アミノグリコシド系抗生物質の腎毒性を防御する新規素材の開発

広島大学産学共同活動テーマ

登録番号: 419
アミノグリコシド系抗生物質の腎毒性を防御する新規素材の開発
● 担当教官: 永井純也/高野幹久
● テーマ説明:  アミノグリコシド系抗生物質(以下、アミノグリコシド)は、臨床においてきわめて有用な抗菌薬であり、敗血症などの感染症に対する不可欠な治療薬である。しかし、比較的に高頻度で腎毒性を惹起するため、臨床においてアミノグリコシドの処方が控えられる傾向にある。
 我々は、これまでにアミノグリコシドの腎蓄積を担うタンパク質がメガリンと呼ばれるレセプターであることを明らかにしてきた。さらに、メガリンへのアミノグリコシドの結合をペプチドを用いて抑制できることを見い出し、アミノグリコシドの腎蓄積、ひいては腎毒性を防御できることを発見した。現在、アミノグリコシドの腎蓄積を阻害するペプチドをいくつか見い出しているが、中でも、N-W(E7K)と名付けた20アミノ酸からなるペプチドが、in vitroおよびin vivoで良好な成績を有することを認めている。
 この結果は、現在臨床使用されているゲンタマイシン、アミカシン、ジベカシン、アルベカシンなどのいかなるアミノグリコシドにおいても応用可能であり、今後関心ある企業等との製剤化に向けた共同研究・開発を進めたい。
● キーワード: アミノグリコシド系抗生物質、ペプチド、腎毒性、防御剤、感染症
● 分野: 医学・歯学・薬学
● 公開日時: 2005年07月08日 11時43分


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