遺伝子の変異に応答する機能性分子を利用した新しい遺伝子診断技術の確立

広島大学産学共同活動テーマ

登録番号: 429
遺伝子の変異に応答する機能性分子を利用した新しい遺伝子診断技術の確立
● 担当教官: 木下 英司
● テーマ説明:  本研究において機能性分子として用いる低分子亜鉛化合物(亜鉛サイクレン)は、DNAのチミン(T)に可逆的に結合してその二重らせんに局所的なバブル構造を形成させる(局所的構造変化の誘導)。そのため、DNAの電気泳動を行う際に本化合物を泳動媒体となるゲルに加えることで、DNA配列中のTの数・位置により固有のシフト(泳動度の遅れ)を生じる。この泳動度の違いを指標にすることによって、遺伝子変異の検出が可能となる。この技術は、特に、一塩基多型(SNP)に起因するヘテロ二重鎖PCR産物の検出をより高感度にする効果を持つ。(特開2004-101409)
 現在,迅速性や大量処理を指向としたキャピラリーゲル電気泳動法への応用を試みている最中で,これらの原理をシステム化できる技術を持つ企業と連携して研究を行いたい。
 本研究で開発する全く新しいオリジナルなSNP解析技術の原理は,21世紀のポストゲノム科学,特にテーラーメイド医療を実現するためのゲノム情報を明らかにする臨床科学分野の発展に大きく貢献するものと確信している。
● キーワード: 低分子亜鉛化合物、一塩基多型、遺伝子診断、ゲノム解析、テーラーメード医療
● 分野: バイオテクノロジー/化学/医学・歯学・薬学
● 公開日時: 2005年09月05日 17時10分


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