負イオン源に少量のCsを添加することで、表面生成によって負イオンが増加するがその全てが引出せる訳ではない。よって、負イオン源から負イオンをどれだけ引出せるか見積もるのは重要である。そこで、シミュレーションを用いて負イオン源内の密度をレート方程式を解いて求め、負イオン源内の負イオンの軌道を追跡し、ストリッピグロスを求め、最終的な引出し負イオン電流の評価を行う。

2-14 (時間: 13:52 - 14:05)
題名粒子シミュレーションによる表面生成負イオンの軌道解析
著者*山根 初仁, 内藤 裕志, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 394
Keyword負イオン源, 粒子シミュレーション, 粒子軌道
Abstract粒子シミュレーションにより、電子、正イオン、負イオンの動きを調べ、負イオン源プラズマの物理現象を解明する。実際の負イオン源により近いパラメータで粒子シミュレーションを行うためにPCクラスタを用いて計算を行った。負イオン源の角型容器を仮定し、表面生成された負イオンの軌道を調べた。


部門: 2. プラズマ・放電・高電圧 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:51
部屋: 21号館 1階 22112室 (→地図)
座長: 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校電気電子工学科)

2-15 (時間: 14:20 - 14:33)
題名直流熱プラズマを用いた水酸化アパタイト膜の作製
著者*神 昌宏, 栗田 雅紀, 福政 修 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 395
Keyword熱プラズマ, 水酸化アパタイト
Abstract近年の高齢化社会において人工関節、人工歯根等医療器具に対する関心が高まっている。現在、約19.5%の人口が65歳以上を占め、その数は2488万人となっており、2025年には25%の人口が65歳以上となると予想され、将来さらに人工関節や人工歯根などが必要とされる。そこで注目されているのが水酸化アパタイトで、水酸化アパタイト(HAP)は骨や歯をはじめとした生体組織の無機成分であり、生体活性物質(bioactive material)といわれている。これを体内に埋入すると自ら積極的に新生骨の発生を誘導することが明らかになっている。 本研究では直流熱プラズマを用いて、HAP溶射を行っている。

2-16 (時間: 14:33 - 14:46)
題名プラズマジェットを用いたカーボンナノクラスタの合成
著者*大石 剛, 山谷 陽一, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 396
Keywordカーボンナノチューブ, プラズマジェット
Abstract一般的なカーボンナノチューブの簡便な合成法としてアーク放電法があるが、連続合成や大規模化による大量生産が困難である。この他の合成法においても、高効率で大量かつ簡便に高純度のカーボンナノチューブを生成することが可能なプロセスの実現は重要な課題である。そこで、我々は高次制御熱プラズマプロセス装置を用いたCNTの合成を提案した。今回はカーボンナノクラスタ合成に対するNi粉末の効果を更に検討するとともに、カーボンナノクラスタの更なる高速合成、大量生産に適したプロセス条件について検討する。

2-17 (時間: 14:46 - 14:59)
題名プラズマ反応溶射法によるTiO2の即時合成−合成粉末組成の原料粉末注入位置依存性−
著者*武井 信裕, 藤本 聡, 大崎 堅, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 397
Keywordプラズマ反応溶射, 層流プラズマジェット, プラズマ溶射ガン, 熱プラズマ処理, TiO2微粉末
Abstract大気中におけるプラズマ反応溶射法を用いてTi粉末から直接TiO2粉末を合成することを試みており、これまでに、プラズマジェット生成条件、反応場ガス冷却条件等の溶射条件が合成されたTiO2粉末の組成(アナタ−ゼ型TiO2とルチル型TiO2の構成割合)やサイズに及ぼす影響について明らかにしてきた。今回は、Ti粉末注入位置が合成されたTiO2粉末の組成に及ぼす影響を調べ、ジェットの温度との関係について考察すると共に、合成されたTiO2粉末組成の幅広い制御法についても言及する。

2-18 (時間: 14:59 - 15:12)
題名プラズマ溶射法によるAl被覆Ti粉末の高速生成
著者*藤本 聡, 大崎 堅, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 398
Keywordプラズマ反応溶射, プラズマ溶射ガン, 熱プラズマ処理, Ti-Al金属間化合物, Al被覆Ti粉末
AbstractTi-Al金属間化合物は、難加工性であるが軽量で比強度が高く耐熱性・耐腐食性に優れ、高温部での構造材料として有用である。その製法には、粉末焼結法、溶製法などがあるが作製に複雑な工程を要するなど手間がかかる。そこで融点の高い材料にも効率よく加熱をすることができる改良形プラズマ電極型プラズマジェット発生器を熱源とした溶射ガンを用い、Ti-Al金属間化合物の原料であるAl被覆Ti粉末の生成および生成における詳細の解明を行う。

2-19 (時間: 15:12 - 15:25)
題名省エネルギー・コンパクト型プラズマ溶射システムの開発
著者*崎山 智司, 福政 修 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 399
Keywordプラズマ溶射, 熱効率, 省エネルギー
Abstract本研究の最終目標は、溶射プロセスをモニタリングし、その情報をもとに常に最適溶射を実現できるインテリジェント溶射技術を開発することにある。これまで筆者らはCCDカメラを用いた溶射プロセスモニタリング装置を開発してきた。ここでは更に、高熱効率のプラズマジェット発生器を用いて開発した省エネルギーで運搬可能なプラズマ溶射システムの諸特性について報告する

2-20 (時間: 15:25 - 15:38)
題名レーザ光脱離現象の一次元円柱座標粒子シミュレーション
著者*石崎 隆広 (山口大学理工学研究科), 内藤 裕志, 田内 康, 福政 修 (山口大学)
Pagep. 400
Keywordプラズマ粒子シミュレーション, 円柱座標コード, 光脱離電子

2-21 (時間: 15:38 - 15:51)
題名粒子シミュレーション用の新しい三次元動画表示方法の研究
著者*後藤 大輔 (山口大学), Indranath Mahesh Katugampala (マツダ(株)), 内藤 裕志, 田内 康, 福政 修 (山口大学)
Pagep. 401
KeywordOpenGL, 三次元動画表示, 粒子シミュレーション


部門: 3. 電気・電子材料 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:10 - 10:28
部屋: 21号館 1階 22113室 (→地図)
座長: 秋山 宜生 (岡山理科大学 工学部 電子工学科)

3-1 (時間: 9:10 - 9:23)
題名CMOSFETのチャネル幅方向の信頼性を分離して評価するためのテスト構造
著者*石井 英二 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 大曽根 隆志, 森下 賢幸, 小椋 清孝 (岡山県立大学情報工学部), 松田 敏弘, 岩田 栄之 (富山県立大学工学部)
Pagep. 402
KeywordCMOSFET, チャネル幅

3-2 (時間: 9:23 - 9:36)
題名Cu(Ga1-xAlx)S2半導体を用いた青色発光素子の検討 ―結晶成長―
著者*甲田 隆志, 清原 浩之 (津山工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻), 中村 重之, 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 403 - 404
KeywordCuGaAlS2, 青色発光素子, 結晶成長
Abstract近年、窒化物半導体による青色発光ダイオード(LED)が21世紀のあかりとして注目されている。しかし,従来の青色LEDにはサファイア基板が使われており,このサファイア基板には熱抵抗が高く放熱が悪い,高価であるなどの問題点がある。そこで、本研究では青色LEDの基板として低価格な半導体であるSi又はGaAsを使用する。しかし,Si又はGaAs と現在の発光層に使用されているGaNとの間には格子定数のミスマッチがある。そこでI-III-VI族化合物半導体を発光層に使用することでこの問題を解決することを目標とした。

3-3 (時間: 9:36 - 9:49)
題名不純物を添加した超伝導体Y123の特性に関する検討
著者*平田 真之 (津山工業高等専門学校 電子・情報システム専攻), 木山 拓也 (津山工業高等専門学校 電気工学科), 原田 寛治, 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 405 - 406
KeywordY123, Ag, バルク, 浮上特性, 不純物添加
Abstract超伝導体内に相当量の不純物を添加した際の超伝導特性の研究は現在のところほとんどされていない。そこで我々は、超伝導体であるYBa2Cu3Oy(Y123)に相当量の不純物(Ag2O)を加えバルク特性にどのような影響があるか研究を行なった。

3-4 (時間: 9:49 - 10:02)
題名白色発光素子を目指した窒化炭素薄膜の作製とその評価(1)
著者*日向 敏文, 岩野 祐太 (津山工業高等専門学校 電気工学科), 田渕 秀和 (岡山理科大学 理学部), 國次 真輔 (岡山県工業技術センター), 財部 健一 (岡山理科大学 理学部), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 407 - 408
Keyword白色発光素子, 白色LED, a-CNx, 窒化炭素
Abstract近年、白色発光素子としてGaN系半導体を利用した白色発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode) が注目されている。白色LED光源は現在広く使われている蛍光灯のように水銀や重金属等の環境汚染物質を使う必要が無く、低電力で高輝度という特徴をもつ。また寿命が10万時間と長いことや発熱がないという特徴をもつため、未来型の白色光源として注目されている。LED等の新発光素子の開発実用化による低電力、高効率照明機器の実現は、化石燃料の節約、CO2の排出制御等の地球環境に優しいシステム開発と言える。 一方、アモルファス窒化炭素(a-CNx)は近年PL(Photoluminescence)1), CL(Cathodeluminescence)2), EL(Electroluminescence)3)等の光学特性が報告されている。特にELの論文ではFig. 1.に示すような発光素子がRFスパッタ法で作成され、暗室において青白EL発光の確認が報告されている。このようにa-CNxは新白色発光素子材料として期待できる。 またa-CNxの電子状態密度はFig. 2.に示すモデルが提案されている4)。約1.4から1.9 eVは窒素のローン・ペア価電子帯とπ*伝導体のバンド間遷移と報告され、これは光学エネルギーギャップに対応する。光学エネルギーギャップは窒素含有量の増加にともない増大すると報告されている。

3-5 (時間: 10:02 - 10:15)
題名誘導結合プラズマ支援型多重磁極マグネトロンスパッタ法における基板上の電気的特性
著者*小林 祐司, 小埜 芳和, 村岡 裕紀, 川畑 敬志 (広島工業大学)
Pagep. 409
KeywordICPMMPC, 薄膜, 基板電流
Abstract 薄膜作成技術の一つであるスパッタ法において、エネルギー粒子の基板照射は表面拡散による膜質の高密度化、膜表面の平坦化、基板と膜の付着力強化など成膜に重要な役割を果たす。そこで我々は多重磁極マグネトロンスパッタ法(MMPC)により形成されるターゲット上の磁場中に高周波コイルを設置した誘導結合プラズマ支援型多重磁極マグネトロンスパッタ法(ICPMMPC)を用い、基板に入射する粒子のイオン化の促進を試みた。通常のマグネトロンスパッタ法に比べ、高周波電力30Wにおいてイオン電流は3倍増加した。このことは、高周波コイル中における垂直磁場の増加が基板に入射する粒子のイオン化を助長したことが示唆された。

3-6 (時間: 10:15 - 10:28)
題名超格子バッファー層を用いたSi基板への青色発光素子の作製に関する検討
著者*大森 靖之 (津山工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻), 浦上 法之 (津山工業高等専門学校 電気工学科), 中村 重之, 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagep. 410
Keyword青色発光素子, 超格子, CuGaS2
Abstract近年、青色発光ダイオード(LED)が開発され、白色LEDの実現が可能になり、蛍光灯に変わる照明として期待がなされている。照明として使用する場合、多数のLEDが必要となるが、現在の青色LEDにはサファイア基板が使われているため、高価である。また、サファイアは絶縁体であり熱抵抗が高く放熱が悪いという問題点もある。そこで、青色LEDに用いる基板として低価格の半導体を用いることが望ましい。本研究ではSiを青色LEDの基板として使用し、従来の青色LEDの発光層であるInGaAlNとの間に、格子定数の差により生じる歪や転位を防ぐため、CuGaS2とZnIn2S4をそれぞれ数nmの厚さで交互に約100層成長することによる超格子バッファー層を用いることにする。ここでは、第一層目となるCuGaS2の作製とSEM、EPMAおよびXRDによる試料評価について述べる。


部門: 3. 電気・電子材料 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 21号館 1階 22113室 (→地図)
座長: 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校 電気工学科)

3-7 (時間: 10:40 - 10:53)
題名酸化チタンのプラズマ照射処理による色素増感太陽電池の高効率化に関する検討
著者*藤田 理久 (近畿大学工学部電子情報工学科), 岡井 剛 (近畿大学大学院システム工学研究科), 湯地 敏史 (広島商船高等専門学校電子制御工学科), 椿原 啓 (近畿大学工学部電子情報工学科), 小田 哲雄 (広島商船高等専門学校電子制御工学科)
Pagep. 411
Keyword色素増感太陽電池, プラズマ照射, 酸化チタン
Abstract酸化チタン膜にアルゴン・窒素混合プラズマを照射処理し、色素増感太陽電池の効率向上を目指した。無処理、四塩化チタン処理、等と比較しながら短絡電流、開放電圧、光電変換効率について処理の効果を検討した。

3-8 (時間: 10:53 - 11:06)
題名バインダーフリー塗布法による低温焼成膜色素増感太陽電池の作製
著者*岡井 剛 (近畿大学大学院システム工学研究科), 椿原 啓 (近畿大学工学部/電子情報工学科)
Pagep. 412
Keyword色素増感太陽電池, 低温焼成, バインダーフリー
Abstract一般に色素増感太陽電池の光電極に使用される酸化チタン膜は500℃程度での焼成を必要とする。本研究では乾燥のみあるいは低温度での焼成で酸化チタン膜を作製するためにバインダー効果の期待できる多量の水酸基を有する超微粒子酸化チタンを併用することを試みた。密着性、色素吸着については問題の無いものの、太陽電池としては未だ十分な機能が得られていない。

3-9 (時間: 11:06 - 11:19)
題名複合型味覚センサを用いた甘味のセンシング
著者*井谷 彰宏 (近畿大学大学院システム工学研究科), 椿原 啓 (近畿大学工学部/電子情報工学科)
Pagepp. 413 - 414
Keyword味覚センサ, 脂質高分子膜, アドミタンス, 赤外光吸収, 甘味
Abstract甘味を呈する糖類は、その分子量の大きさにより単糖、二糖、三糖などに分類され、人が感じる甘味の強さもそれぞれ異なる。本研究では、脂質高分子膜の応答電位値に加え、アドミタンス、赤外光吸収についても項目に加え甘味評価を試みた。また、甘味物質と他の味覚物質が混在している場合のセンシングについても検討した。

3-10 (時間: 11:19 - 11:32)
題名超電導体作製および自動計測システムの構築と評価に関する研究
著者*中野 洋和 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科), 原 将士 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 山崎 優作, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科)
Pagep. 415
Keyword超電導体, 作製システム, 評価システム, コンピュータ制御
Abstract酸化物超電導体を工学的に応用するため、作製・評価システムにコンピュータを導入し、自動化することを検討した。本研究では、Windowsベースで超電導体の作製と特性の計測及び評価を行うためのシステム構築を試みた。また、実際に作製・計測を行い、システムの有効性および超電導特性について検討を行った。

3-11 (時間: 11:32 - 11:45)
題名部分溶融法により作製したSm系超電導体の臨界電流密度
著者*山崎 優作, 中野 洋和 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科), 原 将士 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科)
Pagep. 416
Keyword部分溶融法, Sm系超電導体, 臨界電流密度, ピンニングセンター
Abstract部分溶融法を用いてSm系超電導体を作製し、超電導特性の向上を目指した。この手法で作製した試料においては、Sm123相の中にSm211相が微細分散しており、これがピンニングセンタ−として働くことによって、磁界中でのJcの低下が抑えられた。中でも、保持温度を1050℃として作製した試料のJc低下が最も少ないことから、この保持温度で作製した試料がピンニングセンターの効果が最も高いことが明らかとなった。

3-12 (時間: 11:45 - 11:58)
題名Bi-2212相超電導単結晶のJc測定と電流経路の推定
著者*原 将士 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 山崎 優作, 中野 洋和, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科)
Pagep. 417
Keyword臨界電流密度, 電流経路, 単結晶
Abstract一般的に、超電導体のJcは形状にかかわらず一定である。しかし、層状構造を持つBi-Sr-Ca-Cu(Bi系)酸化物超電導体ではa-b軸方向は結晶内のCuO2面を伝導して超電導電流が流れるが、c軸方向はCuO2面間をトンネル電流として流れるものと考えられる。従って、単結晶ではa-b軸方向とc軸方向に流れる電流の伝導機構に違いが生じる可能性がある。本研究ではa-b軸面である単結晶表面に電極を形成し、四端子抵抗法によってBi2Sr2CaCu2Ox(Bi-2212相)超電導単結晶の電流-電圧(I-V)特性の測定を行った。そして、単結晶におけるJcの厚さ依存性を調べることで、Ic及びJcのシミュレーションを行い、Bi系超電導単結晶の電流経路を推定した。


部門: 3. 電気・電子材料 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 21号館 1階 22113室 (→地図)
座長: 原田 直幸 (山口大学大学院 理工学研究科)

3-13 (時間: 13:00 - 13:13)
題名光触媒効果によるLDPEフィルム劣化の評価
著者*黒崎 朗礼, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 418
Keyword光触媒, 高分子材料, 空間電荷
Abstract 本研究では,空間電荷分布測定装置を用いた高分子絶縁材料の劣化診断について検討を行っている。これまでの研究では,試料に代表的な高分子絶縁材料である低密度ポリエチレン(LDPE)を用い,高分子材料の劣化を模擬するため,試料に紫外線を照射して空間電荷分布測定を行ってきた。その結果,高分子絶縁材料の劣化により,材料内部の空間電荷と外部回路電流は増加することが分かった。 今回は近年脱臭や殺菌などの効果が注目されている光触媒の光触媒効果による高分子材料の劣化について検討を行った。

3-14 (時間: 13:13 - 13:26)
題名水の電気伝導特性に及ぼす光触媒の影響
著者*串崎 詳平, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 辻井 太一 (NDE株式会社)
Pagep. 419
Keyword光触媒, 電気伝導
Abstract光触媒(Ti O2)を水質改善に利用する方法が検討されている。例えば,水道水の塩素を除去するフィルタとして商品化が進められている。ここでは,光触媒(Ti O2)をガラス基板に塗布したものを利用して水の電気伝導への影響を調査した。

3-15 (時間: 13:26 - 13:39)
題名PETフィルムの交流電界下における2次元空間電荷分布測定
著者*大井川 寛, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 420
KeywordPEA, 空間電荷, 2次元
Abstract現在,電力ケーブルのほとんどが交流の電力送電に使用されている。電力ケーブルの評価において,交流印加時の絶縁材料中の空間電荷分布が重要となっている。しかし,絶縁材料中の空間電荷は3次元的に分布する可能性が高く,かつ過渡的に変化する。従って,この現象を解明するためには多次元短時間間隔での空間電荷分布測定技術が必要となる。 本稿では,2次元で測定可能な空間電荷分布測定装置を開発し,商用周波数の交流電界下の空間電荷分布測定を行ったので報告する。

3-16 (時間: 13:39 - 13:52)
題名2次元空間電荷分布測定装置による比較測定
著者*小竹 慎也, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 421
Keyword空間電荷, PEA, 比較
Abstract電力ケーブルなどに用いられる誘電体材料の絶縁性能の評価に空間電荷分布測定が利用されている。中でも,異なった性質の材料を同時に,かつ完全に等しい条件下での比較測定技術の開発が求められている。本稿では,2次元空間電荷分布測定可能な装置を使用して試料の断面横方向と厚さ方向について比較測定を行ったので報告する。

3-17 (時間: 13:52 - 14:05)
題名線‐平板電極系における過渡的空間電荷信号の測定
著者*糸賀 敬修, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 422
Keyword空間電荷, 過渡的, 不平等
Abstract電力ケーブルや電力機器の誘電体材料は不平等電界下で使用される場合が多い。特に,電力ケーブルの分野では,トリー進展などの問題から針−平板電極系での測定が重要視されている[1]。本研究では針−平板電極系などの不平等電界下での空間電荷分布測定技術について研究を行っている。これまでの研究から針―平板電極系では針先からの空間電荷分布測定によるPEA信号は微弱であり検出することが困難であったが,線―平板電極系(剃刀―平板電極系)においては,検出可能であることがわかった[2]。ここでは,針(線)−平板電極系での過渡的に変化する空間電荷分布信号の測定結果について報告する。


部門: 3. 電気・電子材料 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:25
部屋: 21号館 1階 22113室 (→地図)
座長: 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)

3-18 (時間: 14:20 - 14:33)
題名線‐平板電極系におけるPEA信号の解析
著者*Risky Ananda, 藤川 信次, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 423
Keyword空間電荷分布, PEA法
Abstract空間電荷分布測定は誘電体材料の信頼性評価に利用されている。空間電荷分布測定にはパルス静電応力(PEA)法[1]が広く利用されている。電力ケーブルや電力機器の誘電体材料は不平等電界下で使用される場合が多い。本研究では不平等電界下での空間電荷分布測定として,線−平板電極系での音波信号を数値解析[1]により空間電荷分布信号に変換する方法について調査を行ったので報告する。

3-19 (時間: 14:33 - 14:46)
題名プリント基板の劣化現象と空間電荷分布の測定
著者*石築 和也, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 424
Keyword空間電荷, イオンマイグレーション , PEA
Abstractプリント基板は多くの電気電子機器で利用されている。基板の絶縁性能は電気機器の信頼性を決定する。その絶縁不良や劣化の原因の一つにプリント基板のイオンマイグレーションがある。この現象を高分子等絶縁材料の評価に用いられている空間電荷分布測定技術を用いて調査を行った。本稿では,プリント基板として紙フェノール基板を湿熱劣化させた場合の空間電荷分布の経時変化について報告する。

3-20 (時間: 14:46 - 14:59)
題名ステップ状非対称人工ピンニングセンターによるピン止め特性の検討
著者*何 継方, 萩原 雅之, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学理工学研究科)
Pagep. 425
Keyword超伝導体, 臨界電流密度, 微細加工, 非対称人工ピンニングセンター
Abstract第二種超伝導体の臨界電流密度は、量子化磁束とピンニングセンターの相互作用によって決定される。人工的にピンニングセンターを導入する方法を用いると、超伝導体の臨界電流密度特性を変化させることも可能である。これまで、我々は、微細加工を用いて超伝導膜に人工ピンニングセンター(人工ピン)を導入する方法を提案し、溝状やホール状の対称的な形状の人工ピンを導入した超伝導膜の特性について検討してきた。本研究では、ローレンツ力に対して非対称に作用するステップ状のピンニングセンターを導入した場合におけるピン止め特性や臨界電流密度特性について検討を行った。

3-21 (時間: 14:59 - 15:12)
題名中間熱処理を施したin-situ法MgB2超伝導テープ線材の超伝導特性
著者*日野 保明 (山口大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻), 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 三浦 大介 (首都大学東京大学院)
Pagep. 426
KeywordMgB2, in-situ法, 臨界温度, 臨界電流密度
AbstractMgB2超伝導体は、金属系超伝導体の中で最も高い臨界温度を示すことから、液体水素や冷凍機で冷却できる20K近傍での応用が期待されているが、その応用において臨界電流密度Jc値の向上が当面の課題となっている。今回、我々はコストを意識した簡便な手法として、酸化の影響が少ないMgフレークとアモルファスB粉末を用いた。そして中間熱処理を施したin-situ法によりテープ線材を作製し、その超伝導特性を評価した。その結果、現在実用されているNbTi線材の約10分の1程度のJc値を得ることができた。今後は熱処理条件を最適化やピンニングセンターの導入によりさらに高い特性が期待できると考える。

3-22 (時間: 15:12 - 15:25)
題名風力発電用ブレードを模擬した沿面放電特性
著者*福井 裕幸, 箕田 充志, 高尾 学, 久間 英樹 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 427
Keyword電気
Abstract 風力発電システムの設置台数の増加とともに落雷による事故が発生している。 これらを解決するために,落雷による破損メカニズムの解明や,その防止法の検討は極めて重要な技術課題となる。 今回は,ブレードの一部分を模擬した試料を用い,ブレードに水分が付着した場合と乾燥した場合の沿面の放電特性について検討した。


部門: 4. 電気機器・電気応用 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:00 - 10:31
部屋: 21号館 1階 22114室 (→地図)
座長: 安藤 詔生 (福山大学 工学部 電子・電気工学科)

4-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名隣接磁性体による高温超電導線材の自己磁界特性
著者*西本 満裕, 金 錫範, 朱 眞弘, 七戸 希, 村瀬 暁 (岡山大学)
Pagep. 428
Keyword超電導線材, 交流損失, 磁性体, 自己磁界
Abstract超電導線材は無損失で直流電流を通電することができる一方で交流電流を通電すると損失が発生し、その挙動は通電条件に応じて変化してしまう。現在の電力供給の多くが交流であるという点を考慮すれば、超電導を電気機器に応用する際には交流損失の特性を把握し、対策を講じることが必要とされる。一般的に交流損失評価に用いられているNorris損失評価式は、自由空間における交流損失において適用可能であり、測定される超電導体の周囲に、磁性体が配置された場合には、この評価式が適用できないことが明らかになっている。そこで、本研究では、その原因の一つとして考えられる隣接する磁性体による超電導線材の自己磁界の変化について検討を行った。

4-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名コイルの磁極配置による超電導バルク体の浮上特性
著者*川上 耕平 (岡山大学工学部), 金 錫範 (岡山大学大学院), 清水 昭宏, 井上 卓哉 (岡山大学大学院自然科学研究科), 七戸 希, 村瀬 暁 (岡山大学大学院)
Pagepp. 429 - 430
Keyword超電導アクチュエータ, 浮上特性, 超電導バルク体

4-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名事前曲げを加えたNb3Sn複合超電導線材の歪解析
著者*岡田 一星, 村瀬 暁, 金 錫範, 七戸 希 (岡山大学 自然科学研究科), 淡路 智, 小黒 英俊, 西島 元, 渡辺 和雄 (東北大学金属材料研究所)
Pagep. 431
Keyword超電導, 歪
Abstract超電導マグネットは複合超電導線材を用いているため、熱処理温度から使用温度までに約1000Kもの温度変化を受け、熱歪が生じることとなる。またコイル巻き線時における曲げ歪などが超電導線には加えられる。その歪について有限要素解析ソフトANSYSを用いて模擬し、残留歪の変化を解析し考察する。その結果、事前曲げ歪処理のある場合の方が無い場合より長手方向の残留歪εzが緩和(絶対値が小さい)されていることが分かる。これにより,印加歪が約0.40 %以下でIc-印加歪依存性が向上することが考えられる。これはCu, Cu-Nbなどの弾塑性変形材料が事前曲げ歪処理を施されることによって塑性変形することに起因すると考えられる。

4-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名キャンセル型有効電力法による超電導コイル保護システムの開発
著者*竹内 和哉, 積山 泰和, 七戸 希, 金 錫範, 村瀬 暁 (岡山大学)
Pagep. 432
Keyword超電導コイル, クエンチ検出, 有効電力法
Abstract超電導コイルがクエンチすると,発生した常電導領域で局所的な発熱が起き,コイルの劣化・焼損につながるケースがある.そこでクエンチ発生時には,できるだけ早くコイルの蓄積エネルギーを外部に取り出し,コイル内部でのエネルギー消費を抑制し,コイルを保護する必要がある.そこで本論文では,誘導性電圧検出コイルを用いて誘導性電圧を相殺する方法を導入した,キャンセル型有効電力法によるクエンチ検出を用いた超電導コイル保護システムを提案する.小型高温超電導コイル(Ic=5.1A)を用いた保護試験(臨界電流以上の過電流通電によるクエンチと熱擾乱によるクエンチとの2通りのクエンチに対する試験)により,提案法の原理検証を行う.

4-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名外部銅安定化変態法Nb3Al超電導線の冷凍機冷却下における常電導遷移特性
著者*下山 雅弘, 村瀬 暁, 金 錫範, 七戸 希 (岡山大学), 西島 元, 渡辺 和雄 (東北大学), 菊池 章弘, 竹内 孝夫 (NIMS)
Pagep. 433
KeywordMQE, Nb3Al, 超電導
Abstract現在,Nb3Sn線を用いた20 T級の無冷媒超電導マグネットの開発が計画されており,使用に適した様々な補強型超電導線の開発が進められている.現在までに,Cu-Nb,Ta,Nb-Ti-Cuなどの補強材を内包した数種類の補強型Nb3Sn線が開発され, それらの熱的安定性が報告されている. 一方, Nb3Al線は,Nb3Sn線に比べて優れた耐歪み特性を有しており, 20T以上の強磁場領域を含む全磁場領域で高いJcを示している. そこで, 本研究では Nb3Al線の冷凍機冷却条件における常電導遷移特性に関して実験的に検討したので, その結果について報告する.

4-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名抵抗型YBCO限流器素子における2軸方向磁場測定による通電特性評価
著者*人見 圭 (岡山大学自然科学研究科), 金 錫範, 七戸 希, 村瀬 暁 (岡山大学), Ok Bae Hyun (韓国電力研究院)
Pagep. 434
Keyword限流器素子, ホール素子, 超電導

4-7 (時間: 10:18 - 10:31)
題名3次元超電導アクチュエータにおける浮上特性向上のための補助鉄心の形状設計
著者*朱 鎮弘, 金 錫範, 井上 卓哉, 清水 昭宏, 七戸 希, 村瀬 暁 (岡山大学 自然科学研究科)
Pagep. 435
Keyword超電導アクチュエータ, 補助鉄芯, 有限要素法
Abstract現在、優れた超電導特性を有する高温超電導体の応用に関する研究が活発に行われており、高温超電導バルク体の場合、強いピン止め効果による高い補足磁界を利用することで安定した浮上や移動が可能となる。我々は、このような高温超電導バルク体の特性を利用して非接触で自由に浮上・移動・回転することが可能な3次元超電導アクチュエータの開発を行っている。この超電導アクチュエータにおいて、移動子の安定で高い浮上力および移動能力を実現するには、電磁石による印加磁場の大きさや空間分布について最適化する必要がある。そこで、上記の研究目的を果たすために電磁石の補助鉄心の最適形状設計を行った。補助鉄心の形状設計は、3次元有限要素法を基づいた電磁場解析を用いて、既存鉄心と同じ形状でサイズが大きくなる補助鉄心と立体的構造を有する補助鉄心のそれぞれについて形状最適が行ったのでその結果を報告する。


部門: 4. 電気機器・電気応用 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:58
部屋: 21号館 1階 22114室 (→地図)
座長: 栗延 俊太郎 (福山大学工学部電子・電気工学科)

4-8 (時間: 10:40 - 10:53)
題名集中巻励磁方式による小形リニア誘導モータの特性解析
著者前林 邦彦, 脇坂 和也, *安藤 詔生 (福山大学 工学部)
Pagep. 436
Keywordリニアモータ, 電磁界解析
Abstract集中巻励磁コイルを有する小形リニアモータについて、2次元のベクトルポテンシャルを利用した差分の接点方程式をMATLABを利用して解析した。解析結果を利用して推進力や電磁界分布を算出した。なお、励磁方式を変化させた場合の電磁界の解析も行った。

4-9 (時間: 10:53 - 11:06)
題名風力発電を利用した独立電源システムの過渡特性(2)
著者*三浦 隆浩 (広島工業大学 大学院工学研究科 電子工学専攻 猪上研究室), 猪上 憲治 (広島工業大学 大学院工学研究科 電子工学専攻), 山下 英生 (広島工業大学 大学院工学研究科 情報システム工学専攻)
Pagep. 437
Keyword風力発電, 独立電源システム, 過渡特性
Abstract筆者らは,これまでに,発電量増大用の新しい風力発電機,すなわち“無励磁機方式のブラシレス2固定子三相誘導同期発電機”を開発し,本機とバックアップ用のディーゼル発電機,温水蓄熱装置,交流電力制御装置から成る“風力発電を利用した独立電源システム”を提案した。さらに,この模擬実験装置における定常特性は良好であり,過渡特性については,並行運転から並列運転への切り換え時,および並列運転から並行運転への切り換え時の特性に問題がないことを示した。本論文では,ディーゼル発電機の単独運転から風力発電機を同期に引き入れた並行運転への移行時,およびその逆の移行時の過渡特性について報告する。

4-10 (時間: 11:06 - 11:19)
題名リニア誘導モータを応用した搬送装置の自動化システムの開発
著者*浅井 誠 (広島工業大学大学院工学研究科電子工学専攻猪上研究室), 猪上 憲治 (広島工業大学大学院工学研究科電子工学専攻), 山下 英生 (広島工業大学大学院工学研究科情報システム工学専攻)
Pagepp. 438 - 439
Keyword位置決め停止法, リニア誘導モータ, 搬送装置, 自動化システム
Abstract筆者らは,リニア誘導モータを応用した自動搬送装置の開発を進めており,これまでに台車の新しい位置決め停止法を提案した。この停止法は,二つの交流電磁力の釣り合いによって台車を機械的非接触で位置決め停止させ,且つ直流電磁力で台車の無振動化を図っている。  本論文では,シーケンサを基盤とした自動制御装置を試作し,台車の自動走行,自動停止の実験を行った。実験結果は良好で,本搬送装置の実用化の可能性が示唆された。  本文は、まず搬送装置の構造および台車の位置決め停止の原理について説明する。次に,自動制御装置の製作について述べる。更に,この搬送装置を運転したときの台車の位置決め停止特性の実験結果を示す。最後に,本自動搬送装置の今後の課題について述べる。

4-11 (時間: 11:19 - 11:32)
題名レスキュー作業支援のための変形体ロボットの制御法に関する研究(第2報)−波動輸送制御法−
著者*横段 貴之, 玉野 和保 (広島工業大学工学部)
Pagep. 440
Keyword磁性流体, レスキュー
Abstract近年、救助支援ロボットは諸災害時への対応として高いニーズがあり、蛇型をはじめ、様々なロボットが開発されている。なかでも狭く複雑な場所に変形しながら自由に入って行けるものは少ない。前報では磁性流体を用い、縦・横・厚さを自由に変え、幅の狭い隙間でも通ることができる救助支援を行うロボットの概念を提案した。本論文では、磁性流体を磁界により振動させ、それによるロボット本体の輸送を考察したことについて報告する。

4-12 (時間: 11:32 - 11:45)
題名1変量最近隣モデルによる電力線劣化検出に関する研究
著者*依藤 泰介, 犬島 浩 (早稲田大学大学院 情報生産システム研究科)
Pagep. 441
Keyword電力線, 非線形予測, スペクトル解析, コヒーレンス関数
Abstract近年,工場の競争力強化のための長期連続運転の指向や運転管理および保全の効率化のため,設備管理を近代化し,より一層の信頼性を向上させようとする動きが盛んになっている.高圧ケーブルの最近のトラブル事例としては,水トリー劣化,遮へい銅テープ破断,施工時の外傷,施工不良などがある.そこで本研究では,電力を送る電力線の劣化検出を取り上げる.高圧ケーブルの活線絶縁劣化診断装置より得られた実際のデータに短期的な予測を試みた.最近隣モデルによる劣化診断が有効であるという結果が得られたので報告する.

4-13 (時間: 11:45 - 11:58)
題名ウェーブレット変換を用いた電気配線接続部劣化診断の可能性
著者*千代島 昭広, 依藤 泰介, 犬島 浩 (早稲田大学大学院 情報生産システム研究科)
Pagep. 442
Keywordウェーブレット, スペクトル解析, 劣化診断, 周波数分解能
Abstract設備の連続運転からのストレスにより電気配線接続部に劣化が生じている.設備を停止させることは困難であり劣化部の診断には高い精度が要求される.従来型のフーリエ変換では,短時間のデータから高い周波数分解能を得るには時間分解能を犠牲にして,長い時間窓を採用する必要がある.ウェーブレット変換では時間的に振動特性の変動する非定常信号を精度よく解析できることから,短時間で正常および劣化状態での電気配線接続部の接触抵抗値を計測し解析を行った.ウェーブレット解析により低周波から高周波数領域まで広範囲に相違が確認されたので報告する.


部門: 4. 電気機器・電気応用 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 21号館 1階 22114室 (→地図)
座長: 舩曳 繁之 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科)

4-14 (時間: 13:00 - 13:13)
題名高電圧を利用した除草特性
著者*岩谷 茂 (松江工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻 箕田研究室), 箕田 充志 (松江工業高等専門学校 ), 藤田 直樹 (山陰建設工業株式会社)
Pagep. 443
Keyword高電圧, 雑草
Abstract島根県においては高齢化が進み,除草作業の軽減は重要な課題である。しかし,草刈機を用いた作業では,雑草の根が残るため年に3,4回程度除草を行う必要がある。負荷の低減と経費を削減するには,除草作業の回数を減らすことが有効と考えられる。 今回は,高電圧を用いた除草の可能性と,その特性について検討を行ったので報告する。

4-15 (時間: 13:13 - 13:26)
題名LEDを用いた植物育成システムの研究
著者*栗原 勇次 (松江工業高等専門学校 専攻科 電子情報システム専攻), 箕田 充志, 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校 電気工学科)
Pagep. 444
KeywordLED, 植物, 育成
Abstract山陰では梅雨や冬の時期,天候が悪くなることが多い。特に山間部では,他地域に比べ日照不足となり,植物の成長に影響を及ぼしている。この問題解決の一手法として,植物に人工的な光を照射することにより,育苗期間の短縮及び品質の向上の可能性が考えられる。植物は発芽および成長において全ての光波長を利用していないことから,人工的な光を照射するにあたり白熱灯を光源とする育苗法は電力消費及び発熱等の二次的問題が発生するため非効率的であると考えられる。そこで筆者らは,これまでにLEDを用いてトルコギキョウを対象とした,発芽装置の開発を行ってきた。その結果,開発したLED光源はトルコギキョウの発芽・育苗に効果があることが分かった。今回は,イチゴ等の植物に対しての成長を助長するLED光源を検討したので報告する。

4-16 (時間: 13:26 - 13:39)
題名高電圧を用いた貝の前処理
著者*箕田 充志 (松江工業高等専門学校 ), 砂山 俊二 (株式会社 環境分析センター)
Pagep. 445
Keyword高電圧, 二枚貝, 食品
Abstract二枚貝を冷凍することで身の変色や組織の劣化を防ぎ,また長期間保存することが可能と考えられる。現在,冷凍二枚貝の製品としては,完全にボイルしたものを凍結することが多い。しかし,ボイルする工程で旨みのほとんどが抜けることや,水分を多量に含んだ状態で凍結してしまうため,食感が極端に低下する問題がある。 さらに,生鮮の二枚貝をボイルしないで冷凍した場合,調理時に貝の開口率が極端に低いことや,ハマグリなど特定の貝によってはほとんど開口しない問題が生じている。  本研究では,二枚貝類の殻外部から高電圧を短時間印加する電気的作用による冷凍前処理方法を考案したので報告する。

4-17 (時間: 13:39 - 13:52)
題名有限要素法による磁性基板を有する高温超電導薄膜導体を円筒状配置とした場合の交流通電損失特性の検討
著者*馬淵 聖史, 宮城 大輔, 高橋 則雄 (岡山大学), 塚本 修巳 (横浜国立大学)
Pagep. 446
Keyword薄膜超電導体, 磁性基板, 集合導体, 交流通電損失
Abstract 高い臨界電流密度を有し,高磁界中においても超電導特性が保持される,RE系高温超電導体の実用化の最大の課題としては低コスト化が挙げられるが,磁性基板を用いることによって大幅な低コスト化が可能となりつつある.これらの導体の実用化を考えると,電流容量の観点から集合導体の開発は必須であり,集合導体においても磁性基板が交流通電損失に与える影響を明確にし,低損失な集合導体を開発する必要がある.超電導体内の電流分布は磁性基板の影響を受け,交流通電損失が増加することが報告されている.そこで有限要素法を用いて,磁性基板を有する高温超電導薄膜導体を円筒状に並列配置し,ケーブル構造とした場合の交流通電損失について検討を行ったので報告する.

4-18 (時間: 13:52 - 14:05)
題名永久磁石型モータの焼きばめが鉄損に与える影響についての検討
著者*森本 隼人, 宮城 大輔, 高橋 則雄 (岡山大学)
Pagep. 447
Keyword永久磁石型モータ, 焼きばめ, 鉄損
Abstractモータの鉄損の解析結果が実測結果と異なる事はよく指摘されているが,その原因の一つに,モータに焼きばめが施されて固定子の磁気特性が素材特性と異なる事が挙げられる.今回,実機モデルを用い,素材特性と焼きばめが施されている固定子のバックヨーク部の磁気特性を測定し,これらの測定結果を用いてモータの焼きばめが鉄損に与える影響について検討を行ったので報告する.

4-19 (時間: 14:05 - 14:18)
題名組込みシステムを用いた省電力システムの開発
著者*三並 拓矢 (広島工業大学大学院/工学専攻 情報システム工学研究科 久保川研究室), 久保川 淳司 (広島工業大学/情報学部)
Pagepp. 448 - 449
Keywordエージェント, 組込みシステム
Abstract近年、世界的なエネルギー問題により省エネルギー、エネルギーの利用の高効率化が求められている。その中で様々な製品に省エネルギーと省スペースを実現した組込みシステムが搭載されてきている。 本研究では、組込みシステムに搭載することができるエージェントを用いた省電力システムのフレームワーク開発をJava言語によって行い、それらの応答性などの実験を行い実用に耐えることができるかどうかを調べた。


部門: 4. 電気機器・電気応用 IV
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 21号館 1階 22114室 (→地図)
座長: 村瀬 暁 (岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻)

4-20 (時間: 14:30 - 14:43)
題名磁性酸化チタン光触媒を用いた水処理と磁気分離
著者*坂本 浩二, 栗延 俊太郎 (福山大学/工学部), 鶴崎 健一 (福山大学/人間文化学部), 夏井 雄亮, 木俣 光正, 長谷川 政裕 (山形大学/工学部)
Pagep. 450
Keyword光触媒, 磁気分離, 水処理
Abstract磁性酸化チタン光触媒粒子を作成し、水処理を行った。水処理の試料として塩基性染料とノニルフェノール、オクチルフェノールを用いた。  実験では塩基性染料含む水溶液を作成し、光照射のない条件下で磁性光触媒粒子への吸着による濃度変化を測定し、その後光照射による光分解特性を測定した。塩基性染料に対して磁性酸化チタン光触媒粒子は高い吸着特性を示し、吸着と光分解により塩基性染料濃度はゼロになった。また、環境ホルモンであるノニルフェノールとオクチルフェノールについても同じような実験を行い、分解できることが示された。また、磁気分離の実験を高こう配磁気分離フィルタを使用して行った。磁性光触媒粒子と同じ粒径のマグネタイトの回収率は100%であった。

4-21 (時間: 14:43 - 14:56)
題名渦電流探傷における励磁コイルによる渦電流分布の改善について
著者*坪井 始, 田中 始男, 瀬島 紀夫 (福山大学)
Pagep. 451
Keyword渦電流探傷, 有限要素法
Abstract渦電流探傷において、励磁コイルによって誘導される渦電流分布の検討を行う。まず、励磁コイルの置き方による渦電流分布の違いを検討する。すなわち、矩形コイルを披検出材料表面に平行に置いた場合と垂直に置いた場合について、渦電流分布の違いを検討する。つぎに、励磁コイルの配置による渦電流分布改善の可能性について検討する。

4-22 (時間: 14:56 - 15:09)
題名SimEを用いた電力平準化システムの最適化
著者*上甲 和範 (島根大学大学院総合理工学研究科電子制御システム工学専攻電気エネルギー制御研究室), 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科)
Pagepp. 452 - 453
KeywordSMES, 平準化, 最適化, SimE
Abstract著者らは先に,製鉄所圧延工場の電力変動平準化を目的とした,SMESを用いた電力平準化システムのGAによるコスト最適化手法を提案した.最適化を行った結果,本システム導入コストと,SMES寿命30年間での運用コスト削減により電力平準化システム導入の可能性を検討した. 本稿では,GAと同じ自然淘汰原理に基づいた最適化手法であるシミュレーティド・エボリューションを用いた最適化手法を提案する.最適化結果を用いた電力平準化から,GAよりも短時間の最適化時間でGAと同等の解を得ることが可能であることが明らかとなった.

4-23 (時間: 15:09 - 15:22)
題名歩行負荷機能付きトレッドミルの運動強度を用いた制御
著者*松田 芳一 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気エネルギー制御研究室), 増田 英明, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 454
Keywordトレッドミル

4-24 (時間: 15:22 - 15:35)
題名分散型電源としての燃料電池システムモデル
著者*荒金 佑哉, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学電子制御システム工学科)
Pagep. 455
Keyword燃料電池, モデル
Abstract太陽光発電システム(PVシステム:Photovoltaic System)は,天候による日射変動や温度変化に伴い,出力電力が秒オーダーで急峻に変化する。この出力電力を平滑化するため,家庭用分散型電源システムの検討が望まれる。 本報告では,家庭用分散型電源システムを検討するために燃料電池モデルを作成し,シミュレーションの結果から作成したモデルが燃料電池を模擬できていることを確認した。

4-25 (時間: 15:35 - 15:48)
題名高速鉄道変電所における電力平準化制御 ―電力指令値の検討―
著者*椙尾 哲也, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学電子制御システム工学科)
Pagep. 456
KeywordSMES, 電鉄変電所, 電力平準化, ファジィ
Abstract これまでに鉄道変電所にSMESを用いたファジィによる電力平滑化制御システムが提案しされている。この制御ではスケーリングファクタを固定して制御するため、電力指令値の負荷電力に対する追従性に問題がある。本報告では,非ファジィ化のスケーリングファクタを修正する電力指令値の決定について検討する。電力指令値に修正を加える方法を行ったところ、シミュレーションによりSMES容量を低減できることが確認できた。


部門: 6. 照明・視覚
日時: 2006年10月21日(土) 9:40 - 10:32
部屋: 21号館 1階 22115室 (→地図)
座長: 玉野 和保 (広島工業大学 工学部 電子・光システム工学科)

6-1 (時間: 9:40 - 9:53)
題名条件等色の個人差の検証
著者*森田 洋行 (広島市立大学大学院情報科学研究科), 中野 靖久, 香田 次郎, 矢野 卓雄 (広島市立大学情報科学部)
Pagepp. 457 - 458
Keyword等色関数, 条件等色, 個人差
Abstract 異なる等色関数を持つ被験者間の条件等色の個人差を検証した。被験者HM(23歳)とYNN(45歳)が明度7、彩度8のマンセルサンプルの色相の10色をD50で照明した時のスペクトルを参照光としてCRTの三原色の加法混色で条件等色を行い、その条件等色したスペクトルを各々の被験者の等色関数を用いた色度座標にプロットした。次にお互いの条件等色対を別の被験者が見た場合の視感評価を行った。視感評価は参照光との赤、緑、青、黄の色差、彩度、明度の差を評価した。結果からHMにとってYNNの条件等色は短波長側にずれ、YNNにとってHMの条件等色は長波長側にずれる傾向が見られた。今後は等色関数がどのように条件等色の個人差に影響していくかを検証していく。

6-2 (時間: 9:53 - 10:06)
題名白色LEDのパルス点灯による消費電力と照度に関する一考察
著者*高松 脩哉, 片岡 弘行 (広島工業大学 工学研究科), 神薗 宏樹, 山本 忠義 (フェニテックセミコンダクター株式会社), 田中 武 (広島工業大学)
Pagep. 459
KeywordLED, パルス制御, 照明, 標識, 看板

6-3 (時間: 10:06 - 10:19)
題名実験用白色LEDパルス点灯回路の開発
著者*片岡 弘行 (広島工業大学), 神薗 宏樹, 山本 忠義 (フェニテックセミコンダクター株式会社), 高松 脩哉 (広島工業大学 工学研究科), 田中 武 (広島工業大学 工学部)
Pagep. 460
KeywordLED, 照明, パルス点灯, 看板, 標識

6-4 (時間: 10:19 - 10:32)
題名調光制御へのファジィ推論の適用
著者*土肥 充 (松江工業高等専門学校専攻科), 高橋 信雄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 461
Keyword調光制御, ファジィ推論
Abstract教室やオフィスなどにおいて,外光の影響により室内照度が変化したときでも机上面照度を一定に保つことができれば,作業環境の改善や省エネルギーに寄与できると期待される。  しかし外光の変化は,その日の気象状況等の影響により全く異なった照度変化を見せる。かつ、現在市販されている調光可能な蛍光灯の多くは,段階調光もしくは手動調光であるため人間の感覚を十分に満足するものとはなっていない。そこで本研究では,外光の変化を考慮した調光制御を行い,人間に違和感を与えない照度変化を行うことを目的とし,人間の感覚を制御に生かす手法としてファジィ推論を導入した。


部門: 5. パワーエレクトロニクス I
日時: 2006年10月21日(土) 10:50 - 11:55
部屋: 21号館 1階 22115室 (→地図)
座長: 平木 英治 (山口大学大学院理工学研究科電子システム工学分野)

5-1 (時間: 10:50 - 11:03)
題名補助スイッチを用いた誘導加熱用SEPP高周波インバータ
著者*須貝 拓也, 荻原 弘之 (足利工業大学), 龍田 正隆 ((株)SRCC), 中岡 睦雄 (慶南大学)
Pagepp. 462 - 463
KeywordB-SIT, 高周波インバータ, 誘導加熱, ソフトスイッチング
Abstract2石形SEPP高周波インバータは回路構成が簡単で比較的広く利用されているが、ソフトスイッチング領域が狭くなるという欠点がある。そこで、この欠点を改善する回路方式として、補助スイッチを用いたSEPP高周波インバータを提案する。本高周波インバータは誘導加熱への応用を想定しており、スイッチングデバイスとしてB-SIT(150V/50A)を使用し、動作周波数を25kHzとして実験を行った。その結果、ソフトスイッチング領域が大幅に拡大することを確認した。

5-2 (時間: 11:03 - 11:16)
題名ロスレスDC/DC昇圧コンバータの検討
著者*日野 暢裕, 笠 展幸, 飯田 隆彦 (岡山理科大学)
Pagep. 464
Keywordソフトスイッチング, 昇圧コンバータ

5-3 (時間: 11:16 - 11:29)
題名ゼロ電圧ソフトスイッチング回路を用いたフォワードコンバータの一方式
著者*岡 浩之, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科)
Pagep. 465
Keyword852, 1041
Abstract本論文では汎用スイッチングレギュレータの中でも代表的なフォワードコンバータのゼロ電圧ソフトスイッチング回路を提案し,計算シミュレータによる動作解析を行っている。計算機シミュレータとして,パワーエレクトロニクス回路用シミュレータPSIMを用いており,その結果から,完全なゼロ電圧ソフトスイッチングの実現を確認している。

5-4 (時間: 11:29 - 11:42)
題名系統連系インバータを用いた太陽光発電電力平滑化制御システム
著者*石田 賢史, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学)
Pagepp. 466 - 467
Keyword太陽光発電, EDLC, 系統連系インバータ, 電力変動平滑化, 電流源
Abstract著者らは先に,太陽光発電電力平滑化制御システムのコンバータを,エネルギーフローに基づき電流源でモデル化し,シミュレーション時間を短縮できることを明らかにした。本論文では,先に提案されている系統連系インバータと太陽電池とEDLCを直列に接続した太陽光発電電力平滑化制御システムを提案する。本システムに用いている系統連系インバータと昇圧形コンバータをエネルギーフローに基づき,電流源でモデル化することによりシミュレーション時間が短縮できた。また,本システムで太陽電池出力の平滑化制御が可能なこと,力率1で系統へ逆潮流可能であることが明らかになった。

5-5 (時間: 11:42 - 11:55)
題名EDLCシミュレータの提案―原理と動作―
著者*児玉 信介 (島根大学大学院), 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学)
Pagepp. 468 - 469
KeywordEDLC simulator
Abstract近年,電気自動車や太陽光発電平準化におけるエネルギー貯蔵装置に電気二重層コンデンサ(EDLC)の利用が考えられている。しかし,EDLCは非常に高価であり,研究室レベルでEDLCを用いた実験を行う場合,任意のEDLCを用いることが困難となる。そこで,エネルギー貯蔵模擬システムとしてEDLCシミュレータを提案する。計算機シミュレーションにより,提案したEDLCシミュレータの有効性を確認した。


部門: 5. パワーエレクトロニクス II
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 21号館 1階 22115室 (→地図)
座長: 渡辺 修治 (松江工業高等専門学校 電気工学科)

5-6 (時間: 13:00 - 13:13)
題名アクティブ補助共振スナバを用いた誘導加熱用ZCS-PWM高周波インバータ
著者*三浦 祐太, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院)
Pagepp. 470 - 471
Keyword高周波インバータ, アクティブ補助共振スナバ, ソフトスイッチング, 誘導加熱調理器
Abstract誘導加熱(IH)調理器は,安全,高効率,快適であることから,家電民生分野から業務民生分野まで幅広く普及してきている。IH調理器駆動用インバータには一定周波数動作,高制御性,高電力変換効率が必要とされている。しかしながら,ZVS-SEPPインバータは低電力領域においてハードスイッチングとなるため電力変換効率が著しく低下するという欠点がある。一方,従来のZCS-SEPPインバータは全出力領域でソフトスイッチング可能であるが,一定周波数動作ができずIH調理器応用では問題となる。本稿では,従来のZCS-SEPPインバータに新方式アクティブ補助共振スナバを付加することで,一定周波PWM方式による幅広い電力制御と高電力変換効率を実現できる新しい回路トポロジーを提案し,IH調理器応用としての有効性を実証するために,試作実験による性能評価した結果について報告する。

5-7 (時間: 13:13 - 13:26)
題名ハイブリッドフィルタを用いた風力発電システム用高調波抑制装置 -弱小系統におけるリプルフィルタの検討-
著者*江南 美穂 (山口大学), 山田 洋明, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院)
Pagepp. 472 - 473
Keywordハイブリッドフィルタ, 風力発電システム, 弱小系統, スイッチングリプル抑制用LCフィルタ
Abstract著者らは先に,ハイブリッドフィルタを用いたソフトスタータ付き風力発電システムの高調波電流補償法を提案した。風力発電システムは弱小系統に接続されることが多く,ハイブリッドフィルタを構成する PWM 変換器のスイッチングリプルが受電端電圧に重畳する問題点がある。本論文では,弱小系統において効果的にスイッチング電圧リプルを抑制するためにスイッチングリプル抑制用LCフィルタについて検討する。さらに,過渡状態におけるTHD の算出方法を提案する。計算機シミュレーションにより,LCフィルタの検討結果の妥当性を確認したので報告する。

5-8 (時間: 13:26 - 13:39)
題名ハイブリッドフィルタを用いた風力発電システムにおけるソフトスタート時の高調波電流補償法-実機モデルに対する補償効果の検討-
著者*山田 洋明, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院)
Pagepp. 474 - 475
Keywordハイブリッドフィルタ, ソフトスタート, かご形誘導発電機, 高調波電流, 風力発電
Abstract著者らは先に,ハイブリッドフィルタを用いた風力発電システムにおけるソフトスタート時の高調波電流補償法を提案し,定格2.2kW出力の風車モデルを用いて有効性を確認した。 本論文では,250kW の風車実機モデルを用いて高調波電流補償特性を検討する。PSCAD/EMTDCを用いた計算機シミュレーション結果から,ハイブリッドフィルタを用いた場合に電源電流のTHDを約6.29%まで低減し,誘導発電機定格容量の約25.6\%の変換器容量で高調波電流を補償できることを明らかにする。

5-9 (時間: 13:39 - 13:52)
題名フルブリッジ−プッシュプル構成の電気自動車用双方向DC−DCコンバータに関する検討
著者*山本 剛司 (山口大学大学院理工学研究科), 平木 英治 (山口大学大学院), 三島 智和 (呉工業高等専門学校), 田中 俊彦 (山口大学大学院)
Pagepp. 476 - 477
Keywordスーパーキャパシタ, 双方向DC-DCコンバータ, 同期整流, 電力変換効率
Abstract近年,電気自動車(EV)は環境保全への関心などから急速に研究,開発が進められており,ハイブリッド車を中心に実用化が加速されている。EVの高効率化の一手段として,スーパーキャパシタ(S.C.)を用いた制動エネルギーの効率的な回収が注目されており,DC-DCコンバータにより低電圧S.C.側と高電圧モータ側を取り持つトポロジーが検討されている。この場合,加減速時でS.C.とモータ間にエネルギーの授受があるため,エネルギーフローは双方向となる。  本稿では,フルブリッジ−プッシュプル構成の高周波トランスリンク双方向DC-DCコンバータを提案し,充電モード時の電力変換効率を中心に二次側同期整流効果の評価を行ったので報告する。

5-10 (時間: 13:52 - 14:05)
題名高効率熱電エネルギー回収システム
著者*末永 貴郎 (山口大学大学院 理工学研究科), 岡田 秀希, 三木 俊克 (山口大学 工学部)
Pagep. 478
KeywordMPPT, 熱電発電
Abstract 熱電発電システムを利用すれば、自動車や工場の排熱を電気エネルギーとして再利用でき、省エネルギー効果に貢献できる。しかし、これらの熱源の発生熱は基本的に非線形であってその変動も激しい。こうした問題は太陽電池においても起こるが、問題解決のために最大電力追従装置(MPPT,Maximum Power Point Tracker)を採用している。しかし、熱電発電は太陽電池と異なり、搭載箇所により出力が激しく変動し、制御がシビアである。このMPPTを熱電発電系に対応させ、高効率熱電発電システムを構築することが本研究の目的である。


部門: 5. パワーエレクトロニクス III
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:25
部屋: 21号館 1階 22115室 (→地図)
座長: 飯田 隆彦 (岡山理科大学 工学部 電子工学科)

5-11 (時間: 14:20 - 14:33)
題名最適制御を用いた強磁場制御用電源の実験による検証
著者*石倉 規雄 (松江工業高等専門学校専攻科), 渡辺 修治 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 479 - 480
Keyword最適制御, 多重化電源
AbstractMRIでは,強磁場を高速かつ精度よく制御することが求められている。これには磁場発生用コイル内に数百[A]もの電流を流し,精度よく制御するための高出力電流増幅器が必要であり,電源の多重化とディジタル最適制御によって,実現できることがシミュレーションから確認されている。ここでは,提案システムの有用性を実験によって確認することを目的とする。そこで,シミュレーションにより,目標とする回路定数に基づくモデルと実験用縮小モデルで検討を行う。また,最適制御によって対象とする回路が制御可能であることを実験による検証によって明らかにする。

5-12 (時間: 14:33 - 14:46)
題名単相三線式配電用電流バランサの実験による検討
著者*福井 博一 (山口大学大学院), 渡辺 修治 (松江工業高等専門学校), 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院)
Pagep. 481
Keyword相関関数, 有効電流, 単相三線式配電, 電流バランサ
Abstract家庭などの低圧配電として単相三線式が広く用いられている。しかしながら、単相三線式配電においてアンバランスな負荷状態では三線式システム全体が受電できなくなるという問題がある。 著者らは先に,相関関数を用いた単相三線式配電用電流バランサを提案し,その有効性を計算機シミュレーションにより確認した。本論文では, 3アームを有する電圧形インバータからなる電流バランサの実験装置を構成し,実験により有効性を確認する。 各フィーダの有効電流の演算はDSP(TMS320C6713)により行い,PWMインバータを制御する。実験結果より,アンバランスな負荷状態においてバランスした電源電流を得られることを明らかにした。

5-13 (時間: 14:46 - 14:59)
題名インターリーブ方式昇圧チョッパ回路のダウンサイズ化に関する一考察
著者*橋坂 明 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気エネルギー制御研究室), 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科), 鶴谷 守 (サンケン電気株式会社)
Pagep. 482
Keywordインターリーブ方式, ダウンサイズ化
Abstract電気自動車,ハイブリッドカー,燃料電池車に代表されるモータ駆動型乗用車に搭載する電力変換器は,その高効率性能はもちろん,限られた車載スペースへの搭載を前提としていることから,そのスケールも重要な条件の一つとなる. 本報告では,電力変換器のダウンサイズ化を目的として,昇圧チョッパ回路部分にインターリーブ方式を適用し,ダウンサイズ化への定量的評価を行ったので報告する.

5-14 (時間: 14:59 - 15:12)
題名昇圧チョッパ形単相PFC整流器のリカバリレス化
著者*今井 康平, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学電子制御システム工学科), 鶴谷 守 (サンケン電気株式会社)
Pagep. 483
Keywordリカバリレス化, 昇圧チョッパ, PFCコンバータ
Abstract力率補正を目的として,昇圧チョッパ形単相PFC整流器が産業応用分野に対し広く適用されている.しかしながら,その回路構成上出力側ダイオードのリカバリ現象による損失やノイズの増大が懸念される. 本報告では,インダクタを結合型トランスとすることで出力側ダイオードのリカバリ現象を効果的に抑制可能な新しい昇圧チョッパ回路を用いた単相PFC整流器を提案する。

5-15 (時間: 15:12 - 15:25)
題名インターリーブ方式昇圧チョッパ回路の電流平衡制御
著者*川島 崇宏 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気エネルギー制御研究室), 山本 真義, 舩曳 繁之 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科), 鶴谷 守 (サンケン電気(株))
Pagep. 484
Keywordインターリーブ方式, 非対称, 電流平衡制御
Abstractインターリーブ方式昇圧チョッパ回路においては,各相の実装上の抵抗成分の非対称性により各相の電流が不平衡となり,損失の偏りや増大を招く危険性がある. 本論文では,インターリーブ方式昇圧チョッパ回路における実装上の抵抗成分の非対称性による損失の偏りや増大といった問題点を,インダクタ電流を検出し,平衡させることにより解決可能な電流平衡制御方式を提案し,それらについて計算機シミュレータを利用して動作確認を行い,提案制御方式の有効性を示唆している.


部門: 7. 電力系統 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 21号館 2階 22124室 (→地図)
座長: 造賀 芳文 (広島大学 大学院工学研究科)

7-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名マルチエージェント技術を用いたマイクログリッド運用に関する研究
著者*青山 貴紀, 永田 武 (広島工業大学)
Pagep. 485
Keywordマイクログリッド, マルチエージェント
Abstract本研究は、マルチエージェント技術を用いてマイクログリッドの運用を行う方式を提案するものである。近年、電力システムを取り巻く環境は大きく変化している。環境保護への関心の高まりや関連法の施行により、今後、新エネルギー電源の導入がますます加速することが予想される。電力系統へ多数の分散型電源が連系されると、電力系統全体の安定性への影響が懸念される。そのため、近年マイクログリッドが注目されている。そのマイクログリッドの運用をマルチエージェント技術を用いて行うことにより、電力の安全性や信頼性を確保し、なおかつ、新たな分散型電源導入によるグリッド内の構成変更にも柔軟な対応ができるシステムの構築を目指す。

7-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名電力系統事故復旧への免疫機能の適用
著者*國狹 大介, 永田 武 (広島工業大学)
Pagep. 486
Keyword事故復旧, 免疫機能, マルチエージェントシステム
Abstract 過去の電力系統事故復旧方式に関する研究を振り返ってみると,様々な数多くの手法が提案されているが,これらの手法はあくまで最適な復旧作業手順の組み合わせ探索であり,実際の系統規模での復旧作業は範疇ではない。本稿では,マルチエージェント技術を用いて人工免疫系統を構築し、解の探索と実際の復旧作業の両者を考慮した新たな電力系統事故復旧方式を提案する。

7-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名マルチエージェントによる電圧・無効電力制御方式
著者*甲斐 稔久, 永田 武 (広島工業大学), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 中地 芳樹, 波多野 亮介 (中部電力)
Pagep. 487
Keyword電圧・無効電力制御, エージェント, マルチエージェント
Abstract 本論文では,電力系統の電圧・無効電力制御の新しい協調的な自律分散制御方式としてマルチエージェントを用いた場合の制御方式を提案している。  提案方式は,電圧階級で上位系の変電所に設置するグローバルエージェント(GAG)と,下位系の変電所に設定するローカルエージェント(LAG)からなる2階層システムとして構築している。各エージェントが自律動作をV-Q制御で行い,LAGから,「ローカル変電所補助情報」をGAGに情報を送信することにより,協調動作をおこなう。  結果,ローカルな情報のみ制御の場合よりも制御操作回数が少ない制御の可能性が,簡単なモデル系統ではあるが確認された。

7-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名マルチエージェントによる電力売買に関する検討
著者*上原 彬, 永田 武 (広島工業大学), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学)
Pagep. 488
Keywordマルチエージェント, 電力売買

7-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名PCクラスタ及びスレッドを用いた縁付ブロック対角行列連立一次方程式の求解法
著者*田村 俊輔 (広島工業大学大学院工学研究科情報システム工学専攻久保川研究室), 久保川 淳司 (広島工業大学情報学部)
Pagepp. 489 - 490
Keywordマルチスレッド


部門: 7. 電力系統 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:45
部屋: 21号館 2階 22124室 (→地図)
座長: 永田 武 (広島工業大学 情報学部情報工学科)

7-6 (時間: 10:40 - 10:53)
題名発電機のガバナ軸受け磨耗対策のためのシミュレーション手法の開発
著者*真木 一成, 武内 保憲, 杉原 弘章 (中国電力株式会社)
Pagep. 491
Keyword負荷周波数制御
Abstract電力需給制御における負荷周波数制御は,数分から数十分の変動周期の負荷に対して,発電機の現在出力に電力系統の需給差を上乗せして指令することで,需給のバランスをとっている。しかし,一部の発電機ではこの指令値が過制御気味になり,発電機のガバナ軸受けの磨耗が加速し,部品交換周期(点検周期)が短くなることによりコスト増を招いている。そこで,現状レベルのARを維持したまま,ガバナ軸受けの延命が図れる対策を検討するため,新たなシミュレーション手法を開発したので,その概要を報告する。

7-7 (時間: 10:53 - 11:06)
題名ホモトピー関数を導入した電圧・熱容量ATCの高速計算法に関する研究
著者餘利野 直人, 造賀 芳文, 川野 晃紀, *末成 展康 (広島大学)
Pagepp. 492 - 493
Keyword電圧・熱容量ATC, 線形感度法, 主・双対内点法, ホモトピー関数
Abstract電力市場の自由競争化において送電可能容量(ATC)を短時間に算出することは重要である。ATCとは系統運用上の制約の許容範囲内で既存の送電上に乗せ可能な二点間の送電可能容量である。本研究ではN-1基準で線路故障を考慮し、電圧・熱容量制約に対応するATCを線形感度法を用いた高速計算によるスクリーニングと主・双対内点法による厳密計算を組み合わせ、高速かつ高精度に算出する方法を提案する。また、線形感度法にホモトピー関数を導入し、発電機端子条件を表し、最大誤差の軽減を行う。

7-8 (時間: 11:06 - 11:19)
題名過渡安定度解析におけるCCTの直接算出法に関する研究
著者餘利野 直人, 造賀 芳文, 田中 雅英, *藤原 拓真 (広島大学工学研究科複雑システム運用学研究室)
Pagepp. 494 - 495
Keyword電力系統, 過渡安定度, 臨界トラジェクトリー, 臨界故障除去時間
Abstract電力系統は大規模・複雑化に伴い安定性解析の重要性が高まっている。また電力自由化により、リアルタイムでの解析の必要性が生じている。本稿では、高速性・高信頼度を実現できる過渡安定度解析手法を提案する。これは系統内の故障がCCT(臨界故障除去時間)で除去されたときの系統が描く軌跡が不安定平衡点に収束するという性質を利用し、その軌跡とCCTを一括して直接求めるという手法である。

7-9 (時間: 11:19 - 11:32)
題名多機系統における臨界トラジェクトリーを用いた過渡安定度解析
著者*田中 雅英, 藤原 拓真, 餘利野 直人, 造賀 芳文 (広島大学 工学研究科 複雑システム運用学研究室)
Pagepp. 496 - 497
Keyword電力系統, 過渡安定度, 臨界故障除去時間, 臨界軌跡
Abstract電力系統は常に外乱にさらされており,予定される運用状態に対し,多数の想定故障下で発電機の安定性を解析する必要がある。また,電力自由化の進展に伴い,リアルタイムでの解析も要求されている。そのため高速かつ厳密な過渡安定度解析手法の開発が望まれている。そこで本稿では、過渡安定度解析を効率化するために,従来法では求めることが難しかった臨界トラジェクトリー(安定・不安定の境界にある軌跡)を用い,その軌跡を一括して求めることで臨界故障除去時間を求める手法を提案する。そして提案法を多機系統に適用し,その結果についての検討を行う。

7-10 (時間: 11:32 - 11:45)
題名多地域系統における負荷周波数制御指標CPS1の特性解析
著者餘利野 直人, 造賀 芳文, *中山 晃, 岡崎 寛 (広島大学大学院)
Pagepp. 498 - 499
Keyword負荷周波数制御, 系統容量, 指標
Abstract電力系統において周波数の維持は重要な問題である。そこで各系統の負荷周波数制御の仕上がりを評価する指標CPS1に注目した。各系統の制御の評価には公平性が求められるが、これまでの指標は系統容量や系統の動的な特性が考慮されておらず、指標自体に問題の可能性があった。そこで今回、解析を効率的にするため理論式を提案し、その後、多地域系統における指標CPS1の特性について解析を行い、指標CPS1の公平性について検討した。


部門: 7. 電力系統 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 21号館 2階 22124室 (→地図)
座長: 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学 情報学部 情報工学科)

7-11 (時間: 13:00 - 13:13)
題名高供給信頼度系統に基づく停電作業計画手法の効率化に関する一考察
著者*増田 智浩 (広島大学), 朝原 春海 (中国電力), 川原 耕治 (広島工業大学), 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学)
Pagepp. 500 - 501
Keyword停電作業計画, 供給信頼度, 系統構成, 二重母線, ブスタイ
Abstract電力会社の行っている業務の一つである、「停電作業計画」を自動化するシステムの提案をしている。 本研究では、停電作業計画を系統構成組合せ最適化問題に置き換え、“計画上で考慮されている系統運用上の制約”に対して定式化を行うことで、計算可能となるシステムの提案をしている。 今回の論文では、これまで提案してきたシステムを効率化し、また、実運用に沿ったシミュレーションを実行し、本システムの妥当性を検証する。

7-12 (時間: 13:13 - 13:26)
題名停電作業計画手法に基づく系統操作手順作成法に関する研究
著者*建部 純 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室), 朝原 春海 (中国電力), 川原 耕治 (広島工業大学工学部電気・デジタルシステム工学科), 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室)
Pagepp. 502 - 503
Keyword停電作業計画, 系統構成, 系統操作, 供給信頼度
Abstract電力の安定供給を確保するためには,電力設備の増設・補修・点検などの業務を遂行しなければならず,機能を停止させる停電作業が必要となる。この停電作業による顧客へのサービス低下を招かないように停電作業計画が必要となる。停電作業計画に加えて,実際に停電作業を行うためには,系統操作をどのような手順で行うかという計画も必要となる。本論文では,これまで我々が提案を行ってきた停電作業計画システムを活用した効率的な系統操作手順作成法を提案し,実運用で用いられる常時系統と作業系統を用いて有効性の検証を行う。

7-13 (時間: 13:26 - 13:39)
題名無効電力機器の準最適配置と設置効果
著者餘利野 直人, *伊藤 陽一, Elsayed Elaraby Elsaid, Eghbal Mehdi, 造賀 芳文 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 504 - 505
Keyword無効電力計画, SVC, FSC, PSO, 負荷遮断
Abstract無効電力計画は電力系統の平常運用時ならびに故障状態において電圧制約を満たすように無効電力源を最適配置することを含んでいる。そのため、無効電力計画問題は大規模な非線形最適化問題となり、これは非線形混合整数計画問題として定式化される。本稿では、新たに設置コストの定式化を行った。また、様々な負荷レベルにおいて準最適配置を算出し、そのときの総コスト・負荷遮断コストの減少額から設置効果を考察する。無効電力機器として、応答速度および価格の異なる静止型無効電力補償装置(SVC)と電力用コンデンサ(FSC)の2つを取り扱う。

7-14 (時間: 13:39 - 13:52)
題名ATCを考慮した無効電力機器の設置効果に関する研究
著者餘利野 直人, *山口 友也, 伊藤 陽一, Eghbal Mehdi , 造賀 芳文 (広島大学)
Pagep. 506
Keyword熱容量・電圧ATC, SVC
Abstractこれまでに、電圧安定性を考慮した無効電力計画問 題の定式化と解法を提案し、機器設置に対する効果 を検討してきた。無効電力機器の設置コストと系統 の運用コストの合計を最小化することを目的とし、準 最適配置を求めてきた。本稿では、さらに無効電力機器の設置効果として、 電力取引の際に問題となるATC(送電可能容量)を考 慮に入れ、ATC の増加を便益として考える。これま での研究で求めた準最適配置時をベースケースとし、 追加の無効電力機器の設置によるATC 増加の効果 を求め、設置効果を考察する。

7-15 (時間: 13:52 - 14:05)
題名分散電源を考慮した配電系統における自律的電圧制御方式の研究
著者餘利野 直人, 造賀 芳文, *小林 美奈, 甲斐 雅行 (広島大学), 杉原 弘章 (中国電力)
Pagepp. 507 - 508
Keyword電圧制御, 自律分散制御, マルチエージェントシステム, 分散電源
Abstract従来の配電系統では上位系統から下位系統へと電力を供給してきた。しかし、近年の規制緩和や新規事業者参入、分散電源などの導入により、そのシステムが大きく変わりつつある。これにより下位母線からの電力供給に対応する保護方式の問題、自然エネルギー等の分散電源や電力貯蔵装置および調相設備の設置や制御の問題、特に多数の分散電源が設置された時の電圧制御が問題となっている。著者らはこれまで検討されている電圧制御方式にマルチエージェントシステムを用いた新しい制御方式を検討してきた。しかし、この制御方式では、従来とタップ動作時の各母線電圧への影響が異なるという点から分散電源を考慮していなかった。本稿では分散電源を考慮した新しい制御方式を提案し、その検討を行う。


部門: 8. 発送配電・新エネルギー
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:25
部屋: 21号館 2階 22124室 (→地図)
座長: 杉原 弘章 (中国電力(株)エネルギア総合研究所)

8-1 (時間: 14:20 - 14:33)
題名自律型分散型電源群の独立運転時における不安定現象に関する一考察
著者*矢部 哲也, 造賀 芳文, 餘利野 直人, 土居 崇 (広島大学工学研究科複雑システム工学専攻複雑システム運用学研究室)
Pagepp. 509 - 510
Keyword分散型電源, 自律型分散型電源群, 不安定現象
Abstract分散型電源を既存系統へ積極的に導入して運用するMicroGridなどの概念がこれまでに提案されてきた。本研究では, これらを総称して自律型分散型電源群と呼び, その独立運転移行時における電源間の相互干渉による不安定現象の可能性を検討した。そのために分散型電源のモデル化を行い, シミュレーションによって各種電源間の応答の違いにより生じる不安定現象の観測・考察を行った。

8-2 (時間: 14:33 - 14:46)
題名Integration of Wind Energy in Power Systems
著者*Mehdi Eghbal, 餘利野 直人, 造賀 芳文 (広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻)
Pagepp. 511 - 512
Keywordwind energy , wind energy integration, wind penetration factor, wind power forecast
AbstractWind power is going through a very rapid development. As more wind energy is connected to power system, it becomes more important to understand the impact of wind generation on power system operations. With small wind power penetration levels the impact on system operation is very small. Increasing wind power penetration in today’s power systems requires a review on power system operation methods. In the systems with high wind power penetration factor, wind forecasting is a valuable tool to system operators and reduces the operating costs and improve the quality of services

8-3 (時間: 14:46 - 14:59)
題名分散型電源用転送遮断システムの開発
著者*石河 孝明, 武内 保憲 (中国電力エネルギア総合研究所系統・情報通信担当)
Pagepp. 513 - 514
Keyword分散型電源, 転送遮断, 低速PLC, 配電自動化システム
Abstract近年,家庭用の太陽光発電など低圧系統に連系される分散型電源の数が急速に増加している。分散型電源が多数連系されると,相互干渉などにより単独運転防止装置の検出感度が鈍るため,事故などにより停電したときに分散型電源が単独運転を継続することが懸念されている。その対策として,電力系統の遮断器トリップなどに合わせて分散型電源を転送遮断することが有効と考えられているが,転送遮断信号伝送用回線を確保する必要があるなど高コストであるため,低圧系統に接続される比較的安価な分散型電源に適用することは困難な状況にある。 そこで,低速PLC(電力線搬送)技術を適用した転送遮断システムを開発したので,その概要を紹介する。

8-4 (時間: 14:59 - 15:12)
題名太陽電池アレイの水冷と発電効率向上に関する研究
著者*宇佐川 準, 内河 大, 浦上 美佐子, 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校)
Pagep. 515
Keyword太陽光発電, 太陽電池, アレイ, 水冷, 発電効率

8-5 (時間: 15:12 - 15:25)
題名電力の地産地消に関する研究
著者*矢野 孝明, 田中 俊彦, 平木 英冶 (山口大学大学院)
Pagepp. 516 - 517
Keyword電力融通効果
Abstract近年,温室効果ガス排出に伴う地球温暖化現象は深刻な問題となっている。2002年に発行された京都議定書は,日本に対し2010年をめどに1990年基準の6%の温室効果ガス削減を求めている。本論文ではある特定のコンビナート地区をとりあげ,電力の地産地消を導入することによる温室効果ガスの排出量削減効果および電力料金の削減効果について検討する。


部門: 10. 通信システム I
日時: 2006年10月21日(土) 10:30 - 11:48
部屋: 21号館 2階 22125室 (→地図)
座長: 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部情報通信工学科)

10-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名並列チャネルにおけるパケットインタリーブFEC方式のスループット特性
著者*西山 和彦 (岡山理科大学大学院工学研究科), 麻谷 淳, 小松 雅治 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagepp. 518 - 519
Keyword並列チャネル, パケットインタリーブ, FEC, バーストロス
Abstract高信頼度な通信を行うために,伝送路のエラーによるパケットロスの回復のための誤り制御方式や,エラーの分散の為にビットレベルやブロックレベルでのインタリービングを行うことがあるが、それらは単一チャネルを対象としている.本稿では,ランダムエラーの場合に比べスループット特性が悪化するバーストエラー環境において,パケットレベルでのインタリーブFEC方式を並列チャネルシステムに適用し,スループット特性をコンピュータシミュレーションを用いて評価した.並列チャネル化により,平均パケット損失率がある程度小さいとスループットが改善されるが,平均パケット損失率が大きくなるとスループットが悪化することを明らかにした.

10-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名無線パケット通信におけるマルチSDU選択再送ARQ方式
著者*西村 和紀 (岡山理科大学大学院工学研究科), 麻谷 淳, 小松 雅治 (岡山理科大学工学部)
Pagep. 520
Keyword選択再送ARQ, ワイヤレスシステム
Abstract高信頼度な通信が要求される場合には,回線誤りによって損失したパケットの回復を行うための誤り制御が必要である.特に,無線回線ではパケット誤りが発生する確率が高く,伝送効率の高いARQとして,選択再送ARQ方式に関する研究が多くなされている.本稿では,上位層からのSDUを,RLC層のバッファに格納し、バッファ内の複数のSDUを対象とするマルチSDU選択再送ARQを提案し,SDUの遅延評価をシミュレーションによって評価している.その結果,RLC層のバッファサイズを大きくすればするほど,平均伝送遅延時間を小さくできることが確認できた.

10-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名end-to-endの暗号化機能とパケット認証機能との併用による無線LAN環境での通信性能の改善
著者*谷渕 陽祐 (岡山理科大学大学院工学研究科), 岡山 聖彦, 山井 成良 (岡山大学総合情報基盤センター), 岡本 卓爾 (岡山理科大学工学部)
Pagepp. 521 - 522
Keyword無線LAN, end-to-end, 二重暗号化, パケット認証
Abstract無線LANでは,通信内容の漏洩や不正アクセスを防ぐためにWEPやWPAという暗号化通信機能が用いられるが,その効果は無線区間に限られるため,最近ではend-to-endでの暗号化と併用されることが多い.しかし,無線区間では二重に暗号化されることになるため,通信性能が必要以上に低下するという問題がある.そこで本研究では,無線区間での暗号化の代わりにパケット認証機能を行う方法を提案する.パケット認証は不正アクセス防止機能であり,暗号化よりも処理が高速であるため,end-to-endで暗号化が行われている場合は無線区間でパケット認証を行うことにより,通信性能の低下を回避することができる.本論文では,パケット認証による通信性能の改善方法と,その有効性を見積もるための性能評価実験について述べる.

10-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名セルラCDMA方式の大学キャンパスにおける電波伝搬特性
著者*伊藤 雄大, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagepp. 523 - 524
KeywordCDMA, 伝搬特性
Abstract第3世代移動通信のさらなる普及のためには,サービスエリアの拡大のみならず,ユーザが集まる特定の場所,いわゆるスポットエリアに対応して十分な品質のサービスを提供出来るようにすることが重要になってきている.本検討では,スポットエリアの例として岡山大学津島キャンパスをとりあげ,キャンパス内に置局されているW-CDMA方式の基地局を例にとり,伝搬特性の把握とセル設計上の課題について検討したので報告する.

10-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名高能率変調を用いたピーク電力低減型OFDM伝送の受信特性
著者*光藤 直人, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学自然科学研究科)
Pagep. 525
KeywordOFDM
Abstract モバイル環境において,超高速で大容量な通信を行うためにOFDM伝送方式が検討されている.しかしながらOFDM伝送方式では,非常に大きなピーク電力が発生するため,省電力化が必要なモバイル通信において大きな問題となる.そこで,周波数利用効率が優れている64QAMを用いたOFDM伝送時に繰り返し信号処理によりピーク電力を低減する手法について検討し,低ピークOFDM送信機を設計する上で必要となるピーク低減効果と所要Eb/N0特性を明らかにした.  

10-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名インターネットVPN技術の比較分析 − IPv4におけるIPsecとSSL-VPNのスループット測定 −
著者*神崎 訓枝, 金川 明弘, 山内 仁 (岡山県立大学), 田中 昌昭 (川崎医療福祉大学)
Pagepp. 526 - 527
KeywordVPN, IPsec, SSL-VPN
Abstract低コストで安全なVPN技術の比較分析を行うため,フリーソフトを用い,IPsec,および,SSL-VPNでインターネットVPNを構築し,スループット・全体的な特徴において,比較分析を行った. 速度は,暗号化アルゴリズムを,blowfish,3desと変化させ,ttcpコマンドにより測定した.また,IPsecとSSL-VPNの特徴を比較した. 結果,スループットはわずかにIPsecが速いが,一方で,NAT・FWの存在が当たり前の現状では,IPsecのNAT・FWとの相性の悪さは致命的である. 総合的に判断すれば,IPv6時代になればIPsecが必須であるが,IPv4が主流の現状では,SSL-VPNに一日の長があると考える.


部門: 10. 通信システム II
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 21号館 2階 22125室 (→地図)
座長: 棚田 嘉博 (山口大学大学院理工学研究科)

10-7 (時間: 13:00 - 13:13)
題名MIMOチャネル伝送におけるセクタ間ダイバーシチの受信特性改善効果
著者*橋本 謙一, 徳倉 基之, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 528
KeywordMIMO, セクタ間ダイバーシチ
Abstract近年,モバイル通信では,限られた周波数で高速伝送を可能とするMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)チャネル信号伝送の研究開発が盛んに行われている.そこで本検討ではMIMOチャネル信号伝送において,セクタ間ダイバーシチを行うことによる受信特性改善効果を明らかにし,その結果からセクタ間ダイバーシチが有効なセル内のエリアを評価したので報告する.

10-8 (時間: 13:13 - 13:26)
題名中継局を用いるMIMOチャネル伝送方式の受信特性
著者*藤澤 亨, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 529
KeywordMIMO, 中継伝送
Abstract近年,無線通信では高速伝送を実現できるMIMOチャネル伝送技術が盛んに研究開発されている.本検討では,伝送速度の高速化と広いカバレッジを実現するため,中継伝送をMIMOチャネル信号伝送に組み合せた方式を検討する.中継局を用いたMIMOチャネル伝送時の受信特性を評価し,中継局の所要アンテナ数を明らかにしたので報告する.

10-9 (時間: 13:26 - 13:39)
題名光バースト交換網におけるエンド間遅延の低減を目指したバースト生成法
著者*福島 行信 (岡山大学工学部), 永原 一輝 (日本テレコム), 野稲 泰寛, 横平 徳美 (岡山大学工学部)
Pagepp. 530 - 531
Keyword光バースト交換, バースト生成法, エンド間遅延
Abstract高速大容量通信を実現する次世代基幹網における交換方式として、光バースト交換方式(OBS)が期待されている。この交換方式は、複数のIPパケットをバーストと呼ばれるかたまりへと集約して、バースト単位でデータを転送する方式である。OBSネットワークにおける重要な課題として、QoSの提供が挙げられる。従来のQoS実現手法として、オフセット法がある。この手法は高優先バーストに大きめのオフセット時間を設定することで棄却率を低減できる一方で、それらに含まれるIPパケットのエンド間遅延を増加させる。 本報告では、オフセット法を改良して、高優先バーストに含まれるIPパケットのエンド間遅延を低減するバースト生成法を提案する。提案法はオフセット時間中に到着したIPパケットを送信待ち状態のバーストに含めることにより、エンド間遅延を低減する。

10-10 (時間: 13:39 - 13:52)
題名性能改善プロキシを用いたTCPにおける公平性の検討
著者*渡辺 暢人, 長田 繁幸, 福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 532 - 533
KeywordTCP, 性能改善プロキシ, スループット, 公平性
AbstractTCPの性能改善手法の一つとして、TCPコネクション上のルータ(Performance Enhancing Proxy : PEP)において、データパケットを受けとると、それを宛先ホストに転送し、そのコピーを自分のバッファ(PEPバッファ)に格納するとともに、宛先ホストの代わりに、送信元ホストに対して確認応答(早期ACK)を返送するという方法が知られている。また、Duttaらにより、この方法を前提とした輻輳制御法として、PEPバッファ内における早期ACKの返されたパケット数をある固定のしきい(ウォーターマーク)値以下に制限する方法が提案されている。本報告では、この輻輳制御法を前提に、PEPを用いたTCPの平均スループットに関する公平性を検討する。

10-11 (時間: 13:52 - 14:05)
題名室内環境におけるアダプティブアレーアンテナの干渉方向に対する指向特性に関する検討
著者*榎本 政幸 (広島国際大学大学院社会環境科学研究科情報通信学専攻), 山中 仁昭, 森永 規彦 (広島国際大学社会環境科学部情報通信学科)
Pagepp. 534 - 535
Keywordアダプティブアレイアンテナ, 干渉抑圧
AbstractAAA(Adaptive Array Antenna)を屋外環境で用いる場合、通信端末もしくは干渉源から基地局までの距離は十分に遠方であるとみな し、希望波および干渉波の到来角度は、すべてのアンテナ素子で同一となり、干渉波に対する抑圧は用意に解析することが可能であった。しかし、屋内環境においてAAAを用いた場合、各アンテナ素子へ到来する希望波、干渉波の到来角は、すべての素子で同一とはならないため、アンテナ利得を計算した場合、必ずしも十分な干渉抑圧がなされない恐れがある。本稿では、大学内の研究室を想定し、計算機シミュレーションを行い、送信局と受信局が十分遠方でない場合に干渉方向に対してヌルを形成することが困難となる点について確認を行った。

10-12 (時間: 14:05 - 14:18)
題名標準電波の受信法に関する提案
著者*森下 泰行 (広島国際大学 社会環境科学部情報通信学科)
Pagep. 536
Keyword標準電波
Abstract標準電波は環境雑音に大きく影響を受ける.本稿ではRLSアルゴリズムを用いた標準周波数位相制御を提案した.このアルゴリズムを電波時計に実装することにより,早く,正確で,高感度になると考えられる。実際の効果は計算機シミュレーションによって検討を行なっていきたい.


部門: 10. 通信システム III
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 21号館 2階 22125室 (→地図)
座長: 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科)

10-13 (時間: 14:30 - 14:43)
題名Transmission Performance of Integrand Code for a Real-Valued Self-Orthogonal Finite-Length Sequence
著者*Peng Shao, Yoshihiro Tanada (山口大学理工学研究科)
Pagepp. 537 - 538
KeywordFinite-Length Sequence, Self-Orthogonal Sequence, Real-Valued Sequence, Integrand Code, PAM Code
AbstractA real-valued self-orthogonal finite-length sequence has a zero-sidelobe autocorrelation function except at both shift ends. Two-valued and three-valued integrand codes for the sequence are effective for a practical application. This paper presents the transmission model of the integrand code and experiments the transmission performance by the simulation of the input and output signal to noise ratios and the process gain.

10-14 (時間: 14:43 - 14:56)
題名Variable Rate Quasi-Synchronous CDMA System Using Real-Valued Self-Orthogonal Finite-Length Sequences
著者*Jiong Le, Yoshihiro Tanada (Graduate School of Science and Engineering, Yamaguchi University)
Pagepp. 539 - 540
Keywordreal-valued sequence, zero correlation zone, convolution, variable rate, quasi-synchronous CDMA
AbstractA set of real-valued self-orthogonal sequences of a zero correlation zone is applied to a variable rate quasi-synchronous CDMA system without interchannel interferences in a limited shift range. In each transmitter, the synchronizing sequence and the multi-rate data are convolved with the user sequence, and quantized to the integer signal. In a receiver, the synchronizing pulse and the data train are detected by correlating with the user sequence and the synchronizing sequence. This system suppresses the channel noise and the distortion on the amplitude limitation and the quantization, and prevents the interchannel interferences within limited shifts.

10-15 (時間: 14:56 - 15:09)
題名海上無線LANを用いた離島への災害情報伝達システムの提案
著者*坂本 佳那恵 (山口大学大学院理工学研究科), 浦上 美佐子 (大島商船高等専門学校情報工学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 541 - 542
Keyword情報の孤立化, 無線LAN, 離島, 船舶, GIS

10-16 (時間: 15:09 - 15:22)
題名渋滞長観測システムのための無線ネットワークの検討
著者奥田 周平, *飯塚 育生 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 543 - 544
Keyword渋滞長観測, 無線ネットワーク, センサネットワーク

10-17 (時間: 15:22 - 15:35)
題名IPspoofingに対処するシステムの開発
著者*相本 征彦, 藤原 博和 (近畿大学大学院), 坂本 昭彦 (近畿大学)
Pagep. 545
KeywordIPspoofing

10-18 (時間: 15:35 - 15:48)
題名グループ認証を使用した電子商取引システムにおける情報流通範囲管理システム構築に関する一考察
著者*岩波 孝比古 (近畿大学大学院), 藤野 貴之, 坂本 昭彦 (近畿大学工学部)
Pagep. 546
Keywordグループ認証, 電子商取引
Abstract近年インターネットの普及によりインターネットショッピング(以下電子商取引と記述)で商品の売買をする個人が増加している。現在の電子商取引では、状況によってカード会社、電子商取引サイドなど複数箇所で個人情報の入力が必要であり、その結果ユーザ側は煩雑さに悩まされ、同時に入力した情報の流出リスクも存在する。この問題に対して、グループ認証を使用した解決法が提案されているが、具体的な実装方法に関しては様々な可能性が考えられる。  本研究では、電子商取引システムにおいてSOAPを使用したグループ認証機構の導入することにより、先に記した情報流出の問題を改善できることを示す。


部門: 11. アンテナ・電磁波 I
日時: 2006年10月21日(土) 9:20 - 10:25
部屋: 21号館 2階 22126室 (→地図)
座長: 大久保 賢祐 (岡山県立大学 情報工学部)

11-1 (時間: 9:20 - 9:33)
題名損失誘電体格子における等価誘電率の有効性
著者*菅野 翔太 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科), 若林 秀昭, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagep. 547
Keyword誘電体格子
Abstract周期構造中の光波伝搬現象は光波電子工学において重要な基礎的分野であり,光の波長と同程度の周期を持つ素子である誘電体格子は頻繁に使用されている.近年では製作技術の進歩に伴い,光の波長よりも短い周期を持つ誘電体格子の製作も可能となってきた.誘電体格子は,格子周期が光の波長よりも十分短ければ負の一軸異方性を示すことが確認されている.本稿では,正弦波状及び三角波状の複素誘電率分布を有する変調型格子の等価誘電率を導出し,格子の計算結果と等価誘電率によって表される異方性スラブの計算結果の比較により,等価誘電率の有効性を示す.

11-2 (時間: 9:33 - 9:46)
題名不平衡度変化に基づくコモンモードアンテナモデルを用いたコネクタ結合プリント回路基板からのコモンモード放射量予測
著者*貞利 章文, 酒井 陽平 (岡山大学大学院自然科学研究科), 豊田 啓孝 (岡山大学工学部), 松嶋 徹 (岡山大学大学院自然科学研究科), 五百旗頭 健吾, 古賀 隆治 (岡山大学工学部), 渡辺 哲史 (岡山県工業技術センター), 和田 修己 (京都大学大学院工学研究科)
Pagep. 548
Keywordコモンモードアンテナモデル, グラウンドピン数, プリント回路基板, 電流配分率
Abstract 我々はこれまでに,プリント回路基板におけるコモンモードアンテナモデルを用いて,コモンモード電流に起因する放射遠方電界の予測法を報告してきた.このモデルでは,線路の不平衡度(imbalance) を表す指標である電流配分率の変化点でコモンモード起電力が発生し,これによりコモンモード電流がプリント回路基板を流れコモンモード放射が生じると考える.  コモンモード放射は,マザーボードとドーターボードがコネクタを介して接続されている場合のコネクタ部分の線路の不平衡によっても発生する.そこで,コモンモードアンテナモデルを用いた放射量予測がこのようなコネクタ結合プリント回路基板にも適用できるか調べた.具体的には,グラウンドピン数を変えたときの不平衡度と放射量の関係を調べた.  結果,コモンモードアンテナモデルに基づいた計算では,計算した結果誤差5dB 以内の精度で放射を予測することができた.また,PC(CPU:Pentium D 2.8GHz とメモリ:2GB) での計算時間は2 時間程度で、一般的な電磁界計算手法に比べ非常に高速に計算できた。

11-3 (時間: 9:46 - 9:59)
題名直角に曲がったマイクロストリップ線路を有するプリント回路基板におけるコモンモードアンテナモデルを用いた放射予測
著者*福増 圭輔 (岡山大学 工学部 通信ネットワーク工学科), 酒井 陽平 (岡山大学 大学院自然科学研究科), 豊田 啓孝 (岡山大学 工学部 通信ネットワーク工学科), 松嶋 徹 (岡山大学 大学院自然科学研究科), 五百旗頭 健吾, 古賀 隆治 (岡山大学 工学部 通信ネットワーク工学科), 渡辺 哲史 (岡山県工業技術センター), 和田 修己 (京都大学 大学院工学研究科)
Pagep. 549
Keywordプリント回路基板, マイクロストリップ線路, 放射予測
Abstract我々は, プリント回路基板(Printed Circuit Board: PCB)からのコモンモード放射を高速かつ定量的に予測するために, コモンモードアンテナモデルを提案している. このモデルでは, PCB上の伝送線路の不平衡度に起因してコモンモード起電力が発生し, さらにこの起電力がPCB全体をアンテナとして励振しコモンモード放射を発生させると考える. これまでに我々は, PCB上のマイクロストリップ線路(Microstrip line: MSL)が一方向のみの直線でかつ帰路面の1辺と平行な場合について, コモンモード電位の分布を考えることでコモンモード放射を精度よく求めた. 現在は, MSLがPCB上を縦横に配置されている一般的な場合への拡張を検討している. このような場合は, 信号線の向きに対応した励振源を重ね合わせることで対応できると考えている. 本報告では信号線の向きに対応した励振源を重ね合わせる最も単純な事例として, 試験基板を用いて検討を行った.

11-4 (時間: 9:59 - 10:12)
題名マイクロストリップ線路の帰路面にあるスリットによって発生する複数モードの伝搬電力計算
著者*石田 槙子 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 松嶋 徹 (岡山大学大学院自然科学研究科), 豊田 啓孝, 五百旗頭 健吾, 古賀 隆治 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 渡辺 哲史 (岡山県工業技術センター), 和田 修己 (京都大学大学院工学研究科)
Pagep. 550
Keywordマイクロストリップ線路, スリット, モード発生, 伝搬電力
Abstract帰路面にスリットを有するマイクロストリップ線路では,信号線とスリットの交差部で伝搬モードとは異なる電磁界モードが励振される.信号伝搬に対するスリットの影響は3次元電磁界解析によって分かるが,回路基板全体を解析するには膨大な計算量が必要となる.よって我々は,解析空間は伝送線路が不連続となる局所的な領域に限定し,発生するモード別に伝搬電力を計算してモード分離し,これを基に信号品質の劣化や不要電磁波の影響を求める手法を検討している.本報告では,スリット幅の異なる基板について,信号線とスリットとの交点付近において発生する複数のモードに分離し,各モードの伝搬電力の割合はスリット幅に依存することを示す.

11-5 (時間: 10:12 - 10:25)
題名マイクロストリップ線路プローブの接地導体が短絡板側にある進行波型電力分割/合成器
著者*佐薙 稔, 田中 恵祐, 藤森 和博, 野木 茂次 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 551
Keywordマイクロ波, 電力分割/合成器, 進行波動作, 電力増幅器, マイクロストリップ線路
Abstract矩形導波管に挿入したマイクロストリップ線路プローブ対と絞り部とで構成された分岐ユニットを縦続接続した構造の進行波型電力分割/合成器において、マイクロストリップ線路の接地導体が短絡板側にある構成について検討した。プローブを並列等価アドミタンスで表現した場合には、等価アドミタンス値が接地導体が反対側にある場合とほぼ同じ値になるために、同じプローブの構成を採用することで、同程度の特性を得た。


部門: 11. アンテナ・電磁波 II
日時: 2006年10月21日(土) 10:40 - 11:45
部屋: 21号館 2階 22126室 (→地図)
座長: 久保 洋 (山口大学大学院)

11-6 (時間: 10:40 - 10:53)
題名人体表面の電磁波伝搬の解析と実験
著者田口 雅邦, 原 孝志, *田中 聡 (福山大学 工学部)
Pagep. 552
Keyword表面波伝播, 人体, 比誘電率
Abstract100kHzから10MHのHF帯域において、人体表面の表面波伝播の実験を行い,数値解析結果と比較した。スラブ形状の誘電体モデルと比較すると、表面の比誘電率は1000から2000とする場合がこの実験結果によく一致することが分かった。

11-7 (時間: 10:53 - 11:06)
題名導波管接続を考慮したポスト壁導波路の検討
著者*岸原 充佳, 山根 國義 (岡山県立大学), 太田 勲 (兵庫県立大学)
Pagep. 553
Keyword導波管, ポスト壁導波路, ミリ波, SIW, 平面回路法
Abstract先に,平面回路法に基づいたポスト壁導波路の解析法を提案している.本報告では,方形導波管とポスト壁導波路のトランジションを考慮に入れた解析を行い,導波路の等価幅や回路素子設計に関する検討を行っている.まず,入出力導波管幅を一定に保ち,ポスト壁導波路の幅を変化させることで整合点を探し,等価幅を見積もっている.そして,得られた等価幅を用いて導波路の散乱パラメータを計算している.また空気ポストを装荷したコーナーに明示的に導波管を接続し解析を行っている.

11-8 (時間: 11:06 - 11:19)
題名装荷素子に周期性をもたせた右手・左手系複合伝送線路を用いた反射型帯域通過フィルタ
著者*牧田 充弘, 多田 和弘, 大久保 賢祐, 岸原 充佳, 山根 國義 (岡山県立大学情報工学部)
Pagep. 554
Keyword右手・左手系複合伝送線路, 帯域通過フィルタ, 二重周期構造

11-9 (時間: 11:19 - 11:32)
題名曲がりをもつ左手系フェライトマイクロストリップ線路に関する一考察
著者*高木 学, 大久保 賢祐, 岸原 充佳, 山根 國義 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagep. 555
Keyword左手系線路, フェライト, 非可逆回路
Abstract 最近、左手系媒質のマイクロ波回路への応用が活発に行われている。非可逆回路では左手系フェライト線路が提案され、左手系アイソレータや環状の左手系フェライトマイクロストリップ線路を用いたサーキュレータが提案されている。  左手系フェライトマイクロストリップ線路は伝搬方向に対して構造が左右非対称であるため、線路が曲がりをもつ場合、フェライトを内側にする曲線と、フェライトを外側にする曲線とで非可逆特性が異なる。本稿では両形状による非可逆特性の違いについて報告する。

11-10 (時間: 11:32 - 11:45)
題名三角形パッチとストリップ導体からなる平面回路を用いた3ブランチライン型結合器
著者武田 文雄, *田中 洋 (岡山理科大学大学院/工学研究科)
Pagep. 556
Keywordブランチライン, ハイブリッド, 平面回路, 高周波数, 広帯域
Abstractブランチライン型結合器に平面回路を適用し,特性インピーダンス50Ωの線路幅が約0.1波長となる高周波数帯において,電力分配器を得た.


部門: 11. アンテナ・電磁波 III
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 21号館 2階 22126室 (→地図)
座長: 佐薙 稔 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)

11-11 (時間: 13:00 - 13:13)
題名右手/左手系複合線路を用いたユニプレーナ型バックワードカプラの設計
著者*岩本 晋 (山口大学工学部電気電子工学科), 真田 篤志, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 557
Keyword右手/左手系複合線路, バックワードカプラ
Abstract右手/左手系複合 (CRLH) 線路を用いた結合線路カプラはこれまで先端をビアで短絡した構造が提案されているが, 本報告ではビアを用いず誘電体基板上に単位セルからなる2本のバランス型CRLH線路を対称に結合させたユニプレーナ構造の新たなバックワードカプラ構造を提案する. 設計したCRLH線路の伝送帯域は 9.4 GHz 〜 12.1 GHzである. 6 セルにおける本カプラの反射損失S11が -10 dB 以下となる帯域は 9.7 GHz 〜 10.2 GHz であり, この時結合度は 0.47 dB 以上の強結合な特性を得た. ユニプレーナ型CRLHバックワードカプラの設計を行い, 10 GHz 帯で結合が強結合なカプラ特性を数値的に確認した.

11-12 (時間: 13:13 - 13:26)
題名マイクロストリップ線路型8×8バトラーマトリクスについて
著者*兼田 時男 (山口大学大学院 理工学研究科 電気電子工学専攻), 真田 篤志, 久保 洋 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 558
Keywordメタマテリアル, 右手/左手系複合漏波アンテナ, アンテナアレイ, バトラーマトリクス, 2次元ビーム走査
Abstract右手/左手系複合(CRLH)漏波アンテナ(LWA)アレイを8×8バトラーマトリクス回路で給電することにより非常に単純な構成で二次元ビーム走査を実現可能となる. BMの基本動作は各出力ポートに等振幅で入力ポートを切り替えることにより線形な位相差の電力が出力される. 本稿では, 8素子CRLH LWAを用いた二次元ビーム走査アンテナアレイ用BMを設計し電磁界シミュレーションによりその動作を数値的に確認した. そして, 実際に試作し出力ポート信号の振幅および位相を測定し, その動作を実験的に確認した. 今後, CRLH LWAを接続して二次元ビーム走査を実験的に確認する予定である.

11-13 (時間: 13:26 - 13:39)
題名フェライト装荷CRLH漏波アンテナのビーム走査角の広角度化について
著者*福本 光, 真田 篤志, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 559
Keyword左手系, 漏波アンテナ, フェライト
Abstractフェライト装荷CRLH漏波アンテナは直流磁界を変化させることで極めて単純な構成で正面方向を含む全方向の連続的なビーム走査が可能である. しかし, 現実的な直流磁界の大きさの可変範囲では媒質定数の変化量は小さく, あまり大きなビーム走査角度の変化は得られなかった. 本報告では, フェライト装荷CRLH漏波アンテナの分散性が大きくなるように設計することでビーム走査角の広角度化を図った. 単一周波数において正面方向を含む+10度から−6度までの前方および後方のビーム走査を確認した. 従来型アンテナの走査角度は±3度であり, 走査ビームの広角度化を実現した

11-14 (時間: 13:39 - 13:52)
題名ストリップ線路型CRLHスロット漏波アンテナ設計に関する一考察
著者*佐々木 嘉昭 (山口大学大学院理工学研究科電気電子工学専攻), 真田 篤志, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 560
Keyword左手系媒質, 漏波アンテナ, ブロッホインピーダンス
Abstractストリップ線路型左手系線路の片面接地導体上にスロットを設けることによってアンテナとして動作する漏波アンテナが提案されている. このストリップ線路型右手/左手系複合(Composite Right/Left-Handed : CRLH)スロット漏波アンテナ設計において単位セル周期は重要なパラメータである. 本報告では周期の異なる3種類の単位セル構造を設計し, 単位セル周期に対する単位セル当たりの放射量およびブロッホインピーダンスZBの関係を有限要素シミュレーションにより数値的に明らかにする.

11-15 (時間: 13:52 - 14:05)
題名遮断領域導波管に先端短絡導波管を組み合わせた左手系線路
著者*笹井 雅彦 (山口大学工学部電気電子工学科), 久保 洋, 真田 篤志 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 561
Keyword左手系導波管, 電磁波, メタマテリアル
Abstract遮断領域にある導波管を利用した左手系線路の研究が発表されている. 本発表では遮断領域導波管に先端短絡導波管を組み合わせた左手系線路を提案する. この導波管では, 遮断周波数以下で上部の遮断領域導波管は等価的に負の誘電率を持ち, 下部の先端短絡導波管は詰めた比誘電率rのため伝搬領域となり, その高さを選ぶことにより遮断領域導波管より見た先端短絡導波管のインピーダンスがキャパシタンスとなり, 等価的に負に透磁率を持つ. シミュレーションにより, この導波管の様々なパラメータを変化させることで帯域, インピーダンスが変化し, 左手系特性を示すことを確認する.

11-16 (時間: 14:05 - 14:18)
題名位相定数可変な導波管型左手系線路
著者*桑原 秀敬, 久保 洋, 真田 篤志 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 562
Keyword導波管, 可変容量, 左手系線路
Abstract左手系線路は漏れ波アンテナ, 位相器への応用が考えられている. 本発表で提案する導波管型左手系線路の構成は, 導波管中に誘電体基板を2枚重ねて置き, 上の基板にダンベル型の金属パターンを設けてマイクロストリップ型の共振器とし, この基板の間に金属パターンを作り, バラクタダイオードを通して導波管の底面に接続する. 遮断周波数領域において誘電率は負となり, 等価回路的に直列L-C回路で表される金属パターン共振器は, 共振周波数を超えると外部磁束に足して電流が逆位相となるため透磁率が負となる. この構造において, バラクタの容量により共振周波数が変化し, 左手系モードの存在領域が移動する.


部門: 11/14. アンテナ・電磁波 IV/テレビジョン
日時: 2006年10月21日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 21号館 2階 22126室 (→地図)
座長: 武田 文雄 (岡山理科大学 工学部 電子工学科)

11/14-1 (時間: 14:30 - 14:43)
題名垂直ストリップ線路を用いた60GHz帯ミリ波平面アンテナ用一次放射器
著者黒木 太司, *沖横田 誠 (呉工業高等専門学校)
Pagep. 563
Keywordミリ波, マイクロ波, 平面アンテナ, 一次放射器
Abstractミリ波平面アンテナに用いるための一次放射器を理論的に検討した。この放射器は垂直ストリップ線路に数段のL字状アレイパターンを施したもので、アレイの段数に対する放射特性を解析した。

11/14-2 (時間: 14:43 - 14:56)
題名60GHz帯低誘電率基板NRDガイド・マイクロストリップ線路変換器の実験
著者黒木 太司, *杉本 寛英 (呉工業高等専門学校), 米山 務 (東北工業大学)
Pagep. 564
Keywordミリ波, マイクロ波, NRDガイド, 変換器
Abstractこれまで比誘電率10.5の誘電体基板を使用して60GHz帯NRDガイド/マイクロストリップ線路変換器を作成していたが[1]、基板を高誘電率のものから低誘電率のものに置き換えた方が、表面波モード抑圧の点で有利と考えられる。そこで今回、誘電率2.1の基板を使用して作成したマイクロストリップ線路を用いて、NRDガイド/マイクロストリップ線路変換器を作成し、60GHz帯でその性能を測定した。

11/14-3 (時間: 14:56 - 15:09)
題名共振器法による銅張誘電体基板上銅箔両面の実効導電率の測定
著者黒木 太司, 舛本 亮太, *田丸 了次 (呉工業高等専門学校)
Pagep. 565
Keywordミリ波, マイクロ波, 材料測定
Abstract各種プリント線路では、銅を誘電体基板上に高い密着度で蒸着させるため、基板面が面荒らしされている。そのため、蒸着された銅の実効導電率は空気側(表面)と誘電体側(裏面)で差異があることが指摘され、センチ波帯ではすでに面荒らしされている銅箔の実効導電率が計算されている。本論では、NRDガイド共振器を用いて60GHzのミリ波帯における銅箔の表面と裏面のQ測定を行い、それぞれの導電率を求めた。

11/14-4 (時間: 15:09 - 15:22)
題名テレビ送出統合設備の構築と運用
著者*中田 和宏 (株式会社中国放送 技術局技術管理部), 島矢 勝久 (株式会社あいテレビ 技術局技術部)
Pagepp. 566 - 567
Keywordデジタル放送, 日本初, 統合, マスター
Abstract地上デジタル放送を開始するに当たり地方局の設備投資額・運用費等の削減を図るためにこの統合設備の構築構想が検討され、実際に日本で初めて広島・中国放送(以下RCC)と愛媛・あいテレビ(以下ITV)2局が実施することになった。 この設備の概要と運用について説明する。

11/14-5 (時間: 15:22 - 15:35)
題名交通情報新作画システム
著者*鵜澤 史貴 (NHK岡山放送局(技術))
Pagepp. 568 - 569
Keyword画像作画, HDアニメーション
Abstract 2006年7月、平日朝の放送に用いている交通情報の作画装置を更新したので報告する。以前から「交通情報の表示がわかりにくい」との視聴者からの意見があり、それに応える形で開発を行った。「高速道路情報」「岡山市内・倉敷市内その他混雑情報」「工事・規制情報」を送出することができる。  情報は交通情報センターに置かれたPCから手動入力され、ISDN回線経由でNHK岡山局のサーバに登録される。映像として出力するソフトで、XMLフォーマットとして入力されたデータを元に画像生成を行う。その映像をスキャンコンバータによりHD-SDIに変換し、アニメーション付きHD画質で送出する。

11/14-6 (時間: 15:35 - 15:48)
題名電子タグを活用した簡単リモコンの開発
著者*荒木 秀隆 (日本放送協会広島放送局技術部), 山本 正男 (日本放送協会技術局視聴者技術センター), 清水 剛敏, 齋藤 光正 (ソニー株式会社テレビ・ビデオ事業本部リモコンセンター)
Pagepp. 570 - 571
Keywordリモコン, 電子タグ, RFID, ICタグ, デジタル放送
Abstract デジタル放送のデータ放送では、所望のコンテンツを選択する場合、リモコンボタンを複数回プッシュする必要があり、操作の煩雑性が課題となっている。  例えば、BSデジタルのデータ放送「広島県の天気の警報・注意報情報」を選択する場合、dボタンを押してから表示にいたるまでに、14回ものボタンプッシュが必要となり煩わしい。  このため、高齢者など、複雑なリモコン操作に不慣れな視聴者にも、データ放送の豊かなコンテンツを簡単に利用できるようにするため、ワンアクションの直観的操作でコンテンツを簡単選択できる、電子タグを活用したリモコンを開発した。


部門: 15. 医療電子・生体工学 I
日時: 2006年10月21日(土) 10:50 - 11:55
部屋: 21号館 2階 22121室 (→地図)
座長: 山本 秀樹 (岡山大学教育学部教育システム工学講座)

15-1 (時間: 10:50 - 11:03)
題名PHSデータ通信端末を用いたイベント心電計
著者*岩本 純一, 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院)
Pagep. 572
KeywordPHSデータ通信端末, イベント心電計, R-Rインターバル, 姿勢, 行動

15-2 (時間: 11:03 - 11:16)
題名携帯型PHS端末を活用した高齢者コミュニケーション支援システム
著者*南 崇, 永池 友香, 小川 英邦, 米沢 良治 (広島工業大学 工学部)
Pagep. 573
Keyword携帯型PHS端末, 高齢者コミュニケーション, 顔写真

15-3 (時間: 11:16 - 11:29)
題名ベッド離床検出システム
著者*石田 良一, 岩成 徹 (技術センター中国), 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院)
Pagep. 574
Keyword離床, 商用交流電源, 静電誘導

15-4 (時間: 11:29 - 11:42)
題名同軸電極を用いた輸液路モニタリングシステム
著者*槇 弘倫 (国際医療福祉総合学院), 米沢 良治, 小川 英邦 (広島工業大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治, 濱田 眞悟 (下関厚生病院)
Pagep. 575
Keyword輸液路, 商用電源線, 静電容量, 織布テープ

15-5 (時間: 11:42 - 11:55)
題名パターン分離法による血液色素分布の二次元計測
著者*垣内 優一, 沖本 大介, 中野 雄史, 藤本 勲 (広島工業大学)
Pagep. 576
Keyword血液色素分布, 分光画像, パターン分離法, 画像処理, 近赤外計測
Abstract波長巾約10nmの液晶可変フィルタと高感度カメラを用いた近赤外分光画像センシングにより人間の手のひらの分光画像を取得,Lambert-Beer則にもとずく吸収スペクトルの違いを利用したパターン分離法を用いることにより血液中の酸化ヘモグロビンや還元ヘモグロビンの血液色素の二次元分布情報を画像として取得することができた。


部門: 15. 医療電子・生体工学 II
日時: 2006年10月21日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 21号館 2階 22121室 (→地図)
座長: 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科自然科学基盤系学域)

15-6 (時間: 13:00 - 13:13)
題名頸髄損傷者のための顎操作によるポインティングデバイスの開発
著者*六名 泰彦, 谷本 義雄, 難波 邦治 (吉備高原医療リハビリテーションセンター/研究情報部), 山本 秀樹 (岡山大学/教育学部)
Pagep. 577
Keyword頸髄損傷, ポインティングデバイス, 顎操作
Abstract麻痺により上肢や手指を動かすことが困難な高位頸髄損傷者がコンピュータを使用する場合、マウスやトラックボールなど、一般的なポインティングデバイスを操作することが困難な場合がある。これまでに、頸髄損傷者が両上肢を使って効率よくコンピュータ操作を行うポインティングデバイスの開発を行っている[1]。今回、高位頸髄損傷者が顎によって操作を行うことができるポインティングデバイスの開発を行い、計測結果からその有効性を確認したので報告する。

15-7 (時間: 13:13 - 13:26)
題名脊髄損傷者のための住宅改造支援システム
著者*難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 六名 裕美 (吉備高原医療リハビリテーションセンター/研究情報部), 山本 秀樹 (岡山大学/教育学部)
Pagep. 578
Keyword住宅改造, 脊髄損傷者, データベース
Abstract脊髄損傷者が家庭復帰の際に、住宅改造を行う場合がある。当センターでは、的確に住宅改造が行えることと、改造前に改造後の状況を把握する目的で、住宅改造の指導時に三次元コンピュータグラフィクスを用いた住宅改造のデモンストレーションを行っている1)。今回は、住宅改造指導時にリハスタッフが改造の立案を効率よく行う目的から、これまで実施したデモンストレーションの内容をデータベース化した住宅改造支援システムを開発したので報告する。

15-8 (時間: 13:26 - 13:39)
題名脊髄損傷者の斜方移乗動作の解析
著者*谷本 義雄, 難波 邦治, 六名 泰彦 (吉備高原医療リハビリテーションセンター/研究情報部), 山本 秀樹 (岡山大学/教育学部)
Pagep. 579
Keywordトランスファー動作, 脊髄損傷者, 動作解析, 画像計測, 力計測
Abstract脊髄損傷者にとって、車いすからベッドや便座などへの移乗動作(トランスファー動作)は基本的な動作の一つで、リハビリテーション医療現場では、プッシュアップ訓練後、実施されることが多い。これまでに我々は、トランスファー動作時の画像と、左手、両足、臀部にかかる力を同時に計測する、トランスファー動作計測装置を開発し、脊髄損傷者5名のトランスファー動作と健常者の結果を比較することにより、脊髄損傷者のトランスファー動作の特徴を明らかにしている1),2)。今回は、トランスファー動作を画像により3種類の期間に分類し、それぞれの力波形について検討したので報告する。

15-9 (時間: 13:39 - 13:52)
題名LabVIEWによる指尖容積脈波測定I/Fの構築と反射型指先脈波測定装置による測定部位依存性の検討
著者*蔭山 大輔, 植木 智之, 藤村 喜久郎, 中西 功, 副井 裕 (鳥取大学 工学部 電気電子工学科)
Pagep. 580
Keyword容積脈波, LabVIEW
Abstract現在,増加の一途をたどる生活習慣病は現代人の死亡原因の三分の二以上となっている.現状では完治が非常に難しいため,予防医学の推進,健康管理の重要性が指摘されている.そこで客観的にこれらを判断する機器が求められているが,これらの家庭への導入が困難であり,安価で簡単に健康の目安を知ることができる測定システムが求められている.本研究では診断が容易である指先脈波を用い,脈波解析を行うために計測系システム開発用ソフトウェアLabVIEWを用いてI/Fソフトウェアの構築を行う.またフォトリフレクタを使用し指先脈波測定部位依存性の検討も行う.

15-10 (時間: 13:52 - 14:05)
題名NGnetを用いた遺伝子ネットワークの同定
著者*前田 英樹 (鳥取大学), 園田 克樹, 山根 総一郎 (JFE技研), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学), 畠山 眞里子 (理化学研究所)
Pagep. 581
Keyword遺伝子ネットワーク, 正規化ガウス関数ネットワーク, EMアルゴリズム
Abstract我々はEMアルゴリズムを使用して遺伝子ネットワークのNGnetモデルを同定する手法を提案している. 遺伝子ネットワークの同定とは, マイクロアレイの時系列データから遺伝子間の相互作用を推定することである. しかし, この手法は実際に微分方程式を解いていないため, 同定したモデルが実験データを説明するのに十分なものであるとは限らない. そこで本研究では, 微分方程式を実際に解くことで, 同定したモデルの妥当性を検証する手法を提案し, 検証結果を示す.


部門: 15. 医療電子・生体工学 III
日時: 2006年10月21日(土) 14:20 - 15:25
部屋: 21号館 2階 22121室 (→地図)
座長: 米澤 良治 (広島工業大学 情報学部 健康情報学科)

15-11 (時間: 14:20 - 14:33)
題名Cell Illustratorにおける計算環境支援ツールの開発
著者*田中 寿宜 (大島商船高等専門学校), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校/山口大学理学部), 松野 浩嗣 (山口大学理学部), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所)
Pagepp. 582 - 583
KeywordCell Illustrator, XML, CSML
Abstract細胞内の分子間における相互作用の理解を助ける為,計算機を用いた数理モデル化とシミュレーションのツールの開発が進められている.我々は,生命パスウェイのモデル化手法としてペトリネット理論を基本構造に持つCell Illustrator(CI)を独自に開発している.また,CIの結果からバイオロジスト(ユーザ)が直感的にイメージする分子作用の働きを,アニメーションとして表せるCell Animatorも開発している.しかし,これを利用するユーザはXML記述の高いスキルが要求された.今回,XML記述をGUIで容易に作成できるCI Builderと,モデルの改変で自動的にCIの実行結果をCell Animator上で確認できるCI Manipulatorの作成を行った.ユーザは計算機を扱うスキルを強く意識することなく,モデルの改変と分析が行えるCIの計算環境を整えることができた.

15-12 (時間: 14:33 - 14:46)
題名各種光が人体に与える癒し効果の研究
著者*松浦 司 (松江工業高等専門学校), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校電気工学科)
Pagep. 584
Keyword光, 癒し効果, リラックス
AbstractLED光や白熱灯や蛍光灯などの各種光が人体に与える癒し効果について述べたものである。具体的には、各種光を人体が浴びた時に脳波を測定し、これにより癒し効果が得られているかどうかについて検討するものである。

15-13 (時間: 14:46 - 14:59)
題名ALS患者のためのERPを用いた意思伝達に関する臨床実験
著者*村上 拓 (米子工業高等専門学校 専攻科), 加納 尚之 (米子工業高等専門学校 電子制御工学科)
Pagepp. 585 - 586
Keyword筋萎縮性側索硬化症(ALS), 事象関連電位(ERP), 意思伝達
Abstract思考能力は健常者と同じであるにもかかわらず,周囲の人に意思を伝えることができない筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)患者のために,事象関連電位(Event-Related Potential:ERP)の成分であるP200とN200とP300を用いた意思伝達に関する研究を行っている.本報告では,実際のALS患者を対象に目標項目を特定する実験を行った結果,非常に高い正答率を得ることができたことについて報告する.また,本ALS患者がさらに高い正答率を得るための方策について検討を行ったので併せて報告する.

15-14 (時間: 14:59 - 15:12)
題名超音波センサを用いた離床検知装置の開発
著者*丸山 祐二, 山田 陽 (山口大学), 春山 和男 (宇部工業高等専門学校), 明石 卓也, 若佐 裕治, 田中 幹也 (山口大学)
Pagepp. 587 - 588
Keyword離床検知, 超音波
Abstract認知症高齢者が集まって生活するグループホームや他の福祉施設、病院などにおいては認知症患者が離床するときに介護者などを呼ばずに単独で離床し、その結果転倒したり徘徊したりすることが問題となっている。現在、離床検知装置としてマットセンサが多く使われているが、マットに躓く、滑って転ぶなどの問題がある。そこで本稿では、超音波センサを用いて被験者がベッド上で起床することを検知する手法を提案する。送信センサを2つ、受信センサを1つ用いて超音波の反射状況に応じて被験者がベッド上で座っている場所の識別(右端、中央、左端)も可能な機能の開発をし、その有用性を示す。

15-15 (時間: 15:12 - 15:25)
題名ハイブリッド関数ペトリネットによるマウス時計遺伝子機構光応答シミュレーション
著者*三藤 なつ美, 松野 浩嗣, 井上 愼一 (山口大学大学院理工学研究科), 宮野 悟 (東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター)
Pagepp. 589 - 590
Keywordシミュレーション, サーカディアンリズム, 光応答, 位相変化
Abstract本研究では、ハイブリッド関数ペトリネットによりモデル化されたマウス時計遺伝子機構モデルを用い、サーカディアンリズムの光応答に関するシミュレーションを行った。 マウスの時計遺伝子のひとつであるPerは光により転写を促進される性質をもつ。このことをもとにPermRNAを増加させシミュレーションを行った光応答シミュレーションの結果、実際の生物実験と同様の位相反応曲線が得られることがわかっている。 本研究では、このPermRNAの増加量に注目してさらにこの増加量を様々に変化させた場合のシミュレーションを行い、PermRNA増加量とサーカディアンリズムの位相変化の関係について考察した。


特別講演
日時: 2006年10月21日(土) 16:15 - 17:15
部屋: 25号館 8階 ホール (→地図)
座長: 東 恒人 (岡山理科大学工学部情報工学科)

(時間: 16:15 - 17:15)
題名太陽の自転・公転と植物の生活
著者*波田 善夫 (岡山理科大学 総合情報学部)
Pagep. SP-1
Keyword太陽軌道, 公転, 樹形, 早春植物